3月13日 9:30より、藤沢市議会予算等特別委員会(6日目)が開催され、傍聴しました。内容の抜粋は次の通りです。
次に示すものは、平成31年度予算の予算の概況(歳出) ※金額は、左側が平成31年度予算、中側が平成30年度予算 、右側が平成29年度予算
【土木費】
213. 建築物等防災対策事業費 5,004万5千円/6,304万1千円/4,500万4千円
214.【新規】建築情報管理運営費 1,271万8千円/—
堺委員
簡易な窓口受付業務のアウトソーシングの内容は?⇒建築指導課の機械的な業務、用途地域の問い合わせなど、平成32年4月から導入していく。
215. 狭あい道路整備事業費 1億9,141万2千円/1億9,778万6千円/2億2,112万4千円
柳沢委員
事業の対象を広げるとのことだが?⇒現行は市道が対象だが、道路認定がされていないところも対象にしていく。
216. 道路改修舗装費 8億4,272万7千円/7億7,739万円/9億4,424万1千円
柳沢委員
生活道路の舗装打ち換えについて、計画的に進めているのか?⇒1.2級道路の修繕計画が修了するので、次の修繕計画の中で検討していく。
217. 藤沢宿地区舗装改修費 7,144万5千円/4,932万4千円/2,830万円
土屋委員
工事のスケジュールは?⇒夏ごろに発注、9月に着手し、年内しゅん工をめざす。
地域への説明は?⇒郷土づくり推進会議に随時説明している。
何件か店舗がある。全面通行止めは好ましくないが?⇒迷惑にならないように工事を進めていく。
工事区域内に御殿橋あるが、歩道が傷んでいる。整備できないか?⇒歩きやすく改修していく。
堺委員
抜け道として利用されている。将来拡幅の考えはあるか?⇒現行の幅員で、色分けをするもの。
218. 道路施設改修事業費 2億3,472万1千円/1億8,571万2千円/1億2,065万5千円
友田委員
道路パトロールについて、道路通報アプリを活用した維持管理の検討状況は?⇒市民参加型のアプリ導入については、現在5,100件の電話やメールでの市民要望あるが、それに加えてアプリからの要望となると心配はあるが、導入に向けて検討していく。
みなレポについて、その後の取組み状況は?⇒来年度、商品化されると聞いている。どの事業で活用できるか、IT推進課と協議して検討していく。
堺委員
大庭トンネルの修繕は何年計画か?⇒平成29-33年度までの5年間で修繕、点検をしていく。
219. 市道新設改良費 7億2,996万7千円/6億2,504万7千円/14億95万2千円
井上委員
すばな通りの無電柱化の予備設計の内容は?⇒道路が狭く、地下埋設物が輻輳している中で、現地に見合った検討をするもの。
人通りが多い。課題は?⇒トランス設置場所、地下埋設物の輻輳、工事時間帯の制約などが課題。
今後の取組みは?⇒施工方法、設計施工一括発注などの発注方法も予備設計の中で検討していく。
永井委員
善行西口バリアフリー整備で、駅前広場に一般車を入れないとのことだが、地域との調整は?⇒郷土づくり推進会議、全体集会への報告、市民センター掲示板での掲示、善行ふりあいだよりにも掲載して周知してきた。
藤沢652号線整備に伴う、本町1号踏切の整備方針は?⇒平成32年度の整備計画に向けて小田急と協議している。
有賀委員
すばな通りの無電線化に合わせて照明灯も整備するのか?⇒管理者と調整していく。
吉田委員
藤沢駅辻堂駅線について、ソニー前の歩道は拡幅されたが、モールフィル側が拡幅されていないが?⇒権利者の同意に時間を要している。大規模小売店舗法の手続も必要。
状況が変わっていない。何とかならないか?⇒歩行者の安全に課題ある。継続的に協議しているが駐車場の面積が減るため、再配置の提案もしているが、合意に至っていない。
南北線について、SST側の住宅販売センターが撤去され、更地となったことで、地域の方々は期待している。早期に整備すべきだが?⇒辻堂駅周辺の渋滞について困っている声は聞いている。解消には、藤沢厚木線、横浜藤沢線の整備が不可欠であり、実現に向けて県に要望している。南北線の整備で交通の分散を図ることは重要だが、村岡のまちづくり、相鉄いずみ野線の延伸、市民会館再整備、高倉下長後線の整備などが控えており、南北線の100億円を越える整備費の縮減がテーマとなる。権利者との調整をしているが、引き続き努力していく。
220. 道路安全対策費 8,241万2千円/7,929万8千円/9,542万7千円
