2019.9.17 本会議(3日目)~議決・一般質問

 9月17日 10:00より、藤沢市議会9月定例会(3日目)が開催され、各常任委員会の報告後、議案に対する討論・採決が行われ、一般質問に入りました。内容の抜粋は次の通りです。

【建設経済常任委員会(9/5開催)に付託された議案】

議案第25号 市道の認定について(辻堂666号線ほか10路線)

 開発行為や寄付、起終点の変更により、市道を認定するものです。

議案第26号 市道の廃止について(川名2001-4号線ほか3路線)

 払い下げ、起終点の変更などにより、市道を廃止するものです。

※上記2議案は、全会一致で可決されました。

議案第38号 藤沢市森林環境譲与税基金条例の制定について

 森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律が制定されたことに伴い、同法の規定による森林環境譲与税の譲与を受けるため、基金を設置するものです。

※この議案は、共産党が反対しましたが、賛成多数で可決されました。

【厚生環境常任委員会(9/6開催)に付託された議案】

議案第37号 藤沢市民病院診療費等に関する条例の一部改正について

 藤沢市民病院において新たにLDR室を整備することに伴い同室の利用に係る使用料を定め、及び分娩介助料を見直すものです。

※この議案は、共産党、アクティブ藤沢が反対しましたが、賛成多数で可決されました。

【子ども文教常任委員会(9/9開催)に付託された議案】

議案第32号 藤沢市保育所条例の一部改正について

 子ども・子育て支援法の一部が改正され、幼児教育・保育の無償化を実施することに伴い、利用者負担額として徴収している食事の提供に要する費用を実費徴収すること等のため、所要の改正をするものです。

※この議案は、共産党が反対しましたが、賛成多数で可決されました。

議案第33号 藤沢市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について

 待機児童の状況に鑑み、放課後児童健全育成事業所における専用区画及び児童数に係る基準の特例を定めるため、所要の改正をするものです。

※この議案は、全会一致で可決されました。

議案第35号 藤沢市公民館条例の一部改正について

 改築した善行公民館の供用開始に伴い、その使用料を定めるものです。

※この議案は、全会一致で可決されました。

【総務常任委員会(9/10開催)に付託された議案】

議案第27号 藤沢市市民センター条例の一部改正について

 改築した善行市民センターの供用開始に伴い、その使用料を定めるものです。

※この議案は、全会一致で可決されました。

議案第28号 藤沢市印鑑条例の一部改正について

 住民基本台帳法施行令の一部が改正され、氏の変更があった者に係る旧氏の住民票等への記載が可能となったことに伴い、本市の印鑑登録において旧氏の使用を可能とするものです。

※この議案は、全会一致で可決されました。

議案第30号 藤沢市手数料条例の一部改正について

 建築物のエネルギーの消費性能の向上に関する法律の一部及び地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部が改正されたことに伴い、所要の改正をするものです。

※この議案は、全会一致で可決されました。

議案第29号 藤沢市市税条例等の一部改正について

 地方税法の一部が改正され、軽自動車税の環境性能割に係る特例等が設けられたことに伴い、所要の改正をするものです。

※この議案は、共産党が反対しましたが、賛成多数で可決されました。

請願1第1号 きれいで清潔に使える災害用水洗式マンホールトイレの設置についての請願

 この請願は、避難所に災害用水洗式マンホールトイレを設置することを求めるものです。

※この請願は、全会一致で採択されました。

請願1第2号 所得税法第56条の廃止を求める意見書を国に提出することについての請願

 この請願は、所得税法第56条を廃止するよう国に意見書の提出を求めるものです。

※この請願は、共産党とアクティブ藤沢が採択としましたが、採決の結果、不採択となりました。

【補正予算常任委員会(9/11開催)に付託された議案】

議案第39号 令和元年度藤沢市一般会計補正予算(第3号)

 国庫補助事業に新規採択された事業、総事業費や補助額に変更があった事業、その他、特別な理由により緊急に補正を必要とする事業です。補正額は、一般会計25億8,425万7千円で、補正後の一般会計総額は、1,523億2,051万1千円となり、一般会計と特別会計の総額は、2,724億9,402万4千円となります。

※この議案は、共産党が反対しましたが、賛成多数で可決されました。

【ここから一般質問】

※一般質問は、質問者と市側で答弁調整をしているため、質問・答弁のメモをとるのが難しいことから、ここでは、質問の抜粋を掲載します。関心のある質問の答弁については、インターネット中継録画、議事録等をご覧ください。

通告1番 東木議員

1. 温かな多文化・地域共生社会の構築について

(1)外国にルーツのある子ども・家族の支援について

・本市の学校における日本語指導の必要な児童・生徒の状況と課題は?

