2012.12.14 定例議会(3日目)~採決~一般質問

 12月14日 10:00より、定例議会(3日目)が開催されました。内容(抜粋)は、次の通りです。

 

議案第33号 市道の認定について(鵠沼887号線ほか24路線)

議案第34号 市道の廃止について(長後319号線ほか37路線)

 上記2議案は、建設経済常任委員長報告の通り、全会一致で可決されました。

 

議案第50号 藤沢市道路占用料徴収条例の一部改正について 

議案第51号 藤沢市準用河川占用料徴収条例の一部改正について

 上記2議案は、採決の結果、賛成多数で可決されました。

 

議案第52号 藤沢市道の構造の技術的基準を定める条例の制定について 

議案第53号 藤沢市高齢者、障がい者等の移動等の円滑化のために必要な道路の構造にに関する基準を定める条例の制定について

議案第54号 藤沢市道の道路標識に関する条例の制定について 

議案第55号 藤沢市道路附属物自動車駐車場条例の一部改正について

 上記4議案は、建設経済常任委員長報告の通り、全会一致で可決されました。

  

議案第56号 藤沢市水路に関する条例の一部改正について

 この議案は、採決の結果、賛成多数で可決されました。

 

議案第57号 藤沢市準用河川管理施設等構造条例の制定について 

議案第58号 藤沢市下水道条例の一部改正について 

議案第60号 藤沢市都市公園条例の一部改正について  

議案第61号 藤沢市市営住宅条例の一部改正について

 上記4議案については、建設経済常任委員長報告の通り、全会一致で可決されました。

 

議案第64号 藤沢市食品衛生法の施行に関する条例の一部改正について

議案第65号 藤沢市医療法施行条例の制定について

議案第66号 藤沢市廃棄物の減量化、資源化及び適正処理等に関する条例の一部改正について

 上記3議案については、厚生環境常任委員長の報告の通り、全会一致で、可決されました。

 

議案第71号 平成24年度藤沢市介護保険事業費特別会計補正予算(第1号)

 この議案については、採決の結果、賛成多数で可決されました。

 

議案第48号 藤沢市市税条例の一部改正について

 この議案については、採決の結果、賛成多数で可決されました。

 

議案第62号 地方税法第314条の7第1項第4号に掲げる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人等を定める条例の制定について

議案第70号 平成24年度藤沢市一般会計補正予算(第9号)

 上記2議案については、総務常任委員長の報告の通り、全会一致で、可決されました。

 

請願24第5号 所得税法第56条廃止の意見書を国に提出することをについての請願

 この請願については、私は賛成をしましたが、採決の結果、反対多数で不採択となりました。

 

議案第32号 和解について

議案第69号 財産の取得について(藤沢市有機質資源再生センター)

 上記2議案は、全会一致で、可決されました。

 

「一般質問」

通告1番 浜元議員

1.青少年の健全育成について

 ①園庭・校庭の芝生化について

 保育園10園を芝生化したが、評判は?→保育士からは、安心して遊べる、夏場は水遊びができ、園児も喜んでいると聞いている。保護者の評判も良いが、根付くまで、どこで遊べばいいのか?との声もある。

 次年度以降の芝生化について見解は?→平成23年9月に1園、24年3月に9園実施した。通路などで芝生がはがれているところある。今後、使用方法に配慮しながら、はがれているところには、残っている芝を植えていく。

 学校の芝生化の評価は?→芝生化により、トンボ・バッタが増えた学校、給食を芝生の上で食べている学校、運動会では保護者の観覧席となったり、部活のストレッチなど活用されている。

 今後の拡大は?→今後は、芝生の維持管理について、様々な工夫、人材も必要。芝生講習会も開催していく。新規については、学校の希望を踏まえて検討していく。

2.スポーツの振興について

 ①サイクルスポーツ大会について

 エコ社会で、自転車が注目されている。一方で、自転車の事故、マナー違反も社会問題となっている。市として、どう捉えているか?→自転車利用の巾が広がっている一方で、事故件数割合は、平成23年度、26.3%と高くマナーが低下している。対策として、交通安全教室やマナーアップ教室などを行う一方で、ハード面では、藤沢駅辻堂駅線での歩行者と自転車の分離も始めた。現在、統一的なルールづくりに取り組んでいる。