221. 橋りょう改修費 4億7,030万5千円/3億4,157万5千円/3億4,636万4千円
佐賀委員
弁天橋の改修について、かながわの橋100選に選ばれている。イメージが違ってしまうのでは?⇒補修なので、イメージは変わらない。
222. 橋りょう架替事業費 1億7,575万7千円/1億7,127万7千円/2億85万8千円
223. 自転車対策費 1億6,105万2千円/1億5,026万9千円/1億4,797万5千円
井上委員
駐輪場について、これまで、どのくらい増やしてきたのか?⇒平成25年度、23,735台が30年度末には25,072台となり、1,337台増えている。
放置自転車の状況は?⇒札付台数で、平成25年度約44,000枚が30年度見込み19,900枚と減っている。
藤沢駅南口の線路沿いに放置自転車あるが対策は?⇒街頭指導員が対応しているが置かれてしまう。鉄道事業者の土地なので、協議して撤去できるようにしていきたい。
今後の官民連携と道路空間活用の考え方は?⇒まずは民間との連携による小規模分散型駐輪施設の整備について、江ノ電高架下のパーキングメーターの所を視野に進めていく。
永井委員
藤沢本町駅駐輪場の収容台数について、現状1,200台に対して計画を1,000台とした理由は?⇒平成29年度に現在の無料駐輪場利用者にアンケートしたところ、有料化しても継続すると答えたのは7割だったことに加え、市内の他の無料駐輪場を有料化した状況を踏まえたもの。
土屋委員
藤沢本町駅駐輪場について、無料部分を残すべきだが?⇒公平性の確保から、利用者の受益者負担は必要。
友田委員
藤沢駅南口江ノ電高架下のパーキングメーターのところを視野にとのことだったが、鎌倉市では2020年までにロードプライシング導入を検討している。そのことを踏まえた検討をすべきだが?⇒鎌倉市のロードプライシングについて、周辺の受け皿など内容を聞いていないので、藤沢駅周辺への影響は今は不明。藤沢駅南口の駐輪場は喫緊の課題。今後もみんちゅうなど、小規模分散型の駐輪場を整備していく。
地下機械式の駐輪場整備の考えは?⇒南口再整備を踏まえて総合的に検討していく。
224. 自転車駐車場整備費 2,692万2千円/5,849万6千円/2,731万8千円
225. 河川水路修繕費 4,562万9千円/5,098万1千円/2,138万2千円
堺委員
河川監視カメラの内容は?⇒水位の上昇、溢水の履歴がある河川に簡易型カメラを設置するもの。パソコン、スマホで見られるようにする。
平成31年度に3台設置するとのことだが、その後は増設するのか?⇒まずは溢水履歴のある、一色川、白旗川、滝川に設置し、その効果を検証していく。今後は関係部局と検討していく。
226. 一色川改修費 1億3,185万1千円/4,448万1千円/1億92万4千円
柳沢委員
拡幅整備の規模は?⇒240mの部分の拡幅を進めている。河川上部の幅約4mを8.1mに拡幅し、右岸側に管理用通路、左岸側に3mの歩道、植栽帯を整備する。
用地買収の進捗状況は?⇒全体用地約1,660㎡のうち、残りの370㎡は、平成32年度に取得していく予定。
拡幅しても50mm対応か?⇒引地川が50mm対応なので、一色川も合流することから50mm対応。
227. 総合交通体系推進事業費 6,081万6千円/3,885万円/4,999万円
堺委員
ライフタウンバスターミナルから石川方面の新たなバス路線の利用状況は?⇒2/16から運行開始したが、2/16からの16日間で、平日1日当たり180人から260人となっている。
連節バスの効果は?⇒速達性の向上、輸送力の向上、効率化による新たなバス路線、温室効果ガスの削減など効果ある。
西高校前のバス停について、辻堂行きの連節バスが停車しないが?⇒急行運転のため、小糸バス停から辻堂駅までの7か所通過するが、バス事業者から、西高校の通学への対応として、下りは停車することとしたもの。
友田委員
ライフタウンバスターミナルの効果検証の内容は?⇒温室効果ガス削減効果と交通量調査など。
ライフタウンバスターミナルができた効果をどう捉えているか?⇒連節バスが利用できるようになったことで、石川方面への新規路線が可能となった。サービス圏域の拡大、綾瀬車庫へ回送していたバスがターミナルで待機できることで温室効果ガスの削減にもなる。
サービスの観点で利用者へ調査していくのか?⇒利用者の意見を聞いて、アクションプランや交通マスタープラン改定に反映していく。
モビリティサービス導入の考えは?⇒交通マスタープラン改定時に、取り入れられるか、検討していく。
