9月28日 9:30より、藤沢市議会決算特別委員会(2日目)が開催され、副議長として出席(一部執務室で傍聴)しました。質疑の抜粋は次の通りです。
【人件費】
松長委員
会計年度任用職員の欠員について、学校給食調理員の調理補助員の欠員の要因は?⇒勤務条件が画一的になっており、ニーズと会っていない、勤務地の問題もあると捉えている。
改善が必要だが?⇒民間の求人媒体の活用、勤務地の限定などで対応していく。
人員配置について、新型コロナウイルス感染症拡大により保健所への応援体制をとったが、職員の意見の集約状況と今後の考えは?⇒職員からの聞き取り、関係団体からの意見も聞いてきた。人事異動での定員増、専門担当の設置しながら組織対応してきた。今年度も6人定員増するなど体制強化をしてきた。一部業務の委託、会計年度任用職員も増員しながら全庁的負担軽減を図ってきた。今後も引き続き適切な執行体制に努めていく。
時間外勤務について、過去に時間外が多い部署が改善された要因は?⇒システム導入、時差勤務、管理職のマネジメントによる効果。
佐野委員
新型コロナウイルス感染症対応について、令和3年度に従事した職員の延べ人数は?⇒ワクチン接種対応も含めると、1日最大105人。
人件費の総額は?⇒約1億2,800万円。
職員のケアは?⇒保健所職員全員に疲労蓄積度調査を行い、結果を踏まえて精神科の産業医が面談した。
味村委員
会計年度任用職員について、令和3年度、女性が多い職場、職域は?⇒図書館、学校給食。
賃金を上げていくべきだが?⇒会計年度任用職員も人事院勧告に沿って改定する。他自治体の状況も踏まえて適正な賃金としていく。
武藤委員
年間最大の時間外は?⇒職員一人の最大は878時間。
先ほどの疲労蓄積度調査で、ケアを必要としていた職員の状況は?⇒精神科の産業医と随時面談している。
面談の人数は?⇒具体的人数は今は分からないが、相応の人数と認識している。
時間外とケアとの関係性は?⇒必ずしも時間外の多い職員が疲労度が高いとは限らない。
西委員
介護保険課の窓口業務委託について、委託費から人件費削減分を差し引くと8,800万円の増額となるが?⇒準備委託が含まれていたもので、令和4年度以降、人件費削減効果の方が大きくなる。5年間の中で1,200万円のコスト縮減を見込んでいる。
介護保険課の職員が減員されても、その分が一般会計に入ることとなる。全体的なコスト縮減になるのか?⇒協働事業で人員削減した分は、新たな行政需要に対応するもの。
採用人数を減らせるということか?⇒その通り。
※次に示すのは、令和3年度「主要な施策に関する説明書」に掲載されている、事業名/主な事業/決算額/執行率です。
【議会費】
1. 議会史編さん事業費/議会史編さんに係る費用/3,417,768円/44.6%
【総務費】
2. 都市親善費/昆明市との交流(オンラインによる代表者会議及び医療分野における会談)・ウインザー市との交流(オンライン児童絵画交流展)・松本市との交流(ホームページ交流事業)・東京2020大会での応援メッセージ動画の放映/4,144,693円/29.7%
永井委員
SNSを活用した多言語による藤沢市の紹介はどうなっているのか?⇒ホームページに多言語で市の紹介をしている。
3. 職員採用関係費/採用支援ツールを活用した新たな採用試験の実施/11,090,452円/93.8%
松長委員
就職氷河期世代採用について、募集のハードルを下げる必要があるが?⇒応募職種の見直し、経歴要件の緩和などを検討していく。
甘粕委員
採用辞退による人材確保状況は?⇒辞退者を抑制するため、説明会、顔合わせ、10/1に内定式をしていくほか、辞退者を見込んでも充足できる人数は確保できている。
確保した人員は優秀な人材と捉えているのか?⇒人材育成基本方針において求める職員像にあった人材と認識している。
コロナ後の採用試験のあり方は?⇒学生のニーズを踏まえる必要がある。最終面談は対面式を求めているエビデンスがある。選択制などニーズに沿ったものにしていく。
職員研修がスペシャリストの育成につながっていないのでは?⇒事務職が担う業務は多岐に渡るため、ゼネラリストの育成が重要。ジョブローテーションで職員力の向上に努めている。スペシャリストの育成も重要なので、専門研修、派遣研修、キャリア相談シートの活用なども取り入れている。
味村委員
