2016.3.22 予算等特別委員会(6日目)~農林水産業費・土木費

 3月22日 9:30より、藤沢市議会予算等特別委員会が開催され、傍聴しました。内容の抜粋は次の通りです。

 

【農林水産業費】

185.地産地消推進事業費 760万3千円/639万5千円/489万7千円

神村委員 

 片瀬漁港を活用してレストランやバーベキューに取り組むべきだが?⇒漁港設置時に用途目的が定められている。国庫補助金の返還も生じるので難しい。

友田委員

 地産外商に向けた、市外への取り組み状況は?⇒平成28年度に藤沢産利用推進店制度によりブランド力を高め、市外への情報発信を考えていく。

 市外からの情報発信も有効だが?⇒1月に日本橋で行われたキャンペーンで、トマト・加工品を出展した。みなとみらいのフレンチレストランで藤沢産の農産物使用したメニューに取り組んできた。

 利用推進店へのインセンティブは、情報発信にある。るるぶ藤沢への掲載などの考えは?⇒ホームページでの利用推進店のメニュー、住所などを掲載しているが、ランクで情報量を増やしたり、元気バザールへの優先出展などを検討していく。るるぶにもランク上位を優先的に掲載できるようにしていきたい。

佐賀委員

 推進店のロゴが湘南藤沢産から藤沢産となる。市側から声掛けをしていくべきだが?⇒商工会議所やJAと連携しながら進めていく。

186.環境保全型農業推進事業費 79万7千円/173万4千円/136万4千円

187.水田保全事業費 3,000万円/4,000万円/1,000万円

井上委員

 予算が1,000万円減しているが?⇒対象をエコファーマーに限定してからの実績に合わせて減額したもの。

 環境にやさしいお米として付加価値が上がった。今後のブランド力向上の取り組みは?⇒平成26年度から、推進月間にわいわい市で、お米の試食をしている。県内281人のうち、135人で1位となっている。環境に配慮する藤沢市をPRすることで、ブランド力を高めていきたい。

山口委員

 エコファーマーの認定状況は?⇒現在121人。50歳以下が24%、60歳代が41%、70歳代が24%、80歳代が11%。今年度の平均耕作面積は39アール。

 水田耕作者の高齢化が進んでいるが、どう確保していくのか?⇒家族経営が中心だが、規模の拡大による経費の縮減が全国の流れ。法人化も必要で検討している。

 法人化した時の支援の考えは?⇒登記費用の国の補助事業があり、活用を検討していく。

 個人支援のエコファーマーはどうしていくのか?⇒法人への認定も可能なので、個人・組織への支援を検討していく。

 農業用水路のゴム堰の状況は?⇒13水利組合の内、9つの堰があり、4つがゴム堰。堰き止める必要のないときには、空気を抜いて撤去できる。

 ゴム堰には電気代がかかる。太陽光パネル設置の考えは?⇒ゴム堰に電気代がかかるのではなく、ポンプアップに電気代がかかる。再生可能エネルギーは有効だが、1つの堰でどのくらい必要なのか、維持管理、設置場所などの課題ある。