 市内で、ビーチバレーや市民マラソンなど盛り上がりを見せているが、北部には大きな大会がない。サイクルチャレンジin秋葉台というイベントあるが、子ども向けである。子どもか大人までが参加する大会にできないか?→平成23年度に藤沢市スポーツ振興プランを示した。自転車は手軽な利用手段であり、健康、体力づくりなど、子どもたちを対象とした、サイクルチャレンジin秋葉台を年1回、開催している。今後も継続していく。

 北部地区の活性化を目的に、サイクルロードレース大会の実施を考えられないか?→北部の取組は重要。現在、民間団体から、非公式に打診をいただいている。地元の理解、警察協議など課題があるが、県外の大会では、多くの参加、観客動員など、経済効果ある。官民の役割分担の中で考えていく。

 

通告2番 東木議員

1.「安全安心のまちづくり」について

 ①「女性の視点の防災対策」における災害時の妊産婦ケア等について

 女性の視点での防災対策について、妊産婦のケア大事。庁内プロジェクトに女性の登用は?→地域防災計画の見直しなどを目的に、4月にプロジェクトを設置し、32回の会議をした、各課の主査、補佐など106人。保健師、保育士など、女性は14人参加している。

 避難所の備蓄資機材について、今後の追加、見直しの考えは?→整備計画に基づき28品目をまもなく100%備蓄となるが、平成21年度に罹災総定数が変更になったので、引き続き行っていく。女性に配慮した間仕切りなどは、計画に入っていないが、整備計画に加えていく。

 28品目の中に、日常生活用品が入っていないが?→防災倉庫にあるものが原則。整備計画に日常生活用品が備蓄可能か検討し、可能であれば、備蓄していく。

 妊産婦ケアについて、3/11で過酷な状況に置かれた。市内に妊産婦は何人ぐらいいるのか?また、3か月未満の乳児は?→把握できないが、妊娠の届け出は、平成23年度で3,843人。乳児は、毎月300人ぐらい出生届けが出されるので、概ね900人程度か。

 妊産婦と乳幼児への支援体制は?→要援護者と位置付けている。災害発生時は避難施設へ。避難施設で国難な場合は、市民センター・公民館または福祉施設で。

 災害時の妊婦の緊急搬送は?→傷病者を4段階に位置付ける。妊婦は、救急を優先に行うこととなっている。妊婦には、2人分の命を扱うという意識で。

 産婦人科病院、助産院との災害時の協定は?→医師会と共同で救護所を設置。医療救護マニュアルを見直す中で、メールマガジンでの医療機関からの情報発信を検討している。

 災害時のケアシステムの考えは?→地域防災計画見直しの中で、妊婦、産後の母子を守る観点から、取り組んでいく。

 

2.「子どもたちの生命を守り育む施策」について

 ①「小学生の通学路安全対策」について

 昨年1年間の事故件数と児童の登校時の事故の状況は?→平成23年1月~12月で、1,915件。小学生が関係する事故は98件。市内、登下校時の事故は平成23年度で14件。今年度は11月末までで6件。

 通学路の合同点検後の進捗状況は?→49か所を8月に関係者と合同点検した。市の対策は、グリーンベルト、外側線の引き直しなど、補正予算で対応。警察は、横断歩道の設置、信号の設置を検討している。

 通学路の点検、安全対策は通常どうしているか?→PTA、教員、地域の方々とともに点検している。

 通学路の危険個所の情報窓口は、学校という事を周知すべきだが?→点検は学校が主体となり、PTAと連携・協力して行うべき。危険個所の検討結果を要望者に伝えるよう指導していく。

 合同点検は、毎年実施すべきだが?→教育委員会としては、各学校が、地域の協力で、危険個所を把握して対応していくべきと考える。合同点検の必要については、時期を設定せず、対応していく。

