5月25日 14:00より、第161回藤沢市都市計画審議会が開催され、委員として出席しました。建設経済常任委員会委員長が充て職で委員となるため、私が委員となったものです。内容の抜粋は次の通りです。
【議事】
議第1号 藤沢都市計画公園の変更について(2・2・130号鞍骨公園、2・2・131号大台公園
柄沢特定土地区画整理事業区域内にある「鞍骨公園」と「大台公園」について、一部区域の変更を行うものです。
鞍骨公園は、公園の有効面積をより多く確保する計画としたことに伴い、公園として利用されない土地(約6㎡)が生じたことから、一部区域を除外するものです。
大台公園は、鉄道事業者の既存鉄塔敷を公園区域から除外していましたが、送電ルートの見直しに伴い、鉄塔が撤去されたため、当該敷地(約87㎡)を公園区域に追加するものです。
この議は、全会一致で可決されました。
議第2号 藤沢都市計画土地区画整理事業の変更について(柄沢特定土地区画整理事業)
議第1号の都市計画公園の区域の変更にあわせて、柄沢特定土地区画整理事業の計画書を変更するものです。
この議は、全会一致で可決されました。
議第3号 藤沢市高度利用地区指定方針及び指定基準の策定等<ホテル誘致の取組(容積率の緩和)>について
高度利用地区指定方針、指定要件、容積率の緩和基準などについて示されました。主に藤沢市のホテル誘致の取組みにあわせて、ホテル建築の際の容積率の緩和などが盛り込まれています。今後は、必要な条例素案などが6月議会に報告され、9月議会で条例議案の上程がされる予定です。
この議には、駐車場の取扱い、高度利用地区に接している用途地域との資産価値の不公平感と今後の考え方などについて質疑が行われましたが、全会一致で可決されました。
報告事項1 藤沢市都市マスタープランの改定について
2011年(平成23年)に改定した都市マスタープランについて、改定後に起きた、東日本大震災に伴う津波浸水想定の見直し、少子高齢社会に向けた「立地適正化計画」の制度化などを踏まえ、現行の都市マスタープランの考え方を基本としつつ、部分的な改定を行うもので、その改定素案が報告されたものです。ポイントは次の通りです。
1. 改定のポイント
(1)津波に対するまちづくりの考え方の追加
(2)少子超高齢社会等に対するまちづくりの考え方の強化
(3)進行管理(確認・評価)における、より分かりやすい指標の考え方の追加
2. 主な改定内容
(1)津波に対するまちづくりの考え方の追加
① 「津波に備える都市づくり」の追加
② 「災害復興にむけた事前取組の推進」の追加
(2)少子超高齢社会等に対するまちづくりの考え方の強化
① 「立地適正化に関する基本的な方針(藤沢市立地適正化計画)」の追加
② 「良好な住居環境の維持・形成にむけた総合的な取組」の追加
③ 「公共施設等の適切な維持管理と更新」の追加
(3)進行管理(確認・評価)における、より分かりやすい指標の考え方の追加
進行管理の際には、成果指標(アウトカム指標)と事業実施量(アウトプット指標)等を組み合わせた総合的な指標を設定し、複数指標から都市の動向を把握する指標設定の考え方を追加します。
3. 今後の予定
(1)6月議会に素案を報告
(2)6月~7月 パブリックコメント・市民説明会
(3)8月 都市計画審議会で中間案の確認
(4)11月 都市計画審議会で最終案の確認
(5)平成30年2月 2議会で最終案の報告
(6)平成30年3月 都市マスタープランの改定
以上報告とします。