本日(30日)から、一部の自動車メーカーで、木金休業がスタートした。7月1日から始まる15%節電の義務化によるものだ。電力使用量が多い木金に工場を休みにして、そのかわりに土日に操業するというもの。こういった対策によって、需要ピーク時に電力不足を緩和することができる。
この木金休みの土日出勤に伴い、新たな課題も生じた。それは、子どもの保育だ。今まで、土日が休みだったので、土日は保育園にあずけなくてよかったが、土日出勤となるため、保育園にあずける必要性が生じた。藤沢市としても、3ヶ月間の臨時的な措置として、土日の受け入れを行う。
節電の必要性は、誰もが認めていると思うが、過度な節電には注意が必要だ。昨日の猛暑で、熱中症による死者は4人、その中には、知的障害者もおり、草刈り作業をしていたそうだ。高校生も運動中に16人が熱中症の症状を訴えるなど、全国各地で被害がでている。まだ6月なのに。
昨年の夏、異常な暑さとして特別に思っていたが、もしかしたら、当たり前の暑さになってしまうのかも知れない。過度な節電に向けたPRや報道を控え、暑さ対策としての適切なエアコンの使用や水分補給など、熱中症で亡くなる人を出さないためのPRが、今必要ではないのか。