9月26日 10:10より、藤沢市議会9月定例会(8日目)が開催され、平成28年度決算認定、健全化判断比率等の報告、出資団体の決算報告について、質疑などが行われました。内容の抜粋は次の通りです。
認定第1号 平成28年度藤沢市一般会計歳入歳出決算の認定について
酒井議員より、庁内不正事件への取組状況/防球ネット事故防止に関する取組状況/辻堂市民センター改築/辻堂朝市/地域包括ケアシステムと精神障がい者支援/非正規職員の処遇/中学校部活動指導員派遣事業/受動喫煙防止/市道の植栽帯に関する質疑がされました。
認定第2号 平成28年度藤沢市北部第二(三地区)土地区画整理事業費特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第3号 平成28年度藤沢市墓園事業費特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第4号 平成28年度藤沢市国民健康保険事業費特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第5号 平成28年度藤沢市柄沢特定土地区画整理事業費特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第6号 平成28年度藤沢市湘南台駐車場事業費特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第7号 平成28年度藤沢市介護保険事業費特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第8号 平成28年度藤沢市後期高齢者医療事業費特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第48号 平成28年度藤沢市下水道事業費特別会計剰余金の処分及び決算の認定について
議案第49号 平成28年度藤沢市民病院事業会計剰余金の処分及び決算の認定について
以上の認定について、決算等特別委員会に付託されました。なお、決算特別委員会の委員について、次の通り、議長より指名がされました。
【平成28年度決算特別委員会 委員】
市民クラブ(北橋委員・西委員)/民主クラブ(竹村委員・大矢委員)/公明党(武藤委員・阿部委員)/湘風会(吉田委員・堺委員)/共産党(味村委員)/無所属クラブ(有賀委員) 以上の10人の構成となりました。
報告第20号 健全化判断比率及び資金不足比率の報告について
原田議員
自主財源比率が平成25年度から低下している原因と今後の対応は?⇒自主財源として市税、使用料、手数料、財産収入があるが、生活保護費など社会保障費の増に伴う国・県の財源も増えているため、総体的に低下しているもの。自主財源、依存財源を引き続き確保していく。
将来負担比率が7.1%悪化している。評価と今後の対応は?⇒国は350%で、7.1%増加したが25.4%であり、健全性は確保できている。新庁舎や労働会館の起債が生じてくる。行革2020を踏まえ、将来過度な負担がないよう適切に対応していく。
報告第21号 藤沢市民会館サービス・センター株式会社の経営状況について
友田議員
営業外費用における、過不足金などの内容は?⇒レジの打ち間違い、金種の取り扱いのミスなど。
現状、処理の仕方は?⇒発生の都度、雑入、雑損失で処理している。
再発防止の取組は?⇒現金を扱わない手法を検討していく。
部門別営業状況で、宴会、レストランの原価率が平成28年度に変化している理由は?⇒平成27年度までは、宴会、レストラン、それぞれの原価率を出していたが、平成28年度は合算したため乖離が生じたもの。
FLコスト比較で示すべきだが?⇒調査・分析をしていない。
FLコストを把握しないと赤字の改善はできない。今後、市としてどう指導していくのか?⇒経営改善に向けて指導していく。
報告第22号 一般財団法人藤沢市開発経営公社の経営状況について
報告第23号 藤沢市土地開発公社の経営状況について
原田議員
善行6丁目の特定土地について、前所有者の資金調達の取組状況は?⇒前土地所有者は、自己保有の土地を処分するとしている。
買戻しの期限を4年延期した。市としても資金計画を示すべきだが?⇒資金調達に取り組んでいると聞いている。状況を把握して、土地公社と連携し、早期原状回復できるよう取り組んでいく。
市長の見解は?⇒100条委員会の報告、判決を踏まえて、買い取らないこととした。原状回復の早期実現をめざしていく。
報告第24号 株式会社藤沢市興業公社の経営状況について
報告第25号 公益財団法人藤沢市まちづくり協会の経営状況について
報告第26号 公益財団法人藤沢市みらい創造財団の経営状況について
山内議員
財団全体の役員、正規、非正規職員の状況は?⇒平成28年度末、役員22人/正規130人/非・臨時446人。正規職員は平均年収576万円、非正規の時給は930円~2500円。
児童クラブ指導員の採用状況は?⇒常勤指導員は、募集21人に対して応募は32人で採用は12人。非常勤指導員は随時募集し101人を採用した。
指導員の離職状況は?⇒平成28年度、常勤指導員は個人的な理由により2人退職した。非常勤指導員は215人中69人退職し、離職率は32.1%。理由は、転職、親の介護など。
常勤指導員を複数人配置すべきだが?⇒平28年度は全てのクラブに配置し、大規模クラブには複数配置している。常勤指導員の確保状況からして、全てのクラブへ複数人配置することは難しい。
運動指導員は非常勤との事だが、正規職員化を進めるべきだが?⇒財団全体の人事配置、人件費かかるため慎重に考える必要がある。
報告第27号 公益財団法人藤沢市保健医療財団の経営状況について
土屋議員
非正規職員の報酬が増加している理由は?⇒非常勤医師の日数を増やしたもの。
平成27年度と28年度の職員配置の状況は?⇒平成27年、28年とも4/1時点で、正規41人、非正規58人の計99人。
非正規の割合の方が多い。正規を基本に採用していくべきだが?⇒正規の適正配置と多様な任用での配置をしていくものと考える。
報告第28号 公益財団法人湘南産業振興財団の経営状況について
~ここから追加議案~
議案第50号 教育委員会委員の任命について
市長より、大津邦彦氏を教育委員会委員に任命したいと議会に同意が求められました。
この議案は、全会一致で同意されました。
議案第51号 公平委員会委員の選任について
市長より、成重恒夫氏を公平委員会委員に選任したいと議会に同意が求められました。
この議案は、全会一致で同意されました。
議案第52号 固定資産評価審査委員会委員の選任について
市長より、桂田由香氏を固定資産評価審査委員会委員の選任したいと議会の同意が求められました。
この議案は、全会一致で同意されました。
議案第53号 オンブズマンの委嘱について
市長より、松本幸男氏をオンブズマンに委嘱したいと議会の同意が求められました。
この議案は、全会一致で同意されました。
以上、報告とします。