2023.9.7 厚生環境常任委員会

 9月7日 9:30より、藤沢市議会厚生環境常任委員会が開催され、私は、委員会室の議員傍聴席が縮小されていることから、会派控室で傍聴しました。内容の抜粋は次の通りです。

議案第34号 藤沢市大庭台墓園の墓所の管理に関する条例の一部改正について

 大庭台墓園の平面墓地及び納骨壇の管理料について、受益と負担の適正化を図るため、その額を改定するものです。

土屋委員

 今回の値上げで、どのくらいの増収になるのか?⇒約4,057万円。

 決算見込みは?⇒令和4年度決算見込みは、歳入5億3,490万円、歳出4億6,825万円、翌年度繰り越しが6,638万円。

 基金の残高は?⇒約11億4,846万円となる見込み。

 値上げは止めるべきだが?⇒全体の管理費のうち、管理料収入は6割程度で使用料も含めて運営している状況。今後、使用料収入が減少していくことが想定されるので、適正な管理料を取ることで、安定的な運営をしていく。

原田委員

 新規募集の倍率は?⇒普通墓地1.4倍、芝生墓地7倍、集合納骨壇2.6倍。

 返還された墓地の推移は?⇒令和2年度141件、3年度157件、4年度181件。

 返還=墓じまいということか?⇒墓じまいが大多数だが、他の墓地への移行もある。

 普通墓地から合葬納骨壇への移行の見込みは?⇒合葬納骨壇は8月に完売したので、大庭台墓園内での移行はできない。令和7年度に合葬納骨壇建設で6,000件となる。

 長期的な見通しに向けて調査が必要と思うが?⇒令和3年3月の基本構想の際にアンケート調査をして計画を立てたが、コロナにより状況が変わってきた。それらを踏まえて、早急に墓地のあり方をまとめていく。具体的な調査を早期に実施して示していきたい。

※この議案は、土屋委員が反対をしましたが、賛成多数で可決すべきものと決定しました。

議案第38号 藤沢市民病院診療費等に関する条例の一部改正について

 市民病院の特別入院室料及び普通診断書等の交付に係る手数料について、受益と負担の適正化を図るため、その額を改定するものです。

土屋委員

 値上げによる増収の見込みは?⇒約200万円。

 決算見込みは?⇒令和4年度は黒字の見込み。

 値上げは止めるべきだが?⇒受益と負担の公平性から見直すもの。

原田委員

 差額ベッドの割合は?⇒536床のうち、有料の病室は103床。

 大部屋の稼働率は?⇒令和4年度77.2%、コロナ前の平成30年度は88.9%。

 大部屋が飽和状態となったら、有料の病室を案内するのか?⇒有料の病室を利用するには本人の希望、同意書をいただく。有料の個室しか空いていない場合は、入院日の調整などで対応している。

 治療によって例外はあるのか?⇒疾患によって個室が必要な場合は、同意の必要はなく、料金も徴収していない。

※この議案は、土屋委員が反対しましたが、賛成多数で可決すべきものと決定しました。

議案第39号 藤沢市立看護専門学校条例の一部改正について

 看護専門学校の入学金及び授業料について、受益と負担の適正化を図るため、その額を改定するものです。

土屋委員

 値上げによる増収見込みは?⇒入学金35万円、授業料480万円を見込んでいる。

 卒業生の市民病院への採用の実績は?⇒令和元年3月卒が47人中28人/2年3月卒が39人中26人/3年3月卒が48人中38人/4年3月卒が46人中37人/5年3月卒が52人中43人。

 市民病院の看護師確保の状況は?⇒募集定員を上回る応募がある。

 値上げは止めるべきだが?⇒生徒の学習環境改善のために必要なもの。

原田委員

 市民病院での採用試験の倍率は?⇒令和元年度2.4倍/2年度2.0倍/3年度1.3倍/4年度1.8倍/5年度1.8倍。

 看護学校の募集枠は?⇒50人。

 経済的困窮世帯の生徒募集枠を増やせないか?⇒給付型奨学金は、人数制限はない。

※この議案は、土屋委員が反対しましたが、賛成多数で可決すべきものと決定しました。

請願5第2号 加齢性難聴による補聴器購入費に公的助成を求める意見書提出についての請願

 この請願は、加齢性難聴者の補聴器購入に公的助成を求める意見書を国に提出することを求めるものです。なお、この請願の紹介議員は土屋議員です。

※この請願は、神尾委員、谷津委員、土屋委員、原田委員が採択とし、可否同数となったため、委員長採決となり、その結果、不採択となりました。

請願5第3号 藤沢市成人検診に聴力検査を加えることについての請願

 この請願は、藤沢市成人検診に聴力検査を加えることについて、市への働きかけを求めるものです。なお、この請願の紹介議員は柳沢議員です。

※この請願は、土屋委員が採択としましたが、採決の結果、不採択となりました。

陳情5第5号 現行の(紙の)健康保険証の存続を求める陳情

 この陳情は、2024年秋に現行の健康保険証を廃止する政府決定を見直し、健康保険証の存続を求める旨の意見書を国に提出することを求めるものです。

陳情5第12号 従来型(紙)健康保険証の存続を求める意見書提出の陳情

 この陳情は、従来型健康保険証の存続について、国に意見書の提出を求めるものです。

陳情5第13号 健康保険証廃止の延期・撤回を求める意見書提出についての陳情

 この陳情は、次の項目(要約)について国に意見書の提出を求めるものです。

(1)マイナンバーカードと健康保険証の一体化について、国民・被保険者、保険医療機関、医療保険者に新たな事務負担や混乱が生じないようにすること。

(2)マイナンバーカードによるオンライン資格確認証を受けることのできない者に対しては、従来の保険証の使用を認める選択肢を与えること。

※上記3陳情は、神尾委員、谷津委員、土屋委員、原田委員が趣旨了承とし、可否同数となったため、委員長採決となり、その結果、趣旨不了承となりました。

陳情5第11号 ワクチン接種券送付について中止することを求める陳情

 この陳情は、ワクチン接種県の不送付、インフォームドコンセントの徹底を求めるものです。

※この陳情は、全会一致で趣旨不了承となりました。

陳情5第14号 帯状疱疹ワクチン接種費用の一部助成を求める陳情

 この陳情は、帯状疱疹ワクチン接種費用の一部助成について、市への働きかけを求めるものです。

※この陳情は、今井委員、西川委員が趣旨不了承としましたが、採決の結果、趣旨了承となりました。

※以上、報告とします。


おおや徹

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