2016.5.13 広報広聴委員会

 5月13日 10:30より、藤沢市議会広報広聴委員会が開催され、傍聴しました。内容の抜粋は次の通りです。

1. 議会報告会について

 5月8日に行った議会報告会「カフェトークふじさわ」の報告書・参加者アンケートの結果・各会派の検証結果が示されました。

(1) ラウンド1 「なぜ、投票率が低いのか?なぜ、投票に行かないのか?」で出された主な意見は、次の通りです

 ① 投票意欲

  投票しても変わらない/誰が議員になっても同じ/投票するメリットがない など。

 ② 利便性

  投票しやすくすると良い/ネット投票ができると良い/投票所に行くのが面倒 など。

 ③ 情報

  SNSでの発信/選挙のPR不足/誰に投票していいかわからない/行政の発信の仕方が悪い など。

 ④ 議員

  議員が何をしているのかわからない/議員の個性がわかりにくい/議員の地域代表の側面が少ない/議員が多すぎる など。

 ⑤ 政治的関心

  若者の政治に対する関心が低い/政治と生活がリンクしない/政治のことを話すと変な人に思われる など。

 ⑥ 教育

  政治や投票についての教育がされていない/投票の重要性を認識していない/模擬投票を高校でも積極的に行うべき など。

 ⑦ 生活

  平日は仕事で、わざわざ土日に投票に行かない/市外や県外からの流入者の愛着が低い/困らない/まちに課題がない など。

 ⑧ 家庭

  家庭で普段から政治の話をすると良い/家族で政治の話をしない/家族が投票に行っているか知らない など。

 ⑨ 行政

  市は投票率向上について何かしているのか?/若者向けの政策を充実させると良い/政治側に責任がある など。

 ⑩ 制度

  投票を義務付ける法律をつくる/選挙ポイント制度で藤沢に還元できると良い など。

 ⑪ 議会

  市議会が何をしているかわからない/議会の取り組みが見えない など。

(2) ラウンド2 「投票率向上によるメリット・デメリット」で出された主な意見は、次の通りです

 ① 民意

  民意が市政に反映される/多様な意見が反映される/18歳選挙権になり、若者の意見がわかる/民主主義の意識が高まる など。

 ② 生活

  地域の活性化につながる/文化・スポーツの向上につながる/まちへの関心度が高いという安心感につながる など。

 ③ 議員

  議員の質が向上する/議会の緊張感が増す/議員や議会の正当性が増す など。

 ④ 議会

  議員をチェックすることで議会が活性化する/行政も議会も緊張感を持って仕事ができる など。

 ⑤ 政治的関心

  身近に感じ、関心が高まる/問題意識・責任感の共有化が図れる など。

 ⑥ 教育

  18歳選挙権で、中学から勉強することで、高校で良く考えて投票ができる など。

 ⑦ 投票(デメリット)

  無理やり投票に行ってら適当に選んでしまう/人気投票になる/本来なるべき人でない人が議員になってしまう/組織票を持つ人が困る など。

(3) ラウンド3 「自分と議員(市政)との関わりは?」で出された主な意見は、次の通りです

 ① 関わり方

  自治会・町内会/藤沢市とビジネスのきっかけ/ミートアップ藤沢で議員と関わるように など。

 ② 関わりの有無

  関わりがない/議員との距離感が大事 など。

 ③ 議員に対する認識

  遠く見えづらい/議員の行動がわからない/壁がある/住む世界が違う感じがする など。

 ④ 要望など

  教育の現場で選挙を扱ってほしい/知り合いに頼まれて投票する、これでいいのか?/議員の行動をSNSで発信してほしい など。 

(4) ラウンド4 「投票率を上げるにはどうすればよいか?」で出された主な意見は、次の通りです

 ① 利便性

  ネット投票の導入/学校・大学で投票できるように/24時間投票できるように/事業所での投票など。

 ② 情報

  SNSの活用/期日前投票制度の浸透を図る/議会の広報の充実/防災無線でPR/中学生でもわかる言葉で など。

 ③ 議員

  議員の専門性を打ち出して主張する/成人式で議員が政治参加を呼び掛ける/議員は市民の力になることを情報発信する など。 

 ④ 政治的関心

  立候補者を増やす/政治への関心を高める/市民が候補者を知ろうとしない など。 

 ⑤ 教育 

  学校教育で市政や政治の勉強をする/模擬投票をする/学校で面白く教え、子どもから親へ投票を促す など。 

 ⑥ 制度

  選挙ポイント制度/罰金を科す/投票を義務化する など。

 ⑦ 議会

  休日・夜間議会の開催 など。

 ⑧ 交流

  親子でカフェトークに来てほしい/年代別のカフェトーク/1日議員体験/議員が学校に行って話す など。

(5) アンケート結果

 アンケート結果では、今回のカフェトークふじさわの取り組みについて、概ね満足していただきました。次回も参加しますか?に対して、72.4%が参加したいとのことでしたので、引き続き、今回取り入れたワールドカフェ方式での開催が求められていると感じました。

(6) 各会派からの意見

 各会派からの意見も集約しましたが、ここでは省略します。ただ、今回、いただいた意見の反映については、市政に関する部分は、市側に報告して回答を得たうえで、議会ホームページなどで公表していくことを確認しました。

2. 次年度への申し送り事項

 今日の広報広聴委員会を持って、今年度の委員会が終了するので、次年度の委員会への申し送り事項を確認しました。内容は次の通りです。

(1) 議会報について

 ① 議会だよりのフルカラー化については、平成28年7/25号(222号)から実施するため、早急に検討すること。

 ② 一般質問の編集については、従来通りの事務局編集とし、質問者の意向を反映することとしたことについて、検証をすること。

 ③ 紙面サイズについては、当面は現行のタブロイド判としたが、必要に応じて検討すること。

 ④ フルカラー化以降、紙面のあり方を見直し、見やすく、読みたくなるような編集の工夫・研究をすること。

(2) 議会報告会について

 ① ワールドカフェ方式の実施結果を検証するとともに、平成28年度の実施方法を検討すること。

 ② シチズンシップ教育に取り組んでいる県立湘南台高校との連携・協働を検討すること。

(3) ホームページのあり方について

 ネット中継において、一般質問の配布資料の取り扱い、中継録画の保存期間、スマートフォン対応など、ホームページ全体のあり方を継続して検討すること。

 以上、報告とします。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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