柳沢委員
福祉タクシーについて、平成31.32年度で32台の導入をめざすとなっているが、補助の内容は?⇒ユニバーサルタクシーに対する国の補助は60万円、県15万円、市15万円。一般タクシーとの差額を試算し、残りを事業者負担としている。
228. 基礎調査費 1,324万6千円/465万円/—
229. 景観資源推進費 230万8千円/257万9千円/407万9千円
230. 健康と文化の森整備事業費 1億7,402万円/3,900万7千円/5,131万9千円
231. 新産業の森整備事業費 3,226万6千円/7,233万9千円/2,823万円
232. 健康の森保全再生整備事業費 716万6千円/2,775万7千円/3,609万円
233. 藤沢駅周辺地区再整備事業費 8億1,566万6千円/11億8,325万3千円/6億6,695万6千円
堺委員
デジタルサイネージについて、3月に実証実験が終了するが、今後の展開は?⇒情報発信で有効な一方、設置費用、維持コストが課題。道路上の占用許可、屋外広告物条例など協議も必要。効果や必要性を検証していく。
排気塔の扱いは?⇒簡易的な補修をしていく。
234. 長後地区整備事業費 1億1,271万8千円/2,484万5千円/7,555万6千円
柳沢委員
長後725号線の歩道整備について、用地取得の状況と見通しは?⇒平成31年度は87.19㎡を取得する。今後、長後市民センター前交差点からかながわ信用金庫までを優先的に取組んでいく。
高倉下長後線の整備について、もっと早く変化が分かるように進めてほしいが?⇒多くの権利者との補償交渉しなければならない。計画的、着実に進めていく。
235. 江の島地区周辺整備事業費 1,643万5千円/2,122万9千円/80万4千円
堺委員
鵠沼海岸10号踏切の概算工事費は⇒積算中。
2020大会までにやる必要性は?⇒踏切と道路のずれが生じているもので、2020大会までの完了をめざしている。
原田委員
2020大会期間中の駅前広場の考えは?⇒車を止めるかどうか、小田急の意向を踏まえて、考え方をまとめていきたい。
236. 村岡地区都市拠点総合整備事業費 2,489万9千円/622万7千円/2,252万8千円
237. 善行長後線街路新設事業費 1,154万円/1,961万円/—
平川委員
完成の見通しは?⇒平成34年度末の供用開始を目指している。
238. 主要幹線道路対策費 86万6千円/86万6千円/114万5千円
柳沢委員
新東名は、藤沢市の北部に大きな影響を与える。市民に積極的に情報周知していくべきだが?⇒藤沢市の北部地区を通る予定だが、ルートの公表がされていない。示された段階で丁寧な説明をしていく。
239. 公園改修費 3億3,937万円/1億8,528万3千円/1億5,609万5千円
佐賀委員
鵠沼海岸公園のスケートパークについて、青い2階建ての建物が閉鎖しているが、今後の扱いは?⇒老朽化に伴い、強風時に危険なので、4月以降、アスベスト調査をした上で解体していく。
今後、どうしていくのか?⇒スケートパークの許可期間は3年間で、平成33年3月末までとなっている。平成34年度以降の管理について検討している。南部ポンプ場の計画はあるが、縮小方向で検討している。
友田委員
スケートボードに関心が高まっている。公園内でスケートボードはやっていいのか?⇒危険な行為として禁止としている。
スケートボードの需要に対応していくべきだが?⇒郊外の近隣公園、運動公園での施設設置は可能だが、自治会などとの合意形成は必要。関係各課との調整、他市の状況を見て研究していく。
東木委員
公園のトイレについて、計画的な更新が必要だが?⇒老朽化したトイレについて、計画的に便器、壁、照明を更新していく。必要に応じて建替えも検討していく。
藤の花の開花情報を発信すべきだが?⇒平成30年度から、引地川親水公園、大庭城址公園、新林公園、長久保公園の開花情報を観光協会のホームページで公開している。引き続き実施していく。
240. 近隣・街区公園新設事業費 5億1,332万4千円/2億1,996万9千円/2億2,797万3千円
武藤委員
折戸公園について、平成31年度中に公園整備は終わるのか?⇒平成31年度末には開設していく。
241. 住宅環境整備事業費 5億1,716万4千円/3億6,172万1千円/3億8,642万5千円
平川委員
古里住宅の浴室ユニット化工事をしているが、トイレの様式への改修も必要だが?⇒ユニット化に合わせてトイレの洋式化もしていく。