 水利組合の負担軽減への考えは?⇒ゴム堰には以前よりコストかかる。補助率の見直しの研究をしていく。 

188.担い手育成支援事業費 1,859万1千円/1,634万1千円/2,084万6千円

永井委員

 青年就農給付金の交付状況は?⇒9人へ年150万円、5人に半期分75万円交付している。

 県内他市の状況は?⇒平成27年度全体で69人。平成28年度、藤沢市は14人。

 新規就農者、若い人からは野菜を洗う場や出荷調整の場がないが、支援できないか?⇒出荷調整の場は課題と認識している。今後、JA等と話し合いをしていく。

189.産地競争力強化事業費 220万5千円/205万円/654万6千円

190.遊休農地解消対策事業費 41万円/41万円/344万7千円

191.(新規)健康と文化の森地区農業振興事業費 386万6千円/—/—

神村委員

 健康と文化の森地区の市街化区域編入による周辺農業活性化検討業務委託の内容は?⇒市街化編入で影響のある遠藤地区の農業振興について、調査・研究するもの。

 漁業振興について、しらすの安定供給のための超冷凍庫や、釜揚げ全自動加工機などへの補助の考えは?⇒漁業関係者と話し合いをしていく。 

友田委員

 業務委託の具体的内容は?⇒農家へのアンケートと分析、全国事例の収集と分析、農業者へのヒアリング、農業振興方策の検討など。

 その結果をどう反映させるのか?⇒農をいかしたまちづくりがテーマ。市街化された地区で、農業継続できる方策を検討していく。

192.野菜生産出荷対策事業費 2,256万8千円/2,256万8千円/2,256万8千円

193.湘南野菜生産育成事業費 1,079万4千円/1,981万4千円/2,541万4千円

194.野菜価格安定事業費 348万7千円/348万7千円/360万円

195.学校給食用農水産物生産出荷対策費 156万2千円/151万3千円/151万3千円

阿部委員

 市内産大豆の使用料とメニューは?⇒平成27年度は3トンを超えている。五目煮やポークビーンズなど。新たな取組として、きな粉トースト。

 中学校給食でも市内産利用されているのか?⇒献立、食材の発注は栄養士が行っている。小学校給食と同様にしている。

 大豆の食育について、味噌作りや豆腐作りなどあるが?⇒学校の意見を聞いて、可能性を検討していく。

196.畜産振興対策事業費 629万2千円/629万4千円/532万2千円

197.農業用水路等改修事業費 1,162万5千円/1,226万1千円/1,178万9千円

198.農業基盤整備事業費 6,085万5千円/7,693万8千円/8,269万8千円

199.漁港機能保全対策事業費 725万8千円/993万7千円/1,506万1千円

友田委員

 江の島西浦の船揚場整備事業の内容は?⇒スロープのコンクリートのたたきが崩れているため補修するもの。

 漁業者の利用状況は?⇒湘南港が整備されたため、使用していない。

 今後の利用の考えは?⇒漁業施設だが、観光客が増えると見込まれるため、多目的な利用を視野に維持管理をしていく。

佐賀委員

 片瀬漁港の浚渫について、市へ寄せられた意見は?⇒海水が濁った、臭いがするとの意見があった。

 水質調査の状況は?⇒パックテストをしたが、排水は汚れが多かったが、沈殿した上水は通常の濃度となった。

 浚渫工事は定期的に行うが、今後の手法は?⇒今回の海水の汚れ、臭いを踏まえ、次回の工事を行っていく。

200.つくり育てる漁業推進事業費 588万1千円/587万4千円/1,362万8千円

山口委員

 イベントの開催回数を増やす考えは?⇒漁協の協力が必要。相談して可能性を検討していく。

 

【土木費】 

226.急傾斜地防災事業費 1,642万3千円/1,051万5千円/101万5千円

227.片瀬山地区防災対策事業費 1億4,963万4千円/12月補正で債務負担行為を設定/—

228.狭あい道路整備事業費 2億4,186万5千円/2億4,231万5千円/2億4,235万円

友田委員

 狭あい道路の隅切りの取得状況は?⇒必要性を説明し、協力をいただいているが、取得は地権者の意向によることと、宅地の狭小化により、なかなか進まない。

 今後、積極的に取得していくべきだが?⇒隅切りの必要性をPRしていく。

229.道路施設改修事業費 9,789万7千円/2,877万3千円/—

神村委員

 トンネルの調査結果は?⇒大庭トンネルは健全、村岡トンネルは空洞区間があるが整備時のもので、早期な措置が必要。

 いつまでに対策するのか?⇒5年以内に何らかの措置をする。平成28年度に学識者の意見聞いて、トンネルの長寿命化計画を策定し、29年度から実施してく。村岡トンネルは5年ごとの点検のほか、月1度点検、大雨時の臨時点検をしていく。

 その他の道路施設の状況は?⇒照明灯、地下道、大型標識など、道路施設全体の長寿命化計画をたてて、事業の平準化を図っていく。

永井委員

 道路照明灯について、LED化を進めるべきだが?⇒平成29年度までに点検を実施したうえで、照明灯の長寿命化計画を策定し、順次進めていく。

阿部委員

 路面下空洞調査の結果は?⇒平成27年度に広域避難場所への経路、緊急輸送路など25路線、141kmを調査した。34か所に異常があり、陥没危険度を4段階として、要緊急対策2か所、陥没可能性Aが8か所、Bが7か所、Cが17か所となり、要緊急対策2か所と他の3か所は対策済み。残る29か所は2次調査をして28年度の対応を考えている。

 平成28年度の調査予定は?⇒1・2級道路の69路線、146kmを予定。

 生活道路1,000kmの調査も必要だが?⇒試験的な調査を検討していく。

230.市道新設改良費 4億1,126万2千円/6億3,662万3千円/6億8,127万5千円

友田委員

 今後のセミフラット化(バリアフリー化)の計画は?⇒基本方針に基づき、駅中心に基本計画の策定を進めている。藤沢駅、湘南台駅周辺は完了している。六会日大前駅周辺を整備中で、平成29年度から善行駅周辺に着手していく。