DXプロデューサーは月4日程度の勤務だが、席のある民間企業からも給与は出ているのか?⇒副業人材として募集したので、支給されていることが基本となっている。
服務の宣誓はしているのか?⇒非常勤特別職なので、別途要綱で定めている。
4. 職員基本研修費/基本研修、職場研修等の実施/7,048,311円/81.3%
武藤委員
職員力がどう向上したのか?⇒研修受講後に所属長を対象に行動変容を30日間見て報告を受けている。5段階で平均4となっているので、職員力の向上が図られたと捉えている。
効果測定を今後どうしていくのか?⇒研修機関へ聞き取りしたが、民間企業でも効果測定をしていないところが多かった。効果測定を続けるかどうかも含めて研究していく。
5年3職場の異動の対象は?⇒新採用職員など若い職員。
5. 職員専門研修費/専門研修、派遣研修の実施/3,261,868円/46.6%
6. 広報ふじさわ発行費/「広報ふじさわ」作成及び配布/67,038,077円/87.2%
7. CATV等視覚広報事業費/CATV放映広報番組制作委託・tvk放映広報番組制作委託/27,021,751円/99.9%
8. FM放送事業費/FM放送藤沢市広報番組制作業務委託/45,948,870円/100.0%
西委員
FM尼崎は今年度で閉局となる。4,100万円の委託料だったが費用対効果がないと判断された。本市でも4,600万円支出している。なくなった場合は、レディオ湘南の経営への影響は?⇒大きな影響があると考える。
武藤委員
地区の防災訓練にレディオ湘南による防災ラジオの周知も必要だが?⇒市の番組で年5回、地域の防災訓練に参加して放送している。レディオ湘南の役割なども紹介している。
9. ホームページ運営管理費/ホームページによる情報提供/12,555,959円/99.9%
西委員
広告料収入が令和2年度より大幅に増えている理由は?⇒バナー広告が年々減っていたが、令和2年度に県内実態調査をしたところ他市より広告料が高かったので、トップページの広告料を4万円から2万円に引き下げたところ、増加したもの。
全庁に好事例として紹介して広げていくべきだが?⇒特定財源の確保は重要。好事例としての紹介も含めて、全庁に周知していく。
味村委員
アクセス数が増えた理由は?⇒新型コロナウイルス感染症のページの公開以降、アクセスが増えている。
10. シティプロモーション関係費/広報紙、テレビ、ラジオ、SNS等を活用した魅力発信/13,612,852円/90.6%
11. ふるさと納税関係事業費/ふるさと納税関係事務にかかる業務委託/58,834,935円/58.8%
佐野委員
令和3年度市税の流出は17億9,000万円とのことだが、過去3年の推移は?⇒平成30年度10億800万円、令和元年度10億7,400万円、令和2年度13億9,200万円。
流出対策は?⇒わかりやすいふじさわの財政や広報で周知しているが、市民へふるさと納税しないように働きかけはできない。
西委員
返礼品にNFTアートやNFTゲームの導入の考えは?⇒NFTアートは北海道の余市市で導入している。登録できるか研究していく。
12. 広域行政推進関係費/湘南広域都市行政協議会での会議費用/220,492円/81.7%
13. 企画業務関係費/市民満足度調査の実施・総合教育会議の運営・未来共創に係るセッションの実施/3,569,769円/73.0%
西委員
未来共創に係るセッションについて、99万円の経費がかかっているが、経費をかけずに進める考えは?⇒委託の良さは、ワークショップを繰り返す中で、参加者の状況を見ながら柔軟に対応できる。企画政策課の職員も参加して経験を得ている。全て自前でできるかということもあるので、来年度に向けて検討していく。
14. 行政改革等推進事業費/行財政改革協議会にかかる経費・指定管理者制度の総括及び出資団体への指導/914,911円/62.9%
松長委員
外部評価の事業について、選定から外部の方に関わってもらうべきだが?⇒以前は、事務事業評価シートを渡して選んでもらったが、負担が大きいということで、ある程度選んだうえで、委員に選定してもらっている。
事務事業評価シートの簡易版について、課題が記載されなくなった。必要だと思うが?⇒課題が見えるように検討していく。
武藤委員
内部統制の取組について報告があったが、リスク事案が毎年160-170件で推移している。なぜ減らないのか?⇒課の数が100課以上ある中で、一定数ある。しかし、ミスは減らさなければならない。小さなミスをなくすためのリスク洗い出し会議をしているところ。
