2025.1.21~22 議会運営委員会行政視察(宇都宮市議会・奥州市議会)

 1月21日~22日、藤沢市議会議会運営委員会の行政視察として、宇都宮市議会・奥州市議会を視察しました。内容の抜粋は次の通りです。

 今回の視察は、藤沢市議会として検討している【災害時のタブレット端末の活用】【一般質問のオンライン化】【請願・陳情のオンライン申請】【議員間討議】【字幕表示】などです。

【宇都宮市議会】1月21日

 宇都宮市議会では、災害発生時のタブレット活用については、議員からの情報提供を議会事務局で集約し執行部に提供する仕組みになっているとのことでした。

 また、一般質問のオンライン化については、質問日の2日前の午後1時までに申出ることとなっていて、急な体調不良には対応できないとのことでした。

 陳情のオンライン申請については、オンライン申請を契機に団体からの申請について、団体の規模や願意が団体の総意であることが確認できる書類の提出を求めているとのことで、かなり厳しい運用がされていると感じました。

【奥州市議会】1月22日

 奥州市議会では、議員間討議について、市における大きなテーマについて、議員全員協議会においてワールドカフェ方式による議員間討議を実施しており、対話⇒議論⇒討論⇒議決のサイクルとしていることが特徴的でした。更に、他者の否定、批判、決めつけは絶対にせず、立場が違う人の意見を聴き、違いを学ぶことが必要としています。この視点は、藤沢市議会のカフェトークに協力いただいている関東学院大学の牧瀬教授の監修と同じです。こういう議員間討議にすることができれば、会派を超えて、市にとって最善の議論ができると思います。

 また、一般質問のオンライン化については、前日の正午までの申請で出来るとのことで、宇都宮市議会より締め切りが柔軟でした。前日の夕刻や当時に体調不良、子どもの体調不良での対応できるのかとの質問に対しては、議会事務局としては対応できるとの認識でしたが、そのような状況で、議員本人が質問できる状況にあるのかが疑問ということでした。確かにそうも思いますが、それでも質問できる状況であれば、対応すべきとも思いました。

※所感

 請願・陳情のオンライン化については、本人確認が課題であり、システム上の取扱いで解消できると思いました。また、災害時や常時における議員との連絡手段については、ラインワークス活用しており、本市議会でも有料がハードルとなっていましたが、料金が高くないこと、議会事務局職員の負担軽減にもなっていることが確認できましたので、前向きに検討してもいいのではと思いました。

 一般質問のオンライン化については、欠席事由を定めたうえで、本市議会でのオンライン化の実績を踏まえれば、対応可能と思いましたので、今後、協議していく必要があると思いました。

 請願・陳情のオンライン申請については、本人確認をどうすれはといううことが課題としていましたが、今回の視察で方向性が確認できましたので、今後の実施に向けて検討がされると思います。

 議員間討議については、奥州市議会における、対話⇒議論⇒討論⇒議決のサイクルを踏まえれば、現行の会議の流れでは不可能で、日程も含めた会議のあり方の議論も必要と思いました。

※以上、報告とします。

 


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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