永井委員

 善行駅周辺のバリアフリー化について、事業計画と今後のスケジュールは?⇒駅中心に半径500m以内を高齢者、障がい者の利用施設を囲む範囲として、面積0.46k㎡を整備する。8ルートあり、延長は2.31km。今後は、石名坂善行線から平成28年度に測量し、29年度から3か年で整備する。その後、駅前広場中心に、平成37年度末の完成を目指していく。

山口委員

 自転車走行レーンについて、課題は?⇒平成27年3月に中学通り線整備後の調査では、車道の左側でなく逆走が2%、歩道走行が20%、自動車の駐車やバス停車じの危険など。

231.道路安全対策費 1億2,121万1千円/9,590万1千円/9,490万2千円

平川委員

 通学路の合同安全点検の未実施個所の状況は?⇒平成26年度3か所、27年度は4か所が未実施。

 いつ頃実施できるのか?⇒平成26年度の3か所は、児童の通学方法がかわり、再検討している。27年度の4か所は、2か所はカーブミラーの新設で地権者の承諾交渉中。2か所は、カラー舗装で舗装打ち換えが必要で、28年度に対応する。

 中学校の通学路の危険個所の状況と把握の方法は?⇒小学校の通学路を対象にしている。中学校への聞き取りはしていない。

 今後も中学校に対しては対応しないのか?⇒小学校32校から年間120~150か所の要望がある。まず対応したうえで、中学校について検討していく。

 大雨時の測候桝のつまりにどう対応しているのか?⇒台風など大雨の予報の時は事前に測候の清掃をしている。

 薄くなっている区画線230kmについて、平成25年度から4か年で対応するとのことだったが、進捗状況は?⇒現在120kmで進捗率は52.2%。

 3年が経ち、進捗率が低いが?⇒通学路点検での新設要望54kmを優先したため、平成28年度予算を増やして4年計画でできるようにしていく。

232.橋りょう改修費 2億3,652万2千円/2億4,262万3千円/1億6,149万9千円

清水委員

 境川の山本橋の耐震化について、橋梁はどの程度の地震に耐えられるのか?⇒阪神淡路大震災後に内陸直下型に見直された。道路橋仕法書に基づき耐震化をするもの。

 津波浸水区域内にある橋梁数と耐震化の進捗状況は?⇒境川で4橋、引地川で5橋、耐震化完了は5橋。残りは4橋。

 国道467号の境川橋は県の管理。市の橋梁への影響は?⇒津波の高さや漂流物があり、橋梁への影響は不確定。揺れに対する耐震化を進めている。

山口委員

 山本橋の工事内容は?⇒昭和63年に築造。昭和55年の基準なので、最新の基準に基づき、橋台、橋脚ま改良、ダンパー設置などを行う。

233.橋りょう架替事業費 9,282万2千円/2,658万6千円/—

味村委員

 蓼中橋の架け替えについて、どのくらいの拡幅になるのか?⇒河川を8m広げ、対応雨量は最大60mm、人道橋と統合して、6mから9.2mに拡幅する。

 今後のスケジュールは?⇒県と河川協議をしている。平成28年度には添架管のガス管、上空の電線の移設、工事は29年度着工で31年度に橋梁の完了、32年度に事業完了予定。

234.自転車対策費 9,131万7千円/9,919万9千円/7,862万円

235.自転車駐車場整備費 4,561万3千円/689万円/4億7,240万8千円

友田委員

 自転車駐車場の今後の計画は?⇒藤沢駅南口周辺について、短期的に江ノ電高架下の整備をしていく。大型商業施設での確保、民間駐輪場の確保、助成制度により整備に努めていく。

 藤沢駅以外の整備予定は?⇒本町駅、善行駅西口周辺に無料駐輪場ある。道路整備に合わせて有料施設を整備していく。

 江ノ電高架下の整備について、パーキングメータがなくなると車が止められなくなる。駐車場の確保と荷捌き場の確保の考えは?⇒警察との協議後図面ができた段階で、地元と調整していく。駐車場の確保は近隣に駐車場が多くあるので確保できる。荷捌き場は今後調整していく。

236.一色川改修費 3,241万6千円/9月補正で増額/—

井上委員

 一色川の改修について、事業期間25年間だが、もっと早くできないか?⇒一定の水害を解消するには、2段階の15年。いかに短縮できるか、橋梁の架け替えを同時にできないか検討していく。