・日本語指導のアセスメントの確立が必要だが?

・日本語指導にあたり、横須賀市のオレンジファイルを活用すべきだが?

・横須賀市のようにコーディネーターを配置していくべきだが?

・外国につながる児童・生徒に対して、国の補助事業を積極的に活用していくべきだが?

・多言語翻訳アプリの活用の考えは?

・本市における外国人家族への支援の状況と市全体の考えは?

(2)高齢者の移動支援について

・藤沢型地域包括ケアの推進に向けた高齢者の移動支援について、西北部地域の検討状況は?

・社会福祉法人の車両のシェアリングについての課題と今後の考えは?

・移動支援について、新たな交通手段の構築に向けた都市計画部門の考えは?

・ICTやAIを活用した福祉ムーバーについて、本市の考えは?

(3)藤沢型地域包括ケアシステムの諸課題と今後について

・郷土づくの推進会議の課題と課題解決に向けた検討状況は?

・郷土づくり推進会議と藤沢型地域包括ケアとの関係性と連携の状況は?

・地区ボランティアセンターの高齢化の状況と全世代対象の状況は?

・新たな担い手の確保に向けた考えは?

・13地区ごとの地域包括ケアの報告の考えは?

・13地区の課題への対応をどう検証しているのか?

・各地区の地域特性を把握し、地区ごとのアセスメントが必要。今後の市の体制の考えは?

通告2番 山内議員

1. 食育教育の充実について

(1)自校方式の中学校給食の実現について

・中学校給食を自校方式にしてこなかった理由は?

・川崎市では4校で中学校給食を始めた。食育教育の状況と教育委員会の考えは?

・本市における食育教育の実践と成果をどう評価しているか?

・中学校給食の学校による喫食率の差をどう捉えているか?

・中学校給食の充実に向けた考えは?

2. まちづくりについて

(1)辻堂駅周辺の渋滞対策について

・渋滞による救急車の走行に対する影響と対策の状況は?

・救急車の搬送について、辻堂地区の特定病院まで8分かかった例がある。問題では?

・辻堂駅中心部の大型駐車場建設の経緯は?

・マイカー自粛について、テラスモール側の対応状況は?

・交通誘導員の配置状況は?

・信号機の時間調整の状況は?

・渋滞解消するには、神台1丁目交差点の直進禁止などの規制が必要だが?

・快速アクティを辻堂駅に停車させるようJRに求めるべきだが?

(2)辻堂駅等のホームドア設置と関連施策について

・藤沢市内の駅におけるホームドアの設置と内方線付き点字ブロックの設置状況は?

・辻堂駅のホームドア設置の予定は?

・ホームドア設置の前倒しをJRに働きかけるべきだが?

・簡易な新型ホームドアがあるが、安全性に問題はないか?

(3)辻堂東海岸のNTT社宅跡地の開発について

・辻堂小学校南側のNTT社宅跡地の開発について、電電公社と市の協議書があり、その中に、300㎡の公園を市へ寄付すること、付け替え道路の設置などの条件がある。条件を守るべきだが?

・現在も工事完了届が出されていない。NTTへどのような対応をしたのか?

・市へ公園として寄付する条件の300㎡について、NTTへ申し入れるべきだが?

・NTT都市開発と新たな開発行為に関する協議書に市長はサインするのか?

・開発の工事中の通学路の安全確保や保育園の送迎車の停車場の確保について、教育長の考えは?

通告3番 竹村議員

1. 障害者差別解消法施行とやまゆり園事件から3年を経た、障害者政策の検証について

(1)障碍者権利条約の理念について

・障害者権利条約で障害者が福祉の対象ではなく権利の対象となり、機能の障害から社会の障壁という概念と変わった。社会的モデルと合理的配慮の考え方と藤沢市の障害者政策ばどのように転換されたのか?

・3年前に障害者権利条約、障害者差別解消法の啓発がされたが、ここ3年での認知度の状況は?

・共に生きる社会に向けた更なる啓発が必要だが?

・藤沢市の障がい福祉課の名称について、障害者支援課に名称を変える自治体ある。あるべき課の名称についての考えは?

