2024.10.7 決算特別委員会(7日目)~公債費以下歳出全部・歳入・特別会計~討論・採決

 10月7日 9:30より、藤沢市議会決算特別委員会(7日目)が開催され、会派控室で傍聴しました。内容の抜粋は次の通りです。

【公債費以下歳出全部】

【歳入】

【特別会計】

認定第4号 令和5年度藤沢市国民健康保険事業費特別会計歳入歳出決算の認定について 38,144,245,347円(140,775,988円は翌年度に繰越)/97.1%

土屋委員

 本市の国保のマイナ保険証の利用率は?⇒6月末現在で、12.3%。

 保険証の廃止後はどうなるのか?⇒有効期限の令和7年7月31日まで使用可能。その後は、資格情報をお知らせする。マイナンバーカードを保有していない人や、マイナ保険証を登録していない人には、資格確認証交付する。

 保険料の推移は?⇒1人当たり平均で、令和2年度が105,928円、3年度が104,441円、4年度が110,037円。5年度が119,398円、6年度が128,442円。

 保険料を1人2万円以上引き下げるべきだが?⇒これまで大幅な引き上げにならないよう、基金からの繰入、前年度繰越金、法定外繰入の活用をしてきた。引き続き適正化を図っていく。

認定第6号 令和5年度藤沢市後期高齢者医療事業費特別会計歳入歳出決算の認定について 6,878,287,691円(136,345,166円は翌年度に繰越)/95.6%

認定第3号 令和5年度藤沢市墓園事業費特別会計歳入歳出決算の認定について 548,574,696円(50,888,919円は翌年度に繰越)/94.0%

今井委員

 大庭台墓園で線香を使用できないことについて、今後の安全対策は?⇒令和5年度に火災が発生したことにより対策をしたもので、線香が禁止になっている。消防局の指導の中で、今年度の対策を検討していく。

 水が出ないときがあると聞いたが?⇒井戸水を汲み上げており、ポンプの出力と高低差で、人が多く一度に使用する場合に出にくくなっている。

 今後の改善策は?⇒専門家の助言をいただきながら対応を検討していく。

認定第5号 令和5年度藤沢市介護保険事業費特別会計歳入歳出決算の認定について 33,107,775,815円(247,808,716円は翌年度に繰越)/98.6%

神尾委員

 要介護、要支援認定の推移は?⇒認定率は令和元年度末18.8%、2年度末19.1%、3年度末19.5%、4年度末19.9%、5年度末20.6%。

 内、認知症がある人数は?⇒令和5年9月末で、認定者数22,246人の内、12,177人で54.7%。

 認知症の方が、個人としてやりたいことが出来るまちづくりが必要と思うが?⇒今年度より、認知症施策検討会を設置した。認知症本人の交流会など、今後も認知症本人、家族の意見を聞いて取組んでいく。

 認知症サポーターを増やす今後の取組は?⇒令和5年度は、認知症サポーター養成講座を48回開催し、1,036人のサポーターを養成した。今後も幅広い人に講座を受けてもらえるように取組んでいく。

 湘南台版ケアパスの今後の展開は?⇒湘南台地区でのワークショップでの活用、他地区に紹介して横展開を検討していく。

認定第7号 令和5年度藤沢市民病院事業会計決算の認定について 24,130,099,818円/97.8%

土屋委員

 新型コロナでの入院について、令和5年度も個室対応だったのか?⇒5月以降は、各病棟の個室入院となっている。

 その理由は?⇒厚労省のガイドブックでは、感染症拡大を防ぐため個室での療養を原則とするとされている。

 差額ベッド代は取れないということか?⇒その通り。

 令和5年度の市民病院でのマイナ保険証の利用状況と入院の場合の対応は?⇒月平均867件で全体の4%。入院の場合は、入院時にカードリーダーで確認している。

 西館再整備の状況は?⇒基本構想に着手し、できる限り年度内に議会に報告できるように進めている。

認定第2号 令和5年度藤沢市北部第二(三地区)土地区画整理事業費特別会計歳入歳出決算の認定について 2,641,750,316円(675,515,238円は翌年度に繰越)/95.0%

土屋委員

 令和5年度末の事業進捗の状況は?⇒令和5年度末で建物移転は約69%、街路築造は約53%、宅地造成は約63%。

 令和6年度の予定は?⇒建物移転は繰越も含めて22戸、街路築造は1,865m、宅地造成は22,030㎡を予定している。

 令和5年度末の下水道整備状況は?⇒汚水管、雨水管ともに約67%。

議案第35号 令和5年度藤沢市下水道事業費特別会計剰余金の処分及び決算の認定について 19,581,608,050円/81.7%

小池委員

 本市の下水処理施設の浸水対策は?⇒大清水浄化センターでは、令和5年度に止水板を購入して対応している。防水シャッター、防水扉の設置などの対策もしている。

柳田委員

 令和5・6年度に実施した、耐震、対津波対策について、令和5年度の浄化センター、ポンプ場にかかった費用は?⇒辻堂浄化センターで1億2,890万円、ポンプ場5カ所で7,487万円。

 ポンプ場の耐震診断結果は?⇒5カ所のうち、4カ所で耐震不足。

 今後の対応は?⇒今後予算を確保して実施設計を進め、早期に対応していく。

今井委員

 ISO55000シリーズの取得をしていくべきだが?⇒他市の動向を見ながら、引き続き研究していく。

 わかりやすい藤沢市の下水道を多くの市民に見ていただくための工夫は?⇒44ページあるので、電子での周知が必要。SNSでの情報発信など工夫していく。

佐野委員

 令和5年度、下水道使用料改定により、収入はどうなったか?⇒5億300万円の増収。

 今後の使用料収入の見通しは?⇒人口増により短期的には増収見込みだが、長期的にみれば減収していくと見込まれる。

石井委員

 汚泥の再利用の検討状況は?⇒汚泥肥料になり得るとの結果となった。

 いつ頃に活用できるのか?⇒経営が成り立つかなど、使用者、JAの声を聞いて、肥料化について検討していく。

【討論】

※討論(各会派の意見要望)は、10月8日の本会議で行います。

【採決】

認定第1号 令和5年度藤沢市一般会計歳入歳出決算の認定について

認定第2号 令和5度藤沢市北部第二(三地区)土地区画整理事業費特別会計歳入歳出決算の認定について 

認定第4号 令和5年度藤沢市国民健康保険事業費特別会計歳入歳出決算の認定について

認定第5号 令和5年度藤沢市介護保険事業費特別会計歳入歳出決算の認定について

認定第6号 令和5年度藤沢市後期高齢者医療事業費特別会計歳入歳出決算の認定について 

※上記5認定は、土屋委員が反対しましたが、賛成多数で認定すべきものと決定しました。

認定第3号 令和5年度藤沢市墓園事業費特別会計歳入歳出決算の認定について

認定第7号 令和5年度藤沢市民病院事業会計決算の認定について

※上記2認定は、全会一致で認定すべきものと決定しました。

議案第35号 令和5年度藤沢市下水道事業費特別会計剰余金の処分及び決算の認定について

※この議案は、土屋委員が反対しましたが、賛成多数で可決及び認定すべきものと決定しました。

※以上をもって、令和5年度決算特別委員会が閉会となりました。 

※以上、報告とします。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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