9月27日 9:30より、藤沢市議会決算特別委員会(2日目)が開催され、委員として出席しました。内容の抜粋は次の通りですが、今回は委員として出席していますので、自分の発言もあり、メモを取ることがほとんど出来ませんでしたので、かなりの抜粋になります。
【人件費】
杉原委員
時間外勤務について、年休を取るために残業していることはないか?⇒時間外縮減と年休取得の促進について、所属長のマネジメントが重要。研修の際に周知徹底している。
持ち家に対する住居手当の見直しの状況は?⇒全国的な状況を踏まえると、早期に見直す必要がある。今年度の中で関係団体へ廃止に向けた市の考えを具体的に示している。
市内在住者へのインセンティブの付与について提案をしたが、検討状況は?⇒考え方は一定必要と考える。一方で、まずは持ち家に係る住居手当を見直して進めた上で、インセンティブの方法などを検討していく。
西委員
職員の自転車通勤への300円の加算について少ないが根拠は?⇒明確な根拠はなく、一定額を加算しているもの。
職員の通勤について、自転車利用を促進すべき。駐輪場所の対策は?⇒全市的な駐輪場確保の中で考えるべきもので、本庁舎での職員専用の駐輪場は難しい。
残業には時期的なものある。議会での想定問答をつくる時間が無駄だと思うが?⇒議会への想定問答のために残っている訳ではない。
民間では残業減らした職員や課に対して一部還元ある。インセンティブの考えは?⇒人事評価の業績評価でしている。
大矢委員(私)
持ち家に係る住居手当の廃止については、労使で決めることで、議会のような外部からの圧力による影響は最小限でなければならない。全国の状況、藤沢市が廃止することで他市の職員や家族に与える影響、これまでの給与削減の状況、優秀な人材の確保など、様々な観点から検討したうえで、職員組合と十分な協議を重ねた上で、労使交渉で提案することが私の経験からも正常な手続き。このような手続きは取られたのか?⇒関係団体と事前の折衝を経て、労使交渉にて提案した。
※私は、職員組合から十分な事前協議がされたと聞いていなかったため、今後は、しっかりと協議を重ね、労使合意をもって実施という手続きについて、確認を取りました。
【議会費】
議会費は質疑なし。
※次に示すのは、平成30年度「主要な施策に関する説明書」に掲載されている、事業名/主な事業/決算額/執行率です。
【総務費】
1. 都市親善費/マイアミビーチ市、昆明市、保寧市、ウィンザー市との交流事業・国際交流フェスティバル・聶耳記念碑保存会への助成/19,398,415円/70.6%
佐野委員
姉妹友好都市間の友好について、SNSを活用した取組はあるか?⇒日常的なSNSの活用の予定はないが、効果的な手法なので研究していく。
聶耳記念碑碑前祭で、義勇軍行進曲が消防音楽隊により演奏がされるが、日本の国家も演奏すべきだが?⇒聶耳記念碑保存会に伝えて協議していく。
味村委員
保寧市との青少年交流事業の概要と参加者の感想は?⇒10人の高校生を派遣してホームステイした。相手の言語が分からなくてもコミュニケーションにより理解が深められたとの感想があった。
今年度の交流事業中止の経過は?⇒保寧市の青少年を受入れる予定だったが、保寧市の事情で中止となった。
日韓関係の悪化で中止となったと思うが、再開に向けて取組んでいくべきだが?⇒機会を捉えて連絡し、両国間の関係に影響なく交流できるように取組んでいく。
2. 広報ふじさわ発行費/「広報ふじさわ」作成及び配布/64,827,383円/76.8%
3. CATV等視覚広報事業費/CATV放映番組作成・tvk放映番組制作/51,825,478円/99.8%
4. FM放送事業費/FM放送藤沢市広報番組制作業務委託/46,637,600円/100.0%
栗原委員
来年度、分庁舎へ移転するが、委託内容に変更はあるのか?⇒移転に向けて調整している。委託する内容も調整している。
移転の際の家賃は?⇒公共財産の目的外使用となる。使用料は関係課と調整して進めていく。
5. ホームページ運営管理費/ホームページによる情報提供/16,610,399円/100.0%
佐野委員
LINEの導入について今後の考えは?⇒観光、文化など特定分野に特化するなど、今後検討していく。
西委員
ホームページの1番下に情報発信元が書かれているが、大費用電話の番号となっている。直通番号にする考えは?⇒来月、ホームページの更新に合わせて直通番号にしていく。
6. コールセンター関係費/コールセンター及び代表電話交換室運営業務委託/73,660,642円/100.0%
栗原委員
コールセンターでの外国語の対応状況は?⇒英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語の5カ国語に通訳を介して対応している。
