「変な給食」の続編の「もっと変な給食」という本が発行され、その中で、藤沢の給食献立のいくつかが、変な給食として取り上げられました。どのようにとりあげられたか、また、そのことに対する真実については、同じ会派の先輩議員である「竹村雅夫」議員が、レポート「変な給食」としてまとめていますので、是非ご覧下さい。私も、竹村議員の考えに同感であります。
いつだったか、住職から「宿業と罪業」という説法を聞いたことがあります。うろ覚えですが、確か宿業とは、生き暮らしていくことに伴う業で、人間誰しもこの宿業は持っていると。例えば、食べること。肉や魚を殺して食べて、生活をしています。菜食主義者であっても、その野菜を育てている人は、肉や魚を食べているわけです。そして、「罪業」とは、人に迷惑をかけたり、嫌な思いをさせること。意識的にしていなくても、知らないうちに、人に嫌な思いをさせているものです。私も、この説法を聞いて、自分がどうだったか?そして、これからは、そうならないようにしよう、と思ったものです。
この「もっと変な給食」の本は、そういう意味では「罪業」ではないかと思うのです。一生懸命、子ども達の発育、そして笑顔のために、献立を考え、食材は地産地消、だしはもちろんのこと、カレーやシチューのルーも手作りで、つくっている藤沢の学校給食。そして、何よりも食の安全を考え、夏は、熱中症の危険にさらされながら、調理員の皆さんが、心を込めてつくっているのです。
私は、その給食を食べて育ってきた人たちが、その本を読んだとき、どのような気持ちになるのか?その給食を食べさせている保護者の皆さんが、どのような気持ちになるのか?一生懸命、給食をつくっている人たちが、どのような気持ちになるのか?そう考えたとき、そこに何も関わっていない人が、自分の考えだけで、主張することを残念に思います。
レポート「変な給食」をクリックすると竹村議員のレポートが見られますので(PDFファイル)、是非ご覧下さい。