15. 基幹系システム関係費/基幹系システム機器及びシステム用端末等の賃借・入力データ作成業務委託・基幹系システムのセキュリティ対策・自治体中間サーバーの運営に係る交付金/706,509,376円/97.8%
16. 情報系システム関係費/情報系パソコン及びネットワーク機器等の賃借・職員ポータルシステム等の運用、管理業務・職員情報化研修・情報系システムのセキュリティ対策業務・神奈川情報セキュリティクラウドの利用料/518,616,145円/96.3%
佐野委員
KSCのレスポンスが悪いと聞いているが?⇒運営事業者と共同で調査したところ、市のアプリの影響とのことで、アプリメーカーと設定変更に取組んでいる。
西委員
KSCの費用負担は?⇒年額約8,036万円。
KSCから脱退して、独自でセキュリティ対策をした場合の費用の検討をしてもよいと思うが?⇒全てのセキュリティを自前で持つこととなるので、費用は高くなる。
庁内複合機210台のリース代は?⇒3,952万円。
複合機の稼働率は、3%~7%が適当と言われているが、本市は平均で1.73%。どう考えるか?⇒今年度で契約が切れるので、更新の機会に整理していく。
FAXの受信件数を減らす対応をすべきだが?⇒その都度、送信元に連絡して停めてもらう負担を考えれば、ハード的に進めていきたい。効果的な方法を考えていく。
17. デジタル推進事業費/行政手続きのオンライン化推進とICTの利活用による内部事務効率化・Web会議環境の整備・デジタル人材の育成研修・ITガバナンスの推進・LINE公式アカウントの運用・スマートシティの推進/39,950,358円/87.1%
18. ロボット未来社会推進事業費/ロボテラスにおける生活支援ロボットの普及啓発・少年少女ロボットセミナーの実施・実証実験への支援/28,539,621円/99.3%
佐野委員
ロボテラスにより多くの方に来場してもらう取組は?⇒子ども向けのプログラム教室、イベントの充実、団体視察の受入れをしているが、コンテンツに魅力あるロボットとスマートシティコンテンツを組合わせて周知啓発を図り、来場者を増加させていく。
19. 市史編さん事業費/市史関係資料の調査・市史編さん委員会の開催・市史講座の開催・市史刊行物の刊行経費/3,379,171円/89.9%
松長委員
ブックレットについて、テーマによっては、民間施設での紹介、デジタルでの紹介なども必要と思うが?⇒テーマが遊行寺や江の島などの場合、チラシの配架、ホームページでの発信に加え、民間施設にも協力してもらえるよう検討していく。
20. 郷土づくり推進会議関係費/13地区の郷土づくり推進会議の運営に係る経費/4,273,589円/68.7%
21. 六会地区まちづくり事業費/花の植栽活動・六会人材センターの運営・六会日大前駅ロータリーでのイルミネーション/1,579,526円/99.0%
22. 片瀬地区地域まちづくり事業費/片瀬地区人材情報バンクセンター事業・まちかど相談事業・片瀬こまの保存活動への支援(片瀬こまの購入)・江の島弁天橋植栽帯の花植え/2,000,472円/93.8%
23. 明治地区まちづくり事業費/歴史文化継承事業・子育て応援メッセの開催・明治地区健康体操推進事業/453,705円/83.6%
24. 御所見地区地域まちづくり事業費/田園パーク構想推進事業(花の植栽、活動事業への補助)/461,832円/96.2%
25. 遠藤まちづくり推進事業費/あじさい、彼岸花、各まつり用仮設トイレの設置・わがまち遠藤ポスターコンクールの実施/682,378円/69.3%
26. 長後地区地域活性化事業費/健康づくり普及事業・長後子育てメッセの開催(中止)・長後見守りネットワーク通信の発行・ふるさと観光マップの増刷・地域公共交通の実証運行ポスター、リーフレットの発行・花いっぱい運動の推進・地域活動の啓発/674,047円/72.2%
27. 辻堂地区地域まちづくり事業費/みんなで美化キャンペーン・湘南ニコニコロードにアート作品のぼりを設置・くらし安心安全各種事業の実施・認知症フレンドリー講座の実施・辻堂プライドロゴマークを活用した情報発信/842,028円/86.8%
28. 善行地区まちづくり事業費/広報紙の発行・子どもフェスティバル・「のりあい善行」の運営支援・地域福祉に関する情報の発信・ふるさとマップ駅前看板の作成、設置/732,185円/73.1%