 通勤ドライバーのマナーアップの取り組みは?→市・警察・団体で交通安全の普及・啓発キャンペーンを行っている。

 生活道路の速度制限、ゾーン30を導入できないか?→今後、ニーズが高まると思う。交通管理者に働きかけていく。

 ②「中学校給食の実現」について

 中学校給食について、現在の状況と実施の見通しは?→中学校給食検討委員会では、5月と7月にアンケートを行った。9月にアンケート結果を集約、10月に中学校給食の考えを検討。1月には、考え方を取りまとめ、2月のこども文教常任委員会に報告する。

 検討委員会での課題は?→実施に伴う課題は、経費関係では、単独校19校で76億円、センター方式は2場で50億円、デリバリー方式では7億円の整備費が必要。日課表への影響、給食時間15分、配膳片付けの時間確保が難しいなど。

 全国での実施状況は?→平成22年5月時点で、完全給食は82.4%、神奈川県内は16.4%。

 大阪市でもトップダウンで決めたというが?→市長公約で、128校中、45校で選択式のデリバリー方式を実施したが、申し込み少なかった。25年度は、選択制を止め、全員に提供することとなった。

 検討委員会を終えたら、実施の準備会を設置するのか?→一つの方法である。

 2月の市長選挙での公約にデリバリー方式とあるが、トップダウンで判断すべきだが?→検討委員会でとりまとめ中であり、結果を受け、教育委員会としての考え方を示される。配膳片付けなど課題もあるので、教育委員会の考え方を整理しながら、出来るだけ早い時期に実施していきたいと考える。

 

通告3番 松長議員

1.都市計画について

 ①藤沢駅周辺のまちづくりについて

 藤沢駅周辺のまちづくりについて、8月に基本計画が示された。駅舎、南北通路整備の検討状況と、計画の手順は?→駅舎はJR、小田急、江ノ電と幅員、規模などを検討中。駅前広場のバリアフリー化、駅から市役所までの整備、駅の賑わいなどについて、関係者と意見交換しており、今年度から、各通りで検討を進めている。南北自由通路は、構造の検討が先。市と鉄道事業者で費用負担を含めて、役割分担を明確にしていく。

 南北の広場について、北口デッキの下は暗い。南口もスペース狭い。拡幅について、どう取り組んでいくのか?→2階のデッキの改良を検討、南北通路と一体的な検討をする。老朽化したビルの改築は、広場と一緒にやるのがいいが、権利者との協議が必要。

 藤沢駅には、エレベーターやエスカレーター少ない。南北広場をバリアフリー化すべきだが?→国土交通省の方針に基づき、エレベーターの設置など、バリアフリー化をしてきた。これからは、更なる取り組みが必要。エスカレーター・エレベーターについては、改良計画で二重投資にならないように、検討していく。

 北口のデッキは、イベントするにも狭い。噴水が、かなりのスペースを取っている。撤去すべきだが?→市民の休憩の場としての実態もあるが、検討していく。

 駅舎の上に建つ商業施設について、JR傘下の企業が入ることとなる。周辺の商業施設がダメになるのでは?→商業施設との一体化が主流。駅周辺に人が流れる仕組みが必要だが、商店街側が行うべき。各通りのイメージづくりは専門家と検討を始められるが、市も連携していく。

 単に商業ビルではなく、シティーホテルやホールとか、容積率の緩和で、地域貢献できないか?→これまで、企業に打診してきたが難しい。ホールなどは駅周辺で検討するべき。駅周辺にできる場合は、ケースに応じて検討する。

 藤沢駅周辺の再整備について、一部の事業者にとどまらず、産業が活性化するような再整備をすべきだが?→湘南台や辻堂C-Xのまちづくりなど一巡した。本庁舎の建て替えなどを踏まえ、優先的に取り組む。JR、小田急とも駅舎が老朽化している。どうやって、駅から周辺に出てもらうかについては、関係者と連携して、賑わいをもたらすよう、取り組んでいく。

2.西北部のまちづくりについて

 ①線引きの見直しについて

 現在、調整区域だが、次の線引きに向けて、どう検討しているのか?→県における線引きの見直しは平成28年度に予定されている。その中で、特定保留地域の設定をしていきたい。周辺農業に与える影響多いので、検討会を設置しながら、範囲などの設定について、合意形成を図っていく。