7. 人権施策推進事業費/講演会等啓発事業の実施及び人権啓発事業への参加・ふじさわ人権協議会の運営・人権擁護委員会との連携及び活動支援/5,696,671円/87.4%
8. ふるさと納税関係事業費/ふるさと納税関係事務にかかる業務委託/26,228,303円/100.0%
西委員
台風15号の緊急支援募金を見ると南房総市などは、さとふるとふるさとチョイスの両方にしている。本市も複数のサイトの活用にすべきだが?⇒検討していく。
ふるさと納税の上位の市は定期便を返礼品としているが、本市の考えは?⇒登録業者からも声があるが寄付額の50%以内でなければならない。他市でもしているので検討していく。
9. 公共施設整備基金積立金/公共施設再整備事業の財源確保と財政負担の平準化を図るための積立金/2,000,891,012円/99.9%
佐野委員
積立金の原資は?⇒前年度の決算剰余金や現年度の不用額。
各課で不用額を率先して積み立てるべきだが?⇒各課に働きかけていく。
10. 庁舎等整備費/分庁舎整備工事・朝日町駐車場整備工事・仮設歩道橋撤去工事/257,375,005円/98.4%
佐野委員
分庁舎の総合案内にコミュニティロボット導入の考えは?⇒課題を整理し検討していく。
聖火台等のモニュメントの設置の考えは?⇒設置場所、内容、コストなど課題あるので関係課と協議していく。
平川委員
朝日町駐車場にハートスペースが設置されたが、市民に対して広報やデジタルサイネージで周知すべきだが?⇒検討していく。
本庁舎前の夏のミストシャワーについて、もっと距離を長くできないか?⇒職員の手作り。来年度はグレードアップを考えていく。
11. 広域行政推進関係費/湘南広域都市行政協議会での取組/223,594円/82.8%
12. 企画業務関係費/「藤沢市市政運営の総合指針2020」に関する市民満足度調査・総合教育会議の運営・事務経費/3,858,417円/58.0%
13. 行政改革等推進事業費/行政改革の推進・行政評価の実施・事務経費/2,561,353円/77.0%
14. 公共資産活用関係費/公共建築物台帳システム賃借料・事務経費/6,361,558円/91.5%
15. 公共施設再整備関係費/藤が岡二丁目地区再整備事業施設整備モニタリング業務委託/5,400,000円/100.0%
味村委員
藤が岡二丁目再整備後、近隣の公園利用者等もトイレを利用できるようにすべきだが?⇒安全安心ステーションとコミュニティスペースは、日中開放されているので、トイレの利用について地域の方々と進めていきたい。
西委員
信号の再設置課題について、藤沢警察署の新署長に経過の説明はしたのか?⇒した。
16. 基幹系システム関係費/大型コンピュータ及びオンライン機器等の賃借・基幹系システムの運用、業務管理・セキュリティ対策業務・自治体中間サーバーの運営に係る交付金/361,342,529円/97.1%
17. 情報系システム関係費/情報系パソコン及びネットワーク機器等の賃借・職員ポータルシステム等の運用、管理業務・職員情報化研修・情報系システムのセキュリティ対策業務/321,321,502円/94.3%
18. ネットワーク整備事業費/KSCの利用料・本庁舎ネットワークシステム用機器の賃借・試行導入したタブレット端末の使用料/128,825,925円/99.6%
19. 基幹系業務適正化事業費/基幹系システム再構築実施準備支援業務委託・基幹系システム運用及びデータ移行に関する課題整理業務委託/19,416,672円/99.9%
20. 市史編さん事業費/市史関係資料の調査/市史編さん委員会の開催・藤沢市史ブックレットの刊行・事務経費/8,483,529円/97.4%
佐野委員
市制80周年にあたり準備しているのか?⇒記念誌の発行に向けて検討している。発刊にあわせた講演会も検討している。
西委員
ブックレットの販売場所を増やす考えは?⇒市の窓口での販売について調整していく。
事務事業評価で見直しとなっているが継続していくべきだが?⇒来年度市制80周年記念誌を発行する予定。その後、より良い方向で見直しをしていく。
21. 郷土づくり推進会議関係費/13地区の郷土づくり推進会議の設置、運営/9,313,309円/82.9%
22. 六会地区まちづくり事業費/花の植栽活動・六会人材センターの運営・六会日大前駅ロータリーでのイルミネーション/1,172,941円/95.8%
23. 片瀬地区地域まちづくり事業費/片瀬地区人材情報バンクセンター事業・まちかど相談事業・江の島道の整備事業・青少年居場所事業/2,375,655円/94.1%
