2013.6.20 定例議会(4日目)~一般質問

 6月20日 10:00より、本会議(4日目)が開催され、昨日に続き一般質問が行われました。内容の抜粋は次の通りです。

 

通告4番 有賀正義議員

1.分権時代の地方自治について

①自治体の自立と中核市について

 中核市移行について、現在の取組状況は?→中核市移行の検討は、移管される業務内容や事務量を調査し、移行によるメリット・デメリットについて先行市の状況の聞き取りをした。中核市市長会でも指摘されているとおり、財源の移行がなく不十分。国でも大都市制度の在り方が検討されている。地方のあり方が、どのように変わっていくのか、財源の移譲がされるのかなど、注視していきたい。

 今回の答弁は、今までの答弁より後退しているが?→中核市制度を活用して、市民が身近なところで一元的に行政サービスが受けられることが重要であり、国の方針が定まっていないので、国、県、他市の動向の把握に努めていく。

 平成24年9月議会で、中核市への移行は専門部署で検討必要とのことだったが、平成25年度は、どうなったのか?→引き続き、企画政策課が担当している。中核市市長会へのオブザーバー参加の予算を計上している。その他の予算は計上していない。

 中核市移行で、事務移譲されるのは産業廃棄物関係だと思うが?→産業廃棄物に関する許可などの事務については、市にとどまらず、広域での視点が必要。専門職員の配置も課題と捉えている。

 国からおりてくるもの、中核市、特例市で違うと思うが?→国から中核市へ通知があった場合、規模的には都道府県にも通知が行くので、藤沢市にも連絡が来る。

 教員の人事権についての状況は?→平成25年4月25日の審議会の中での答申で、人事権の移行について、小規模市町村の理解を得つつ、検討するとなっている。

 中核市、特例市の統合に備えて、準備すべき。市長の見解は?→市民から喜ばれる市政にすることが大切。すでに多くの事務の移譲がされている。現時点では、中核市移行で処理できるものとして、産業廃棄物の業務あるが、直接的に市民につながるものではない。地方制度調査会で、中核市、特例市の統合について議論が始まった。どうなっていくのか、行政サービスの拡充がどこまでできるのか、見ながら検討していきたい。引き続き、国等の動向を見守っていく。

②オープンデータへの取組について

 本市として、オープンデータの捉え方と取組は?→誰にも利用、再掲載できるもの。市がどのようなデータを持っていて、公開できるのか、民間のニーズなどの情報収集に努めている。

 今後の取り組みは?→横浜市、寒河江市、流山市のとりくみは把握している。大和市、横手市、倉敷市と共同研究をしている。災害時におけるオープンデータの活用に向けて研究している。

 今後の展開は?→共同研究を踏まえ、データの利用方法、著作権課題などある。どのデータをオープンデータ化していくのか研究している。

 行政データを市民が自由に利用できる。市民、行政、議員の位置関係も変わってくる。改めて、市の認識は?→行政データは市民の財産。様々なニーズを精査してオープンデータに取り組んでいく。

2.活力ある藤沢について

①夏の海岸問題について

 片瀬西浜海岸の自主ルール注目されている。市の把握は?→海の家での音楽の禁止が盛り込まれている。

 自主ルールと市長名の要望書との関係は?→要望書は、海の家での大音響、クラブ化、暴力団に関与させない、入れ墨、タトゥーしないことなどを要望した。

 自主ルールで音楽禁止された。ウクレレを聞きながら夕涼みもなくすのか?→あくまで、海の家は、海水浴場組合の管理。

3.学校給食について

①中学校給食試行に向けての諸課題について

 日課表への影響は?→平成24年度の中学校の学習指導要綱により、時間が増えたので、配膳するのは困難。デリバリー方式は、弁当箱に詰められているので、日課表への影響少ないと考える。

 給食費について、小学校給食では未納金ある。中学校給食を実施した場合、公金化やクレジットなどすべきだが?→他市の例では、献立表で前金払いを活用している。未納金も発生しないので有効。本市が実施する場合、前金払い、公金化、クレジットなどを検討していく。

