7月7日 9:30より、藤沢市議会行政改革等特別委員会が開催され、委員として出席しました。内容の抜粋は次の通りです。
1. 藤沢市行財政改革2020実行プラン(素案)
(1)取組期間 平成29年度から平成32年度
(2)進行管理
進行管理は、行財政改革推進室と行財政改革協議会で行い、進行状況は、市議会「行政改革等特別委員会」に定期的に報告するとともに、市民へ情報提供する。また、進行管理の過程において、社会情勢等の変化に対応するため、新たな取組、見直しの必要が生じた場合は、随時取組項目・内容の追加・更新をする。
(3)体系・実行プラン課題
Ⅰ 行政改革
① BPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)の推進
1) ITガバナンスの推進(総務部)
2) 電子決済率の向上による省資源化の推進(総務部・関係部局)
3) 事務事業評価シートの再編による業務の見える化(総務部)
4) 電話交換業務の委託化(財政部・市民自治部)
5) 窓口業務のあり方の検討(財務部・市民自治部・福祉健康部 他)
6) LED照明レンタルサービス導入によるコスト縮減(市民自治部)
7) 建築統合GISを基軸とした業務改善の推進(計画建築部)
8) 効率的な会計事務の推進(会計責任者)
9) 生涯学習施設の外部資源活用の検討(生涯学習部)
10) 石名坂環境事業所の運営手法の検討(環境部)
② 適正な定員管理の推進
1) 適正な給与制度の構築(総務部)
2) 頼りになる拠点施設としてのあり方の検討(市民自治部・生涯学習部)
3) 環境事業センター収集事務所のあり方の検討(環境部)
4) 今後の公立保育園のあり方の検討(子ども青少年部)
5) 電話交換業務の委託化(財務部・市民自治部)【再掲】
6) 窓口業務のあり方の検討(財務部・市民自治部・福祉健康部 他)【再掲】
7) 石名坂環境事業所の運営手法の検討(環境部)【再掲】
③ 多様な主体との連携(マルチパートナーシップ)の推進
1) 頼りになる拠点施設としてのあり方の検討(市民自治部・生涯学習部)【再掲】
2) 生涯学習施設の外部資源活用の検討(生涯学習部)【再掲】
④ 出資団体改革の推進
1) 出資団体改革の推進(総務部)
Ⅱ 財政改革
① 中期財政フレームに基づく財政運営
② 予算編成手法の見直し
③ 事務事業の抜本的見直し
1) 公有財産の有効活用(企画政策部)
2) 下水道使用料減免制度の見直しの検討(下水道部)
3) 公立保育所再整備手法の検討(子ども青少年部)
4) 市民病院の将来にわたる健全経営の推進(市民病院)
5) 事務事業評価シートの再編による業務の見える化(総務部)【再掲】
6) 今後の公立保育園のあり方の検討(子ども青少年部)【再掲】
④ 基金の効果的な活用
Ⅲ 職員の意識改革
① 働き方改革に関する意識改革
1) 働き方改革の推進(総務部)
② 職員研修の充実
1) 職員研修の充実(総務部)
③ 内部統制制度の更なる活用
1) 適切な内部統制制度の運用に向けた更なる見直し(総務部)
Ⅳ 市民サービスの質的改革(「新・行財政改革」の統合)
① 新・行財政改革の継承
1) 接遇の向上(全庁)
2) 5S運動の推進(全庁)
(4)当面の予定
① 8月28日 市議会行政改革等特別委員会で、藤沢市行財政改革2020実行プラン(案)の報告
② 9月 パブリックコメントの実施
③ 10月下旬 行財政改革本部会議で、藤沢市行財政改革2020実行プラン(最終案)の決定
④ 11月上旬 市議会行政改革等特別委員会で、藤沢市行財政改革2020実行プラン(最終案)の報告
神村委員
行革は歳出削減だが、歳入確保の重要だが?⇒未収金の回収、特定財源の確保、不要資産の売却に努めている。ふるさと納税、クラウドファンディングを新たな取組としていく。
土屋委員
窓口業務のあり方について、現在の委託状況は?⇒委託はしていない。
県内他市では?⇒8市で実施している。
委託の問題点は?⇒業者職員が行政職員に判断をあおぐことで、派遣法に抵触する。
慎重にすべきだが?⇒足立区では、戸籍業務を行政職員が行うよう変更した。他市を参考に、本市に出来る可能性があるか検討していく。
その他保育園について、古い順の状況は?⇒明治・柄沢・あずま・小糸の順で、あずま保育園は、平成30年度閉園の予定。
民営化の予定は?⇒予定はない。
部局別枠配分試行での課題は?⇒各部局の作業時間が短かった。枠配分の作り方、裁量のない事業も枠としたことで、各部局の対応や順位付けが難しかった。
市民サービスは低下しなかったのか?⇒従来でも予算査定をしていたので、低下はない。
今後も枠配分としていくのか?⇒当面はしていく。その中で、財政状況に応じた見直しをしていく。
東木委員
部を越えて、類似事業がある。統一していくべきだが?⇒行革としてどのように実行していくか検討していく。
大矢委員
部局別枠配分手法について、平成29年度試行の課題を踏まえてとあるが、その課題を示さないと市民に分かりにくい。記載に加えるべきだが?⇒分かりやすい記載を検討していく。
原田委員
全国的な課題に対して、本市の課題を明確に示していくべきだが?⇒総合指針2020の中で将来像を掲げている。基本目標に沿って5つのまちづくりテーマを示している。これが前提となる。今後、記載していく。
総合指針と公共施設再整備プランとの整合は?⇒総合指針2020の予定重要事業、公共施設再整備の短期プランは最優先として整合を図っていくが、柔軟な見直しもしていく。
中期財政フレームは、なぜ隔年なのか?⇒長期間では見通しが甘くなる。毎年の概算要求の収支乖離は、予算編成方針で示していく。
中期財政フレームの市民との共有は?⇒ホームページ上で公表し、パブリックコメントを実施し、予算が成立した後、ホームページで公表していく。
市民図書室も委託を検討するのか?⇒対象としていない。
LED照明レンタルの所管に環境部が入っていないが?⇒LED化はすでに環境部では進めている。今回はレンタルを検討し、全市的に広げられるなら、環境部も関係してくる。
塚本委員
BPRの推進が1番の柱か?⇒今回の行革の中心と捉えている。
給与費は全体の何割か?⇒20%程度。人件費は、適正な給与制度の構築の中で行っていく。
フルコストに平均給与でなく、実配置の職員給与を示していくべきだが?⇒今後、検討していく。
人口の将来推計は?⇒2030年から減少に転じる。
2030年から人口が減ることを甘んじて受け入れるのか?⇒待機児童対策、企業への優遇などで人口減少に歯止めをかけたい。社会増はプラスだが、自然増はマイナスでトータルがプラスとなっているが、自然増もプラスに転じるよう、人口減少に歯止めをかけていきたい。
北橋委員
浮世絵館、アートスペースの今後の運営の考え方は?⇒公共施設は、指定管理制度の導入の可能性の有無を検討していく。
堺委員
中期財政フレームを公表した意図は?⇒本市として、将来の財政見通しを出してこなかったため、マイナス545億円の乖離を市民へ知らせることとした。
以上、報告とします。