8月24日 9:30より、藤沢市議会藤沢都心部再生・公共施設再整備特別委員会が開催され、傍聴しました。内容の抜粋は次の通りです。
1. 藤沢市藤が岡二丁目地区再整備事業について
藤が岡二丁目地区再整備事業について、公募型プロポーザルによる審査を経て、本事業の最優秀提案者を優先交渉権者として決定されたので、その提案内容等について報告がされたものです。
(1)最優秀提案者
応募グループAと決定し、構成員・協力企業は、(株)門倉組(代表企業)/(有)工匠/(株)三橋設計/ミサワホーム(株)です。
(2)計画概要
① 敷地面積 3,103.12㎡
② 建築面積 2,113.19㎡
③ 延べ床面積 4,645.73㎡
(3)フロア計画
【民間収益施設】
3階 小規模多機能型居宅介護施設
2階 フィットネススタジオ/放課後デイサービス
1階 小児科クリニック/内科クリニック
地下1階 調剤薬局/歯科クリニック/多目的イベントスペース
【共用部】
1階 駐輪場
地下1階 駐車場/管理室
【公共機能】
2階 藤が岡つどいの広場/藤が岡市民の家/放課後児童クラブ/地域子どもの家
1階 藤が岡保育園/コミュニティスペース
地下1階 防災備蓄倉庫
(4)今後のスケジュール
① 平成30年度~32年度 既存施設解体/埋蔵文化財調査/設計/建設工事
② 平成33年度 供用開始予定
山口委員
地域から病院いらないとの声ある。グループAが地域の特性を理解しているとあるが?⇒クリニックの機能は国道沿いにはあるが、藤が岡には不足している。また人口も密集している。保育園があり、通園の帰りに寄れるような提案となっている。
専門外の人も同じ重さで評価しているが?⇒多方面での審査が必要で、平均して評価したもの。
各審査委員の評点も公表すべきだが?⇒全委員の平均での評価なので、公表は考えていない。
コミュなてぃスペースについて、道路に接していない理由は?⇒保育園園庭の配置の関係。
住民との話し合いで配置変更あり得るか?⇒大きな変更は考えにくい。提案者との設計協議の中での調整となる。
阿部委員
駐車場の出入り口が北側となっている。地域住民の目的外利用が考えられるが?⇒運営は民間となる。方法、料金など詳細は事業者と調整していく。
信号機が撤去されたが、再設置に向けた状況は?⇒平成33年度開設に向けて、要望を続けていく。
事業者が撤退した際のリスク管理の考えは?⇒複数の民間施設を整備することにより、リスク分散がされるため、評価が高かったもの。
山内委員
大道小学校区の児童は増加する想定だが、どう対応していくのか?⇒今後の児童推計を踏まえて、適切な対応をしていく。
緑化率20%は確保できるのか?⇒壁面緑化もあり、全体で20%確保できることを確認している。
酒井委員
鳥観図で太陽光パネルあるが、市の収入になるのか?⇒所有は今後の協議。太陽光パネルは、環境に考慮した提案となっている。
民間収益部分の受動喫煙防止の考えは?⇒事業者と協議していく。
官民協働なので、求めていくべきだが?⇒敷地全体を禁煙と考えている。
桜井委員
クループBの提案が触れられていないが?⇒最優秀・優秀提案者は、公表を条件にしたもの。
具体的に比較できるようにしていくべきだが?⇒どうしていくべきか、今後、検討していく。
保育園の園庭について、他施設は利用できるのか?⇒ 各施設の利用形態や時間を踏まえてルール作りを検討していく。
柳沢委員
民間収益施設はSPCが運営することとなるが、所有権はSPCとなるのか?⇒SPC若しくは、属する事業者となる。
事情により、所有権移転はできるのか?⇒市との事前協議の承諾を受けなければならない。
下請け業者の把握はできるのか?⇒地域経済に寄与する提案がされて評価されている。
世代間交流がコンセプトとなっている。どう進めていくのか?⇒イベントなどの開催が求められています。
債務負担行為の状況は?⇒平成29年度当初予算で、46億7,117万円で、平成30年度~52年度に設定している。
PFIで安くなるというが、将来の保証はない。大丈夫なのか?⇒市のリスクはゼロではない。事業開始に向けて、SPCと協議し、20年間持続できるように進めていく。
武藤委員
今回の市の評価は?⇒コスト縮減の効果がある。20年間、民間で効率的に運営することがPFIのメリットと考える。
建設費には、民間、公共、両方入っているのか?⇒市の負担は公共のみ。
どのくらいの修繕までやるのか?⇒10年目に設備機器の更新の他、15年目に建築の修繕など。
修繕積立金は利益の中で積み立てるのか?⇒調べて報告する。
以上、報告とします。