(2)障害者差別について

・30年前、教員だったころ、普通学級で車イスの子どもを教えたが、車いすの介助をみんなでした。しかし、高校受験の時、高校側に配慮をお願いしたところ、養護学校に行けばいいと言われた。障害者差別解消法では、どのような手段で差別を明確化したのか?

・障がい者差別解消支援地域協議会での事例ととった対策は?

・他市では、人工呼吸器の子どもが入学・交流を求めたところ、拒否され、保護者は裁判を起こすこととなった。横浜市では、障害者グループホーム建設に対する反対運動に対して紛争解決を求めることができた。藤沢市でも条例化、紛争解決の仕組みを検討すべきだが?

(3)共に学ぶ教育について

・共に学ぶ教育について、藤沢市は先進的と評価されている。藤沢市における共に学ぶ教育の基本的な考え方と、そこに至った経緯は?

・藤沢市における支援を必要とする児童・生徒数の推移は?

・他市より評価されればされるほど転入してくる。特別支援学級、通級指導教室の設置、介助員の確保が必要だが?

・6月の通常国会で、読書バリアフリー法ができた。その中で、地方公共団体へ計画策定を求めている。今後の取組は?

・識字障害への対応としてユニバーサルデザインフォントが開発されている。公用文書などへの使用の考えは?

(4)地域で共に働き、共に暮らす課題について

・障害者を納税者へという考えは間違っていない。自力で通勤できることを雇用条件としているところある。藤沢市の職員採用において、自力通勤、介助者に関する条件はあるか?

・難病や発達障害など見えない障害なに対する合理的配慮を先例的に取組んでほしい。今後の障害者雇用の市の考えは?

・障害者の生活について、精神障害を理由に部屋を貸してもらえない状況がある。障害者の住まい探しは障害者個人がやることではない。居住支援協議会の取組みを進めるべきだが?

通告4番 杉原議員

1. 未来のふじさわを支える人材を育て・支える施策について

(1)子どもを取り巻く諸課題について

・子どもの貧困について、子どもを取り巻く環境の認識は?

・教育委員会と子ども青少年部、福祉健康部との連携状況は?

・SDG’sの中に貧困をなくそうとある。教育現場における貧困に特化した取組状況は?

・子どもの居場所づくりとして、少年の森の活用が考えられる。今後の方向性は?

・子どもへの虐待について、市の対策と地域に期待することは?

・学校に行きたくない子どもについて、ひとり親家庭、困窮世帯が40%を超えている。理由の把握と早急な対応が必要だが?

・子どもに対する地域支援団体づくりの状況と課題は?

・基金や寄付制度の創設について市の考えは?

(2)就労者支援について

・市内在住のニート状態にある状況とユースワークふじさわの利用状況は?

・ユースワークふじさわの課題は?

・履歴書の書き方など就労の前段の支援をしているのか?

・ユースワークふじさわとハローワークふじさわの連携状況は?

・ユースワークふじさわで対象年齢を制限している理由は?

通告5番 神尾議員

1. 宿泊可能な産後ケア施設の整備について

(1)産後のお母さん方の心や体の不調等に対応し、更に産後うつや子ども虐待予防に向けた産後ケア施設の整備の必要性について

・藤沢市では産後、4か月に保健師が訪問、聞き取り調査をして必要な対応をしているが、産婦健診や産後ケアはしていない。その理由と必要性の考えは?

・藤沢市を除くケンカ18市のうち、12市が産後ケアを実施しており、2市が検討中。本市も取組むべきだが?

2. 保護者の所得制限のない公立小学校、中学校の給食費無償化について

(1)家計の負担軽減や家庭環境による栄養格差、将来の心身の健康に直結する子ども時代の食生活における社会保障について

・平成29年に文科省が実施した、学校給食の取組状況調査の目的は?

・調査結果では、全国1740自治体の内、小中学校給食の無償化が76自治体、小学校のみが4自治体、中学校のみが2自治体実施している。本市の見解は?

・子どもたちを心身健康に市民全体で育てることが必要であることから、学校給食の無償化に取組むべきだが?

3. 高齢者福祉の充実と共生社会について

(1)認知症の高齢者による不測の事故(高額賠償)に備えた保険料の公費負担について

・認知症高齢者の不測の事故における賠償に対する不安ある。市の認識は?

・大和市では、認知症1万人時代に備えるとして、賠償責任保険事業に取組んでいる。本市でも導入すべきだが?

※以上、報告とします。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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