237.総合交通体系推進事業費 823万円/7,346万3千円/5,441万6千円

神村委員

 善行地区の乗り合いタクシーについて、平成28年度から地域組織の運営となる。それぞれの役割は?⇒NPOが中心となり、地域の協賛金集め、、採算性の確保出来ることが示された。地域団体と連携して取り組んでいく。

友田委員

 辻堂駅周辺の渋滞対策について、平成27年度に実施した交通量調査の結果は?⇒開業直後は9,000台/日が、今回は10,000台/日。渋滞の長さは、1,300mが今回300m。今後も効果的な交通対策をしていく。

 交通量調査は定期的にしていくのか?⇒今回のように交通の変化があった時に実施していく。

 通勤・通学時に1車線が駐車で渋滞するケースある。駐車禁止の申し入れを警察にすべきだが?⇒住民、利用者の意見を聞いて警察と協議していく。

清水委員

 湘南モノレールについて、湘南江の島駅のバリアフリー化の状況は?⇒経営者がかわり、駅舎改修計画が見直しとなった。バリアフリー化をするよう要請していく。

 車から公共交通への転換が必要。鉄道事業者との連携の考えは?⇒事業者と連携しながら、今後も取り組んでいく。

山口委員

 善行での乗り合いタクシーについて、他地区での取り組み状況は?⇒六会地区で新たな検討を始めた。

238.健康と文化の森整備事業費 1,809万5千円/5,164万6千円/2,106万3千円

神村委員

 道の駅としての活用について、検討すべきだが?⇒パブリックコメントで意見いただいている。関係団体、地域の意見を聞きながら、検討していく。

 まちづくりアクションプラン委託の内容は?⇒調整区域から一般保留区域として位置付けられる。区画整理事業を想定し、アクションプランで、事業区域を定め、シミュレーションしていく。

味村委員

 遊水地の対策は、平成28年度に具体化されるのか?⇒浸水対策検討委託について、測量データにより、流出解析をしている。結果を踏まえて、平成28年度に対策の立案に取り組んでいく。

239.新産業の森整備事業費 4億621万1千円/8,657万4千円/1億3,527万2千円

240.遠藤葛原線新設事業費 3,379万9千円/1億1,638万円/2億3,911万1千円

井上委員

 整備状況と今後の見通しは?⇒事業用地9,440㎡のうち7,740㎡取得で取得率は82%。残りの用地取得を進めていく。

 今後、葛原工区の進捗が進まなかった場合、遠藤工区を先に整備するのか?⇒柔軟に対応していく。

味村委員

 第二工区の整備状況と今後のスケジュールは?⇒葛原綾瀬線から県道横浜伊勢原線までの750mについて、平成28年度予備設計をしていく。

241.健康の森保全再生整備事業費 3,272万8千円/2,339万3千円/2,037万6千円

242.藤沢駅周辺地区再整備事業費 3億7,914万8千円/3億1,848万3千円/7,124万5千円

佐賀委員

 南口整備のスケジュールは?⇒平成28年度に再整備に向けて関係者と検討組織をつくり、2年程度で計画をまとめていく。

243.長後地区整備事業費 691万9千円/1,141万3千円/1,045万円

平川委員

 長後755号線整備について、市民センター西側の交差点も危険だが?⇒今後、地域と意見交換をしていく。

244.村岡地区都市拠点総合整備事業費 9,312万4千円/1億5,035万8千円/4,345万3千円

土屋委員

 村岡新駅について、費用負担の協議状況は?⇒請願駅なので、全額自治体負担となる。乗降客数、税制効果などを踏まえて協議している。

 JRき負担しないのか?⇒新駅設置については、負担を求めていく。

245.柄沢特定土地区画整理事業関連雨水調整池整備事業費 2億3,282万2千円/7億5,264万円/12億500万円

246.石川下土棚線街路新設事業費 1億5,350万5千円/2億1,879万円/2億3,898万4千円

247.主要幹線道路対策費 114万5千円/114万5千円/114万5千円

吉田委員

 横浜湘南道路の開通の見通しは?⇒国は平成32年度を目標としている。

248.公園改修費 1億1,479万6千円/5,596万1千円/3,278万2千円

山口委員

 健康遊具の設置状況と目標は?⇒平成26年度で45公園、101基。目標は、平成27年度から32年度で49公園、108基を整備し、最終的には94公園、209基をめざす。

