6月1日 10:00より、藤沢ミナパークにおいて、自治労神奈川県本部と(公社)神奈川県地方自治研究センターの共催で、地方自治研究神奈川集会が開催されました。
午前中は、全体講演として、「子どもの虐待を防げ~私たちができることは~」をテーマに、認定NPO法人チャイルドファーストジャパンの「山田 不二子」理事長より、講演をいただきました。
主な内容は、日本における「児童虐待の」定義/児童虐待相談件数の推移/子どもの虐待の種類別割合/子どもの虐待統計の国際比較/主な虐待者の統計/警察庁の検挙件数と虐待種別・加害者内訳/心中以外の子ども虐待で死亡した被害者の年齢割合/日齢0日死亡の状況/予期せぬ妊娠対策/ティーンエイジャー妊娠への対応/児童福祉法改正と要保護児童の通告義務/通告しない理由/子どもと保護者から話を聞く時のポイント/虐待を受けた子どもたちの実際の写真などについて、具体例を示しながら、話を伺いました。
特に目黒と千葉での虐待死亡事件の経緯について詳しく、話していただきました。2人の女児を救うタイミングがあったにも関わらず、死なせてしまった実態について、私もショックでした。虐待の対策には、法改正や児童相談所の体制強化など、もっと政治が動かなければならないと強く感じました。
午後は、第1分科会「埼玉県越谷市の学童への給食提供実施について」・「茅ヶ崎市パッカーくん、子ども110番の取組み」/第2分科会「子育てしやすく子どもにやさしいまちづくりと公共交通の役割」・自治体報告/第3分科会「自治体からの報告・神奈川システム機能紹介(2017年度決算版)の3つの分科会に分かれて、情報の共有を図りました。
写真は、主催者挨拶をする、自治労神奈川県本部の蓼沼委員長と神奈川県地方自治研究センターの佐野理事長。そして、全体講演をする山田理事長。