29. 湘南大庭地域まちづくり事業費/健康なんでも相談事業(健康測定、相談会)・ポイ捨て無くし隊活動への補助(実施団体の自主財源で実施)・ラジオ体操実技講習会の実施・健康ウォーキングの実施/9,900円/2.6%
30. 湘南台地域まちづくり事業費/ようこそ先輩in湘南台の開催・緑の回遊路ウォーク(中止)・湘南台子育てメッセの開催(中止)・地域サポーター養成講座の実施・湘南台駅地下イベント広場を活用した各種イベント・湘南台駅地下アートスクエア整備/31,473,894円/93.8%
武藤委員
アートスクエアについて、ピアの設置やホームレスの課題への対応は?⇒ピアノの常設が一番の課題。運営委員会で住民のニーズを聞いて設置していく。24時間の設置で利用時間は整理していく。ホームレスは2人程度いるが生活援護課の職員とともに声かけして、相談をしながら対応していく。
31. 鵠沼地区まちづくり事業費/鵠沼元気塾、鵠沼元気ひろば事業・鵠まつりに係る経費(中止)・認知症対策講演会の開催・鵠沼郷土資料展示室の運営、資料整理/1,286,389円/71.8%
32. 藤沢地区まちづくり事業費/子ども向け藤沢宿紹介冊子「藤沢宿通行手形」の改訂と増刷・トランスボックスの一部ラッピング再掲載/1,697,000円/80.4%
33. 村岡いきいきまちづくり事業費/自転車交通安全教室(中止)・あいさつ運動事業・村岡防災ギャラリーの周知チラシの作成・寄せ植え講習会の開催・今昔探訪ウォーキングの実施・村岡わんわんパトロールの実施/542,186円/39.5%
34. 善行市民センター改築事業費/改築工事・工事監理委託/510,512,113円/99.7%
甘粕委員
健康プラザ棟での木質利用の考えは?⇒内装の木質化を図る。
辻堂市民センター改築事業では、特定財源として森林環境譲与税基金繰入金が活用されているが、善行市民センター改築事業では、なぜ活用しないのか?⇒譲与額に限りがあったため。
今後の公共施設整備における県産木の利用の考えは?⇒木造化、内装の木質化を検討するとともに、県産木の利用も進めていく。
35. 辻堂市民センター改築事業費/改築工事・工事監理委託・事務経費・辻堂414号線道路改良工事・家屋事後調査委託・アスベスト調査委託/1,586,904,251円/99.7%
甘粕委員
辻堂市民センターで、WiFiがつながりにくいが?⇒災害通信確保のために設置しているが、建物内2カ所のアクセスポイントから遠い場所ではつながりにくい。実態を把握する中で、更なる環境整備をしていく。
36. 市民センター整備費/長後市民センター非常用放送設備更新工事/4,290,000円/75.9%
37. 市民会館整備費/藤沢市民会館等再整備基本構想策定検討委員会の開催・基本構想に向けた調査、資料作成・基本構想策定委員会や市民ワークショップの運営支援/15,838,400円/77.1%
38. 湘南台文化センター整備費/市民シアターのワイヤーロープ及び滑車の改修・プラネタリウムプロジェクターの交換・施設修繕/35,241,030円/95.9%
39. コミュニティ助成事業補助金/辻堂駅前ハイツ自治会(明治地区)、第一駒寄自治会(湘南大庭地区)へのコミュニティ活動備品購入(テーブル、椅子等)補助/2,600,000円/100.0%
40. 市民まつり開催費/市民まつり事業に対する一部負担(中止)/1,388,796円/100.0%
41. 地域市民の家維持管理費/全41施設の地域市民の家の維持管理及び運営・藤沢石原谷市民の家の更新/61,421,793円/92.3%
42. 男女共同参画推進事業費/各種啓発事業の実施・推進協議会の運営経費/1,087,878円/53.6%
味村委員
パートナーシップ宣誓制度の利用状況と利用者の声は?⇒令和3年度は24組宣誓した。4組は事実婚となっている。好意的な声がある一方、市単位ではなく共通の仕組みとしてほしいとの声あった。
制度の改善が必要だが?⇒今後のアンケートの結果を踏まえて検討していく。
アンケートの進捗状況は?⇒今年度下半期で実施していく。
43. 多文化共生推進事業費/藤沢市外国人市民会議の開催・市職員を対象としたやさしい日本語に関するeラーニング研修の実施・みんとも交流会の開催・生活ガイド等の多言語による情報提供・かながわ医療通訳派遣システム負担金/765,839円/56.6%
