2011.6.20 定例議会(3日目)

 6月20日 10:10より本会議(3日目)が開催されました。まず、6月9日に開催された本会議2日目に各常任委員会に付託された案件について審議結果が報告され、各委員会の委員長報告について採択しました。建設経済常任委員会に付託された市道の認定・廃止については可決されました。こども文教常任委員会に付託された市民会館条例及び湘南台文化センター条例の一部改正については可決されました。総務常任委員会に付託された、藤沢市職員の育児休業に関する条例等の一部改正については可決、平成23年度補正予算については、討論を経て共産党会派の反対がありましたが、可決されました。議会運営委員会に付託された、土地開発公社による善行の私有地買取問題についての請願については、議会運営委員会では、請願の一部訂正が出されました。委員会では、本会議で上程しているので、認めないとしましたが、本会議に出されましたので、我が会派としては、訂正を認め賛成しましたが否決されました。そして委員会で不採択とされた請願の報告がされ、我が会派としては委員長報告を認めないと反対し、本会議でも委員会報告とは逆の請願は採択となりました。

 その後一般質問がされました。一般質問の内容は次の通りです(抜粋)。

 通告1番 松長議員。東日本大震災時における藤沢市としての避難状況の総括は?→津波警戒なのに体育館への誘導など課題残った。 新たな津波訓練を実施するべきと思うが?→県と合同で、海岸における情報伝達訓練をやる。また、3階建て以上の建物を表示したマップを作成し、各地区でワークショップ形式で議論し避難訓練を予定している。 観光客への対応として、電柱やカーブミラーに海抜、避難所などを表示しては?→大変重要、設置に向けて調整していく。 南部地域での中高層の建設について、避難所機能を条例で位置付けては?→一時避難場所としての位置づけ考えていく。 第1種住居地域や風致地区など規制がある。見直しや規制緩和が必要と思うが?→用途地域の見直し、建築基準法の但し書きの運用など、まちづくりの将来像を踏まえて対応していきたい。 太陽光発電について補助率低くて普及していない、補助率を引き上げる必要あると思うが?→他市の補助率1KW当たり1.8万円に対して、藤沢市は4万円と県内で一番高い補助率としている。県の動向を見て検討していく。 マンションの管理組合には補助制度ないが?→国は法人格あるものは対象としている。藤沢市の人口の半数は集合住宅ということを踏まえ、来年度からの導入を検討していく。 藤沢産の野菜は大丈夫であればメッセージを発信するべきだが?→6/13の検査で藤沢産トウモロコシも放射能不検出だった、広報等で示していく。また、学校の土壌、プール水なども測定し安全が確認されている。 財源確保について、市民公募債などを発行すればよいと思うが?→今後の公共施設整備のためにも検討していきたい。 地域経済の立て直しについて、中小企業への融資制度あるが、利子補給制度つくれないか?→商工会議所と協議していく。

 通告2番 浜元議員。市民マラソンについての藤沢市の総括は?→運営準備会から実行委員会形式で行った。運営管理を他の大きな大会も運営している民間企業にお願いした。また、先導車に湘南工科大学による手作りのソーラーカーや平和チャリティなどを実施した。葛原スポーツ広場の利用状況は?→平成22年度には約1万4千人が利用、土日の倍率は8倍。 境川、引地川の河川ゴミ処理について、上流域の市も負担するべくきでは?→藤沢市内で除塵機を設置して対応しているが、引き続き上流域の市へ要望していく。 他、遊歩道整備などについて質問がされました。

 通告3番 東木議員。中学校給食の進捗について→県内でも導入増えてきた、藤沢市でも検討委員会設置に向けて準備を進めている。7月中に第1回の委員会を開催し、現状の課題、方向性について協議したい。 高齢者福祉バスの利用状況は?→昨年11月からスタートし当初、3館で95人/日だったが、現在164人と増加している。利用者の意見を聞きながらバス停留所の変更なども検討していく。 がん検診の受診状況は?→平成21年度は、肺がん52.4%と県下1位、胃がん、子宮頸がん、乳がん検診は県内平均。無料クーポンによる検診率は子宮頸がん、マンモグラフィーともに増加している。国も平成23年度までにがん検診の受診率を50%以上を目標としている。土日、夜間などの実施について医師会と協議していく。 

 通告4番 吉田議員。辻堂南口デッキの進捗状況と今後の予定は?→8月までに鉄骨施工、9月からデッキ、エレベーターなどを整備し、平成24年3月完成をめざしている。 南口駅前広場については?→広場の整備はデッキ完成後、平成24、25年度で整備予定。 一般車の乗降スペースの確保は?→道路交通法上難しい、今後、継続協議していく。 神台公園の防災機能のついて?→居住人口2300人、就業人口1万人の受け皿として防災機能を持たせる。40tの防火水槽、100の貯水槽による3日分の飲料水の確保、防災トイレ、緊急用ヘリポートなど。 公園の維持管理は、防災機能を持たせるのでは公園愛護会では無理と思うが?→指定管理者も視野に入れて検討していく。 津波対策についして、ハザードマップの見直し、想定の見直しするのか?→想定は県が行う。3月31日付で13市町村の首長連名で見直し要請した。県による結果が出たら見直すが、時間がかかるため、藤沢独自の津波避難マップを作成して3階建て以上の建物を表示することとした。 一時避難施設の協定についてどうなっているのか?→現在50か所と協定をむすんでいる、今後増やしていきたい。オートロックについては、任意の部屋番号をインターホンで呼び出し対応することとなっている。 津波訓練の変更あるのか?→海水浴客で行っていた訓練を住民対象に変更していく。 海水浴客への情報伝達はどうするのか?→防災無線、消防車による周知を行う。 

 通告5番 武藤議員。防災無線について、設置数は?→248基。 バックアップ電源は?→72時間対応。 防災ラジオについて→FM周波を利用し、自動的に電源オンになる。現在、民間企業にて開発中。 西宮市で罹災証明の発行など一元的なシステムがあるが、藤沢市としての導入予定は?→平成24年度から導入していきたい。 鵠沼藤が谷にある県企業庁の宿舎について平成25年に廃止されると聞いているが?→公園などの利用について今後県と協議していく。 ジュニア防災リーダーの実績と今後について?→平成22年度で5,865人が受講。状況に応じた判断が重要であり、子どもたちにも自らの判断で危険を回避する能力をつけていきたい。 選挙について、ポスター掲示板の数は?→545箇所。 公園など重複している箇所は?→46箇所。 設置コストは?→64,598円/箇所。 無駄ではないか?→公職選挙法に沿って設置している。法改正を要望している。 その他、投票率向上、期日前投票所の増設などについて質問がされました。

 通告6番 竹村議員。要援護者支援の計画概要について?→平成7年の阪神淡路大震災では高齢者や障がい者が地域の支援を受けた。藤沢市でもハンドブックを作成し、民生委員などを通じて配布している。 ハンドブックでは、防災訓練について、参加を促すとなっているが、主体的に参加している人もいる。北海道日高の施設では、視覚的な取り組み、真っ先に避難して、先導役になった。藤沢市としては?→ハンドブックの映像版を作成している。今後も障がい者団体と協議していきたい。 外国籍市民への支援策は?→7カ国語に訳した暮らしの情報ガイドを作成している。また、医療通訳について市民病院で配置しているが、そのままでよいのか改善を要望する。

 

 以上、一般質問の概要を報告しました。詳しくは、議会事務局作成の議事録をご覧ください。   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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