249.近隣・街区公園新設事業費 1,376万8千円/1,648万1千円/6,847万円

土屋委員

 直近の市内公園の整備状況は?⇒県立の2公園を含めて、305公園、223.71ha。5.3㎡/人。

 公園未到達区域の地域は?⇒市内主には鵠沼地区、辻堂地区に多い。

250.街路樹整備費 1,876万1千円/1,046万円/1,004万5千円

井上委員

 市内街路樹の状況と管理体制は?⇒市内279路線、駅前ロータリーなど、中・高木15,500本、低木134,000㎡。まちづくり協会へ委託管理している。

 茶毒蛾などの発生もあり、民家への影響ある。木を切るにも合意が必要。今後の管理方針をどうしていくのか?⇒危険な木については、診断し倒木の恐れがある場合は伐採などの対応をしていく。毎年虫が発生する場合は、合意を得たうえで対応していく。

251.空き家対策関係費 781万2千円/—/—

友田委員

 集合住宅の空き室の活用も一緒に対応すべきだが?⇒団地再生に取り組んでいく。

 地域包括ケアシステムの住まい方がある。4月から担当ができるが、団地を考えると、総合的に取り組む新たな組織が必要と考えるが?⇒住宅課は市営住宅の管理をしてきたもので、住宅政策には取り組んでこなかった。住宅政策に取り組むには、方向性を定めることが必要。地域包括の中の住まいを議論しており、平成28年度中に明らかになる。28年度の総合指針の見直しでどう位置づけるか、団地再生の方向性を出していく。そのための具体的組織を明確にする必要がある。平成29年度に向けて議論していくこととなる。

井上委員

 市内空き家のデータ作成状況は?⇒建物の所在地、現況、所有者とのやりとりを記録している。251件登録している。平成28年度から特定空家に認定、利活用に向けた準備をしている。

 基本計画を策定したら国から補助を受けられるが?⇒本市ではまず、空き家の適正管理を進めるため、ガイドラインをつくった。空き家対策基本方針を策定し、4月から進めていく。今後、有効であれば、計画の策定も含めて検討していく。

【予算の概況以外の事業】

友田委員

 屋外広告物について、藤沢宿周辺の街なみ継承地区指定区域は歴史を活かしたまちづくりをしていくこととなっている。屋外広告物も街並には重要。地区における規制は?⇒屋外広告物は市域全域で許可制となっている。自然、住居、商業など5つ定め、藤沢宿の街なみ継承地区では、国道467号線や本町駅周辺は商業系、遊行寺周辺は自然系となる。商業系は面積30㎡で高さ10m以内、自然系は5㎡で高さ5mいない。

 建物と足並みをそろえるべきだが?⇒景観法の制度を活用して、事業者と協議して誘導していく。

 景観法にかからない規模でも条例に定めるべきだが?⇒まちづくりの進め方について、景観形成地区に指定していくが、地域の方々と意見交換していく。

 湘南台駅西口のカーリフトの撤去に向けた進捗状況は?⇒国庫補助の返還が生じないことを確認した。地域の理解も得て、設計をしている。できるだけ早い時期に撤去していく。

 撤去後の活用は?⇒市民センターを窓口として方法を検討している。地下の空きスペースに防災機能をとの意見あったが、具体化に至っていない。

土屋委員

 横須賀水道道について、平成28年度の予定は?⇒村岡線北側200mは完了している。28年度はその先の260mを予定している。

 工事の時期は?⇒国庫補助があるため、夏以降となる。

 湘南台駅付近の車止めについて、点字ブロックがあり、ぶつかりそうになったというが?⇒設置当時と土地利用が違う所がある。地権者と調整し、28年度車止めを移設、撤去していく。

友田委員

 公園管理について、原則禁止行為について、柔軟な対応をすべきだが?⇒他の人に危険が及ばないように、野球やサッカーは禁止している。ボール遊びまでは禁止していない。球技に近いものについては、課題の解消と合意が前提となる。関係部門と連携して研究していく。

 公園で、猫などへのえさやりについて、どう対応していくのか?⇒パトロールで確認できたら、看板で注意喚起をし、だめなら直接やめるようにお願いしている。

 それでもやめない人について、公園内での不法投棄として扱えないか?⇒関係部門と検討していく。

味村委員

 市営住宅について、住宅に困っている高齢者専用住宅の応募状況は?⇒世帯向け6戸に対して12件、単身向け11戸に118件の応募があった。

 どう捉えるか?⇒今年度から、単身者について、一般向け基準を変更し、部屋数を増やして対応している。

 以上、報告とします。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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