集会所のトイレも洋式にすべきだが?⇒居住棟の工事を優先していく。
市営住宅退去時にかかる費用は適正なのか?⇒原状回復のむ費用で、畳、ふすまの費用となるが、市内業者にお願いしている。
原田委員
2020年に民法が改正される。畳、ふすまの負担を見直さないのか?⇒他市の状況を見ながら検討していく。
242. 住宅政策推進費 126万2千円/718万3千円/617万7千円
友田委員
市として団地再生に方向性をもって取組むべき。団地ストックが増え、高齢化していく中で、コミュニティを維持していくためには若者世代の流入が必要。どう考えているか?⇒若者世代の流入の具体的施策は今後検討していくが、その中で、住宅懇談会の中に大学関係者にも入ってもらい進めていく。
団地ストックの活用について、空き家利活用のマッチング制度の中に入れていくべきだが?⇒制度を見直す中での検討事項としていく。
土屋委員
県内におれる若者世代への家賃補助の状況は?⇒ボランティアや市の活動への参加要件として、海老名市では大学生に1/2補助、上限2万円としている。
本市での取組の考えは?⇒若者世代の流入は増えている。今後の動向を見て検討していく。
243. 空き家対策関係費 1,586万9千円/951万6千円/1,235万4千円
原田委員
空き家の全戸調査をするとのことだが、方法は?⇒ゼンリン社がチェックリストで把握しているので、それを使って調査する。
所有者の考えはどう調査するのか?⇒法務局で所有者を調査した上で、意向のアンケートを郵送し、把握していく。
その部分も委託に含まれているのか?⇒含まれている。
地域活動に活用するのか、市営住宅として活用するのか?⇒セーフティーネット住宅としての活用、地域活動などの活用について、所有者に市の意向を伝えていく。
地域活動に結び付けていくには、市民自治部と一緒に考えていくべきだが?⇒空き家連絡協議会の中で、情報を共有している。
【予算の概況に掲載していない事業への質疑】
有賀委員
生産緑地について、2022年度で指定から30年となり、買取の希望が出せるようになるが?⇒平成29年の法改正で、特定生産緑地に指定することにより、買取期間を10年間延長することが可能となった。平成4年指定の多くは、相続税の納税猶予を活用しているため、営農の可能性がある。特定生産緑地を活用しながら、農業継続を想定している。
原田委員
善行6丁目の土地について、進捗状況は?⇒早期の原状回復を目指して、前所有者、土地公社、市で話し合いを続けている。
市長の任期はあと1年。解決の見通しは?⇒解決に向けた具体案は示していないが、なるべく早く解決をめざしていく。
武藤委員
公園愛護会育成費とは?⇒300の公園の内、160公園で公園愛護会あり、清掃道具購入などに対して交付金を出している。
交付金に差があると聞いているが?⇒公園の面積により差があり、上限6万円としている。
花壇の面積や植えた苗の数でやってほしいとの声あるが?⇒今後、検討していく。
【消防費】
244. 応急手当普及啓発推進事業費 818万6千円/798万8千円/843万5千円
245. 消防自動車等整備費 1億2,712万6千円/1億9,980万3千円/1億5,569万5千円
246. 大規模震災等対策強化事業費 1,140万6千円/2,531万8千円/1,463万7千円
平川委員
レスキューサポートは、どのようなときに使用するのか?⇒災害時に不安定な建物に入るときに、建物を安定させるもの。
整備計画は?⇒南消防署に2セット、北消防署に1セットを整備する。
247.【新規】消防指令システム等更新事業費 4億4,330万円/—
平川委員
Net119は、施政方針では平成32年度からの実施となっていたが?⇒指令システムと連動させるので、連動の確認をした上で、32年度からの運用を予定している。
248.【新規】六会出張所救急隊新設事業費 5,842万6千円/—
【予算の概況に掲載していない事業への質疑】
原田委員
消防職員のうち、女性の割合は?⇒17人で、3.6%。
増やすための取組状況は?⇒職業体験、かながわ消防フェアにおいて、藤沢市消防ブースを設置し、女性職員によるPRをしている。
女性の消防団員の状況は?⇒480人中、8人で1.6%。
他市ではヤクルト販売員と連携しているところあるが?⇒男女関係なく、即対応できる住民に担っていただきたい。今後、先進市の取組みを参考に取組んでいく。
※以上、報告とします。