味村委員
ウクライナからの避難民の状況は?⇒5月に2人受入れ後、1人は転出、9月に留学生2人を受け入れ、計3人となっている。5月からの1人はニーズを聞きながら支援している。留学生の2人は大学を通じて必要な支援をしている。
永井委員
日本語支援ボランティア入門講座の成果は?⇒6人が日本語ボランティア講師をしている。
44. 平和都市宣言推進事業費/平和の輪を広げる実行委員会と協働で行う平和事業・「日本非核宣言自治体協議会」等への参加/1,337,228円/15.5%
45. ミライカナエル活動サポート事業費/市民活動団体への補助/6,740,648円/83.3%
46. 地域コミュニティ拠点施設整備支援事業費/自治会・町内会が行う集会所の改築、修繕などへの補助/4,957,000円/100.0%
47. 人権施策推進事業費/講演会、研修会等の啓発事業の実施・ふじさわ人権協議会の運営・人権擁護委員会と連携した啓発事業の実施/3,452,330円/63.6%
神尾委員
戸籍の不正入手に対する開示請求に本市は応じなかった。本市は本人通知制度を導入した自治体であり、制度改善が必要だが?⇒身元調査が不法な差別である。今後も一層の注意を払い、不正請求の防止に努めていく。
インクルーシブ藤沢の認知度が低い。対応すべきだが?⇒インクルーシブは包括、包摂、全ての人が尊重し合い支えあう社会。一方、イクスクルーシブ社会は大多数の人が優先される社会。インクルーシブ社会の必要性の理解は浸透しつつあると感じている。今後もインクルーシブ社会の実現に向けて取組んでいく。
甘粕委員
ヘイトスピーチに対する対応は?⇒事前に情報把握した場合や行われた場合は、警察と連携して対応していく。
そのような実態は?⇒令和3年度はない。
それ以前は?⇒2020年にヘイトスピーチが行われたという通報を受けて確認した。
【「主要な施策に関する説明書」に掲載されていない事業】
西委員
文書費について、紙の取扱いを聞いたが、本当に紙で送付しなければならないものなのか?⇒全庁的に庁内メールを使っているかアンケートした。市民センター・公民館からの申請書を送るもの、保育園から保育課へのメール便、教育委員会も紙で必要なものある。国・県からのチラシ類もある。
庁舎管理費について、庁舎内のトイレのバンドドライヤーがコロナウイルス感染症防止のために停止しているが、再開しても良いのでは?⇒社会情勢を見ながら再開に向けて検討していく。
味村委員
財産管理費について、西富旧市営住宅跡地の管理状況は?⇒草刈りは毎年対応している。
今後の有効活用は、近隣住民と話し合って進めるべきだが?⇒売却、民間貸付を考えている。その際は近隣住民に周知していく。
朝日町駐車場について、トラブル時のタイムス24の出動回数は?⇒把握していない。
それで、市民サービスが向上したと言えるのか?⇒以前は業務委託で人がついていたが、緊急時は管財課職員が対応していた。その部分は今も変わっていない。
市民相談情報課について、旧統一教会の専門窓口を設置すべきだが?⇒市民相談窓口は、消費生活相談に止まらない。国の動きを注視しつつ現行の窓口相談を継続していく。
8月以降、旧統一教会が消費生活センターを訪問しているとの報道があった。本市に訪問や働きかけはあったのか?⇒答えられない。
なぜ?⇒市の市民相談情報課に相談すると、当該団体へ自身の情報が流れてしまうと、安心して相談ができなくなるため。
市税の滞納状況は?⇒令和2年度約21,500人で未済額は約23億7,700万円。ともに令和3年度は6%減っている。
差押え処分の状況は?⇒令和2年度、7,111件で、令和3年度は4%減少している。
過度な取り立てはしていないか?⇒個別の事情を聞いて完納に導いている。
甘粕委員
市民センター管理費について、市民から、福祉窓口で相談しようと思っても声を掛けにくいという意見があった。呼び鈴を設置できないか?⇒必要性について検討していく。
武藤委員
消費者保護事業費について、相談窓口は、市民相談情報課だが、情報課に違和感がある。課の名称を変えられないか?⇒どこに相談してよいか分からない場合は、まずは、市民相談情報課で受けるが、まずはコールセンターを案内していただければ本課につながるようになっている。
※総務費の続きの質疑は、9月29日に行うこととなりました。
※以上、報告とします。