12月9日 9:30より、藤沢市議会子ども文教常任委員会が開催されました。今日は親族の葬儀が入ってしまい、傍聴ができませんでしたので、議会事務局に問い合わせて、議案、陳情の採決状況を報告します。
議案第53号 藤沢市立学校屋外運動場夜間照明設備使用料条例等の一部改正について
公共施設予約システムの更新に伴い、施設等の使用料または利用料金の徴収及び還付等の取扱いを変更し、秩父宮記念体育館の施設等の使用のための団体登録に係る業務を指定管理者が行うこととするため、所要の改正をするものです。
※この議案は、全会一致で可決すべきものと決定しました。
議案第56号 藤沢市藤沢公民館・労働会館等複合施設条例の一部改正について
公民館と市民センターとの一体化に伴い、及び労働会館として使用に供する諸室及びその料金を改めるため、所要の改正をするものです。
※この議案は、加藤委員が反対しましたが、賛成多数で可決すべきものと決定しました。
議案第58号 藤沢市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例の制定について
教育に関する事務の職務権限の一部を、教育委員会から市長に移管するものです。
※この議案は、加藤委員が反対しましたが、賛成多数で可決すべきものと決定しました。
議案第59号 藤沢市公民館条例の廃止について
市民センターとの一体化に伴い、公民館を廃止するため、条例を廃止するものです。
※この議案は、加藤委員が反対しましたが、賛成多数で可決すべきものと決定しました。
陳情6第22号 神奈川県に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情
この陳情は、神奈川県知事に対して、令和7年度予算において私学助成の拡充を求める意見書の提出を求めるものです
陳情6第23号 国に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情
この陳情は、国に対して、公私の学費格差をさらに改善し、すべての子どもたちに学ぶ権利を保障するため、私学助成の一層の増額を要望する意見書の提出を求めるものです。
※上記2陳情は、全会一致で趣旨了承となりました。
報告(1)辻堂小学校改築事業に係る基本設計について
6月の当委員会で、劣化度調査の結果を踏まえた整備方針案が示されましたが、今回は、基本設計がまとまりましたので、その内容が報告されたものです。
1. 基本設計の概要
(1)設計コンセプト
①安全・安心に配慮し、将来にわたりずっと使い続けられる「持続可能な施設」
②技術の発展や学習、社会環境の変化に「柔軟に対応できる施設」
③誰にとっても使いやすい「居場所がある施設」
④現在の街並みや景観に配慮した「まちと調和する施設」
(2)配置計画
A・B・C案を比較検討した結果、仮設校舎を建設する必要がないため、費用が削減でき、工期の短縮が見込まれることから、現在建物のない南東側に新校舎棟を配置するC案を採用することとなりました。
(3)平面計画
配置計画を踏まえて、学校関係者等と協議の上、平面計画を検討しました。
(4)事業スケジュール
事業スケジュール全体としては、令和8年10月から令和13年2月で、新校舎の完成は令和10年6月を予定しています。
(5)概算工事費 ※約89億円(税込)
新校舎建設工事/西棟・中央棟長寿命化改修工事/解体工事/グランド整備費
報告(2)(仮称)藤沢市子ども・若者共育計画の策定について(素案)
これまで、令和5年4月に施行された「こども基本法」及び同年12月に閣議決定された「こども大綱」の考え方、現行の「第2期藤沢市子ども・子育て支援事業計画」、「藤沢市子ども共育計画」並びに、その他子どもに関する計画を統合することを当委員会に報告をしてきました。
今回は、11月に開催した「藤沢市子ども・子育て会議」での審議を踏まえ、「(仮称)藤沢市子ども・若者共育計画」の素案が報告されたものです。内容は割愛します。
報告(3)藤沢市少年の森再整備基本構想の策定について(中間報告)
藤沢市少年の森再整備事業については、本年3月に「藤沢市少年の森再整備基本方針」を策定し、今年度は「藤沢市少年の森再整備基本構想」の策定を進めていくす。今回は、現時点における基本構想の検討状況が報告されたものです。
1. 基本構想(案)の概要
(1)再整備の考え方
①再整備コンセプト「エウレカの森」
少年の森でコト・モノ・ヒトを体験したり、出会う⇒自分だけの「エウレカ」体験を見つけられる施設に
※エウレカとは、何かを発見したことを喜ぶときに使われる。
②施設整備の方向性
再整備コンセプトの「エウレカの森」を具現化するため、以下の2点を意識し、ゾーニングの検討をしています。
・少年の森でコト・モノ・ヒトと出会う、見つける自分だけのエウレカ体験
・体験するためのコト・モノ・ヒトの接触しろ(機会)を増やす
また、自然環境の保全・活用に向けて、敷地内外の保全、創出に加え、人と環境がふれあう場を提供するため、以下の3つの視点で検討しています。
・敷地外との生態系ネットワーク:まとまったみどりと水の保全
・敷地内の生態系ネットワーク:敷地内の多様な生息地の保全と連続性の確保
・人と自然環境のつながり:人と生物のふれあいの場の創出
(2)事業手法
①整備手法
施設整備については、市が別途発注を行い、実施することを予定しています。
②運営手法
公の施設として設置し、その管理運営に民間の活力を導入する指定管理者制度での実施が適切と考えています。ただし、指定管理者制度を採用する場合でも、民間事業者の特性を活かしつつ、持続可能な施設の運営を目指し、市の費用対効果と民間の収益性などを考慮する必要があることから、運営事業者の自主事業の範囲、指定管理期間など、より効果的なものとなるよう、詳細について今後検討していきます。
③運営事業者の選定方法
地域団体への説明、ワークショップによる市民からの意見をまとめていく中で、整備後の運営については、地元の企業またはプレーヤーが連携して携わることが「親しみを持って長く愛される施設になることにつながる」との結論になりました。
このため、その点を募集要領に入れて、公募型プロポーザルにより選定していきたいと考えています。
また、選定した運営事業者が、施設の基本計画や設計段階から関わることにより、運営者目線の意見を整備内容に反映することで、より運営しやすい魅力ある施設整備となると考えていることから、運営事業者の選定は工事発注に先行して実施します。
2. 今後の想定スケジュール
(1)令和6年度 基本構想
(2)令和7年度~8年度 基本計画・設計
(3)令和9年度~10年度 整備
(4)令和11年度 供用開始
※以上、報告とします。