私は、2011年に初めて立候補した時から、今回まで全ての選挙で、選挙カーを使わないで選挙活動をしています。その理由は次の3つです。
➀選挙カーに使える公費(税金)の上限は、1日当たり64,500円で、選挙期間の1週間で約45万円。仮に、候補者全員が選挙カーを使えば、約2,475万円となります。更に、県内の候補者は340人ですので、単純に掛けても約1億5,300万円の税金が、1週間で何も残らない水の泡となります。税金の無駄遣いと思うからです。
➁選挙カーで遊説するということは、温室効果ガスを排出しながら有権者に訴えることとなります。2050年にゼロカーボンを目指している藤沢市や国の方針に逆行します。ゼロカーボン達成に向けて、行政・議会がともに取組みを進める必要がある中、その取組を率先して進める立場の議員になろうとしている候補者が、選挙カーを使用して選挙活動を行うことは、説明がつかないと思うからです。
➂選挙カーで、幹線道路・生活道路をまわって、支援を訴えるわけですが、選挙カーで回れるのは、朝8時から夜8時までです。しかし、その時間に働いている人とは限りません。夜勤で働いて朝帰宅する人もいますし、子育て中の家庭もあるでしょう。また、新型コロナの影響で、オンライン会議などもされている人もいるでしょう。そのような中で、選挙カーが回ってきて大きな声で支援を訴えられても、逆に、「頼むから回ってこないで」と思う人も多いのではないかと思うからです。
以上の理由から、私は、選挙カーを使用せず、駅頭などで、私の考えやスタイルを訴えるようにしています。立候補者が55人もいるので、駅頭でも「うるさい」と思う人も多いと思いますが、どうかご理解願いたいと思います。