2021.12.4 第14回弁護士会支部サミットinふじさわ

 12月4日 13:30より、藤沢市民会館において、神奈川県弁護士会主催の「第14回弁護士会支部サミットinふじさわ」が開催され、参加しました。

 今回のサミットは、藤沢市には藤沢簡易裁判所があるものの、離婚調停、遺産相続、児童虐待など、家庭に関わる問題に対応する家庭裁判所がないため、その設置を求めることを目的として開催されました。

 サミットでは、基調報告として、横浜本庁で取り扱う家事事件については、藤沢簡易裁判所が所管する地区(藤沢市・茅ヶ崎市・大和市・海老名市・綾瀬市・寒川)の件数が川崎支部、小田原支部と同等で、横須賀支部より多い状況であり、件数や人口規模からしても、藤沢に家庭裁判所機能が必要ということが分かりました。

 藤沢市議会でも、平成27年3月に国に対しして意見書を提出しており、今年の9月議会でも請願が採択され、改めて意見書を提出しています。

 サミットでは、基調報告の後、「磁石」というお笑い芸人による漫才が披露され、その後は家庭裁判所が取り扱う遺産相続に関するクイズ、5人のパネリストによるシンポジウム、佐久市における成功事例の報告を受け、最後に宣言を採択しました。

 家庭裁判所機能を設置することは最高裁判所の判断となりますが、設置に向けた判断をしてもらうためには、今回のようなサミット、市民が必要と思う意識の醸成、自治体や各級議員の取組など、複合的な取組が必要です。サミットでは、横浜本庁で経験した実例について当事者からの生の声も動画で聞くことができました。そのような声を市民と共有して、もっと多くの市民が必要と感じてもらうような取組が必要と感じました。藤沢市への家庭裁判所機能の設置について、引き続き、取組んでいきたいと思います。

 写真は、主催者挨拶をする、神奈川県弁護士会の二川会長、来賓挨拶をする日弁連の荒会長、鈴木市長


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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