24. 明治地区まちづくり事業費/歴史文化継承事業・マナーアップ推進事業・子育て支援室等充実事業・明治地区健康体操推進事業/1,071,385円/94.0%
25. 御所見地区地域まちづくり事業費/田園パーク構想推進事業(花の植栽、啓発チラシの作成、活動事業への補助)/596,676円/99.8%
26. 遠藤まちづくり推進事業費/高齢者見守りネットワークリーフレット、チラシの作成、配布・竹炭、あじさい、各まつり用、仮設トイレの設置・英語版遠藤ふるさと観光マップの作成・わがまち遠藤ポスターコンクールの実施/728,275円/81.6%
27. 長後地区地域活性化事業/地産地消のイベント開催・観光、歴史資源開拓事業・健康づくり普及事業・長後子育てメッセの開催・長後見守りネットワーク事業・花フェスタの開催/1,300,450円/93.2%
28. 辻堂地区地域まちづくり事業費/みんなで美化キャンペーン・辻堂朝市・「辻堂歴史物語」講演会の実施・くらし安心安全各種事業の実施/663,666円/70.5%
29. 善行地区まちづくり事業費/真夏の子どもフェスティバル・善行発!子育て応援メッセ・おばぁの市場などへの補助金・高齢者等移動支援事業/948,046円/86.3%
30. 湘南大庭地域まちづくり事業費/健康なんでも相談事業・地域のゴミゼロ運動推進事業/412,517円/92.3%
31. 湘南台地域まちづくり事業費/湘南台駅地下イベント広場を活用した各種イベント・地域サポーター育成事業・子育てネットワーク事業/1,173,433円/90.2%
32. 鵠沼地区まちづくり事業費/鵠沼元気塾、鵠沼元気広場事業・鵠まつり事業・認知症対策事業/1,162,850円/81.3%
33. 藤沢地区まちづくり事業費/藤沢宿マップの増刷・地域イベントの実施団体への助成/1,588,240円/71.1%
34. 村岡いきいきまちづくり事業費/史跡案内板の設置、歴史ガイドマップの増刷・ガーデンシクラメンの寄せ植え講習会・村岡あいさつ運動事業・村岡わんわんパトロールの実施/2,339,783円/90.9%
35. 市民センター整備費/湘南大庭市民センターエレベーター設備改修工事、埋設管改修工事・長後市民センター駐車場及び広場等整備/28,132,023円/96.9%
36. 善行市民センター改築事業費/善行市民センター等改築工事、家屋調査(事前)、倉庫移転費/77,854,400円/98.4%
37. 辻堂市民センター改築事業費/実施設計、既存建物解体工事(繰越明許費)/144,213,800円/100.0%
柳田委員
善行市民センター再整備と同じ時期に進めているが、辻堂市民センター再整備については再三陳情が出されているが善行には出されていない。どう捉えているか?⇒住民との情報共有が辻堂の場合は不足していた。情報共有や地域との意見交換を今後の施設整備では早い段階でしていきたい。
辻堂は、情報共有に参加すべき人が入っていなかったと思う。専門家が市民の中にいることを念頭に進めるべきだったのでは?⇒今後は、職員のファシリテーター力を高めていきたい。
市民参加のあり方に基準が必要だが?⇒現在は13地区で進めているが、オールふじさわの市民参加のあり方を含めて、今後の市民参加のあり方を十分検討していく必要がある。
38. 市民会館整備費/第1、2展示集会ホールの天井、壁、床修繕等・第1展示集会ホール棟防水工事・大ホール座席修繕/18,079,728円/92.0%
栗原委員
大規模修繕の今後の計画は?⇒建て替えを見据えて必要最小限の修繕をしていく。
建替えはいつ頃を目指しているのか?⇒5年後ぐらいを目途に閉館して建て替えを目指していく。
39. 湘南台文化センター施設管理費/指定管理料・管理運営に係る機器の賃貸借/342,605,115円/99.9%
40. コミュニティ助成事業補助金/睦自治会(湘南大庭地区)コミュニティ活動備品(テント、テーブル、折椅子等)への補助/2,500,000円/100.0%
41. 市民まつり開催費/市民まつり事業に対する一部負担(台風接近により30日は全て中止)/18,840,000円/62.8%
大矢委員(私)
湘南台ファンタジアについて、来場者数の状況、経済効果の状況などから、藤沢エリアとの予算配分について、湘南台エリアを充実させるべきという視点で質疑を行いました。
42. 男女共同参画推進事業費/啓発事業の推進・推進協議会の運営経費・市民意識調査の実施/5,471,933円/84.2%
栗原委員
市民意識調査をしたとのことだが、回収3,000人は少ないと思う。追加のアンケートは実施するのか?⇒3,000人で適正と考えるため、追加のアンケートはしない。
性の多様性について、次期プランへの影響は?⇒課題の1つであり、検討することとなる。
