「藤沢市有機質資源再生センター」の運営について

 藤沢市有機質資源再生センターの運営について、緊急な事態が発生し、その状況について報告がありましたので、内容の概要をお知らせします。

1.経緯

①平成24年7月31日に、「藤沢市有機質資源再生センター」の運営事業者である、「湘南エコファクトリーPFI株式会社」が独自で実施した臭気の測定結果が、自主管理基準の19を超え20だったため、県に報告。

②8月1日付で県から、同社に対し、早急に対策をするよう指示書が交付される。

③8月1日に藤沢市で独自測定したところ、同じく20だったため、県へ情報提供。

④8月6日に県が改めて測定したところ、自主管理基準を大幅に超える49の臭気指数であった。

⑤この結果を受け、臭気の原因となっている製造途中の堆肥を処分するとともに、すべての原材料の受入れを停止して、臭気環境を改善するよう、運営事業者に対して、県が改善勧告書を8月7日付で交付。あわせて、県からは藤沢市に対して、運営事業者を指導するよう依頼文書が出された。

2.市の対応

①8月8日から、原材料の受入れを停止。

②家畜ふんは、近隣に受け入れ可能な代替施設がないため、畜産農家に対しては、近隣の畜産農家の施設に搬入するなど、当面の緊急的な対応をお願いしている。

③剪定枝および食品残さの搬入事業者に対しては、北部環境事業所で焼却処理ができる旨の説明をしている。

④この事態が中長期化した場合、藤沢市の畜産事業の存廃にもかかわる深刻な問題と受け止め、1日に約18t発生する家畜ふんの処理について、畜産経営が持続できる方策を検討している。

なお、詳細については、9月議会で報告するとしています。

★6月議会で、夏場の臭気対策について、約700万円の補正予算をくみ、補正予算成立後、速やかに対応することとなっていましたが、この臭気対策を講じても、この状況なのか、それとも、暫定的な臭気対策はまだ、やっていないのか?よくわかりませんが、私は、ここまでひどい状況からして、約6億円をかけて、大掛かりな脱臭施設を設置するより、緊急的な家畜ふんの処理を、継続して行えるような現実的な対応策を、検討するべきと感じます。もちろん、撤退した場合の補助金の返還や、新たな家畜ふん処理にかかるコストなどもあり、不用意に言うべきではありませんが。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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