 辻堂駅遠藤線から、市民センターエリアは、調整区域だが、宅地が密集しており、下水もできている。いずれ、市街化区域にするべきだが、税への影響は?→平均40%地価が上昇する。固定資産税、都市計画税など影響ある。試算すると、140haあるので、農地を除いた35haを編入したとすると、固定資産税が55億円から77億円に、都市計画税も年間6,000万円の増となる。

 市街化区域にすべきだが?→まずは、いずみ野線延伸に向けて、慶応大学地域を最優先。以前、働きかけたことあったが、住民合意に至らなかった。

 

通告4番 武藤議員

1.「命を守り災害に強い藤沢」について

 ①災害時の学校の対策について

 3/11を受けて、意見・要望をどう把握しているか?→校長会からの要望は、屋上フェンス設置、屋上への倉庫設置、避難訓練の充実、ライフジャケットの配備、メール配信など。

 沿岸地域の学校ある。津波被害の想定は?→県が津波浸水区域示した。鵠南小学校、湘洋中学校の2校。鵠南小は、3階が7.3m、4階が10.75m。校舎に被害が予想される。避難は4階および屋上。湘洋中は、3階で8.1m、1・2階も被害想定される。避難は3階となる。

 学校にいるとき、保護者は心配だと思う。鵠南小・湘洋中の保護者への連絡について、メール、FAX導入の考えは?→電話、ホームページでの情報発信。メールは白浜養護学校で行っているが、セキュリティ面で課題ある。フェアキャストを参考に行っていく。

 耐震化は完了しているが、基準ランクは?→学校はIS値が0.7以上で安全確保されている。

 天井、蛍光灯など非構造部材の耐震化の点検、折りたたみヘルメットの必要性の考えは?→毎年点検し、修繕している。テレビは転倒防止型、ガラスも飛散防止型にしていく。折りたたみヘルメットは、保護者負担、保管場所などの課題あり、検討していく。

 湘洋中について、12月補正で基本構想委託されたが、方向性は?→どのくらいの人員収容可能か、様々な土地利用含めて検討足ていく。

 ②災害時の避難対策について

 昨年度、防災行政無線の子局を16増設したが、状況は?→改善見られたが、音が重なって聞こえにくくなる場所もあり、デジタル化にあわせ、抜本的な対応をしていく。

 防災無線の災害時の放送内容は?→津波注意報から大津波警報まで、サイレンと発表内容と注意を流す。

 難聴地域が分かっているのだから、防災ラジオの導入の再検討は?→求めている機能は、電源オフでも無線が自動でオンとなるもの。デジタル化が始まり、平成31年度には、防災ラジオは入らなくなるので、デジタル化で、FM湘南が直接入るようなことを検討していく。

 市内の道路わきのブロック塀について、撤去費用の補助をすべきだが?→狭あい道路事業での補償をしている。

 津波避難ビルは、現在185か所ある。今後、増やすための考えは?→補助金制度について、屋上フェンス、外階段などを検討している。

 

2.安全安心の住みやすい藤沢のまちづくりについて

 ①湘南C-Xについて

 テラスモールの来場者の状況は?→1日当たりの来場者は、8月50,000人、9月47,000人、10月46,000人。

 開業後の道路渋滞について、市民からの苦情は?→渋滞ひどく家に帰れない、駐車場が足りないなど。

 渋滞ピーク時の交通量調査は?→10/27から8週間実施。テラスモールの駐車場へのアクセスする交差点を調査。来年1月末までに課題解決に向けたとりまとめをしていく。

 バス会社の話では、最大1時間遅れたなどの話ある。どのような対応を考えているのか?→臨時駐車場入庫時の人員が課題である。誘導員の増員など行っているが、調査結果を基に申し入れをしていく。また、交通管理者と信号の時間などを協議していく。

 生活道路への進入をどうするか?→お願い看板、交通規制などあるが、実情に合わせた対応となる。特に制限は、地元の合意が必要。

 以上、報告とします。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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