大矢委員(私)
同性パートナーシップ制度について、県内でも横須賀市、小田原市でも導入された。更に、本日の神川新聞の記事で、逗子市が来年度導入の方針とのこと。本市でも導入すべきだが?⇒研究していく。
平川委員
市としてもLGBTの方への相談支援が必要だが?⇒現在は相談窓口はないが、今後のあり方を関係課と検討していく。
43. 多文化共生推進事業費/藤沢市外国人市民会議の開催・多文化共生セミナーの開催・MINTOMO交流会の開催・多言語翻訳料/859,069円/82.4%
44. 平和都市宣言推進事業費/平和の輪を広げる実行委員会への平和事業の委託・長崎、広島派遣/9,356,522円/81.6%
栗原委員
語り部が高齢となっている。市としての対策は?⇒広島、長崎市で被爆体験会をつなげていく取組をしている。継承できるように取組んでいく。
45. 市民活動支援施設運営管理費/市民活動推進センター本館および市民活動プラザむつあいの運営管理/58,878,837円/99.6%
46. 公益的市民活動助成事業費/公益的市民活動団体への助成/1,500,000/75.0%
47. 市民協働推進関係費/まちづくりパートナーシップ事業の実施/7,966,180円/100.0%
48. 地域コミュニティ拠点施設整備支援事業費/自治会・町内会が行う集会所の改築、修繕などへの補助/8,141,500円/100.0%
49. 市民憲章推進費/横断幕、のぼり旗、懸垂幕、啓発グッズの作製/459,777円/75.1%
柳田委員
市民憲章について、できてから50年以上が経過している。市民一人ひとりの生き方の価値感に踏み込んでいると思うが?⇒市民の生活スタイルや価値観が変わってきて、見直している自治体もある。昭和39年に市民の皆さんの取組の中からできたもので、生活の道しるべとしてつくられ、時代に左右されない普遍的な理念と考えている。
50. 災害復興基金積立金/災害復興基金への積立/103,835,444円/99.5%
51. 航空機騒音対策事業費/厚木基地騒音対策協議会、基地関係県市連絡協議会への負担金・要請に係る旅費/251,152円/84.6%
52. 急傾斜地防災事業費/片瀬山1丁目の地質調査、詳細設計、県事業への負担金/1,114,656円/78.8%
平川委員
県の事業18カ所について、対策の方向性は?⇒県の事業で、ほとんどが民地なので、事前の準備が整い次第、順次着手していくと聞いている。
53. 防災施設等維持管理費/防災行政無線、MCA無線、防災ラジオシステム等の維持管理・防災備蓄場所、防災備蓄資機材の維持管理/80,802,466円/97.7%
54. 地域防災支援事業費/避難行動要支援者名簿の更新、提供・ふじさわ防災ナビ~避難行動要支援者編~の改訂、配布/2,581,759円/95.3%
55. 防災設備等整備事業費/防災備蓄資機材の整備、充実・防災ラジオの市民頒布・津波避難ビル設置用簡易トイレ等の購入・片瀬海岸三丁目地区津波避難施設基本設計委託・スマホアプリ「ふじさわ街歩きナビ」保守管理・洪水ハザードマップ改訂に向けた河川測量委託・危険ブロック塀安全対策工事への助成(30件)/254,553,745円/94.0%
平川委員
長後市民センター裏に設置した防災倉庫の備蓄について、いつまでに100%整備となるのか?⇒備蓄計画では7年間だが、計画通りには進んでいない。
液体ミルクと授乳用ケープの備蓄の考えは?⇒液体ミルクは価格が高いことと保存期間が短いこと、フードロスの課題がある。ケープは購入を検討していく。
防災ラジオの頒布について、全世帯の1割にも満たない。どう捉えているか?⇒防災行政無線の補完が導入の目的。家庭環境にあったツールを活用していただきたい。
レディオ湘南からの情報について、地区ごとの情報発信が必要だが?⇒分庁舎に入るので更なる連携がとれる。各地区の情報も連携して発信していく。
大矢委員(私)
スマホアプリ「ふじさわ街歩きナビ」について、今年の9月にアプリが終了となる。平成27年のスタートから開発、維持管理に3,000万円を超える税金をかけているが、4年余りでの終了となることについて、税金の無駄遣い。市として総括するとともに、自治体がアプリを開発する必要性について見解を問いました。
56. 危機管理対策事業費/津波避難経路路面標識の設置・海抜表示公共小型看板の更新・防災井戸への補助/6,273,280円/95.6%
味村委員
津波避難経路路面標識について、151件設置の内37件の補修をしたが、市の負担は?⇒事業者の保障期間だったので市の負担はなかった。
素材の改善が必要だが?⇒昨年度設置分は工法を変更した。
※以上、報告とします。