 アレルギーへの対応は?→近隣のデリバリー方式では対応できていない。献立表の中で、アレルギー食材を示すことで、防止している。

 相模原市のデリバリー方式の喫食率の状況と分析は?→平成22年度から弁当とデリバリー方式の選択制。デリバリー方式の利用率は、平成22年度は58.6%/23年度は、53.9%/24年度は49.0%。アンケートでは、前金予約、苦手な献立、父親の弁当と一緒に弁当をつくっているなど。デリバリー方式は、食べる側の問題なので、多い少ないではないが、利用されるよう工夫していきたい。 

 中学校給食の実施について、配膳室の設置課題は?→昭和55年に中止するまで、7校がセンター方式で、給食を実施していた。そのうち、3校は全面改修をしている。残りの4校も当時の配膳室は別の用途で利用されている。調整必要で、他の学校では新設も必要となる。

 

通告5番 井上裕介議員

1.安全・安心で住みよいまちづくりについて

①渋滞対策と通学路の安全対策について

 渋滞増え、駅前まで車でいけないという声聞く。市の認識は?→幹線道路整備をしてきた。しかし、湘南C-X、江の島など都市拠点は渋滞あり、対策に取り組んでいる。テラスモールの混雑から、市と民間で交通量調査し、警察と共に取り組んでいる。江の島は、県の湘南ふじさわ魅力アッププランに位置付け、関係者と取り組んでいる。

 C-Xについて、交通量調査をしたとの事だが、どのような課題があったのか?解決は?→テラスモールの駐車場は、土日祝、雨天、イベントなど14時から16時がピークで周辺は渋滞している。渋滞対策を検討するため、市、警察、民間で連絡協議会をつくった。情報交換し、警察による信号調整、民間事業者への指導を行っている。

 開発にあたり、C-Xの交通量の想定と現状は?→当初の道路計画では、12,000台を見込み、テラスモールは、土日9,000台なので、道路インフラの想定内。駐車場の入出庫で渋滞起きている。駐車場のキャパもオーバーしている。

 駐車場不足をどう解決していくのか?→臨時駐車場の拡大。誘導ルート、警察による信号調整などをしている。湘南C-X事業者連絡協議会で情報交換する中で、対応していく。

 公共交通での利用も必要だと思う。取組状況は?→スイカ、バスモ利用でのポイント付加、スマホでのリアルタイム情報など、公共交通利用促進向けて、事業者と調整していく。

 渋滞に伴う、生活道路への通過車両増えている。対策と住民との合意形成は?→進入禁止することが重要。休日に交通整理員の配置している。警察による時間指定、一方通行などが考えられるが、地域との合意形成が必要。地元への説明、意見交換しながら合意形成していく。

 江の島の渋滞課題について、弁天橋の渋滞長くつながっている。大橋3車線化の取組状況は?→江の島島内に入ってすぐの駐車場が満車となり、奥の駐車場に空きがあっても渋滞となる。島内3駐車場の有効利用図るための対策をした上で、3車線化を県が行っていくとのこと。

 江の島への公共交通の利用について、自転車・バイク利用も多いが、現状は?→小田急、江ノ電の利用促進に取り組んでいる。自転車駐車場は、4か所で210台のスペースある。整理誘導員を土日配置している。

 通学路の道路標示の管理、修繕について、市の役割は?→スクールゾーン、白線などの道路標示は、目的により役割が決められている。注意は市が管理修繕、停止線等、規制が伴うものは警察。

 適切な管理修繕について、外側線、スクールゾーン、すれ違い困難表示、消えている箇所ある。どうなっているのか?→道路パトロール、学校、市民からの情報で順次修繕している。市が全ての道路状況の把握はできていないが、出来る限り把握し、修繕必要な場所は、速やかに進めていく。

 行政としてすべてを把握できていないというのはいかがか。発光鋲の管理状況は?→カーブミラー、道路照明灯、発光鋲なども道路パトロールでしているが、生活者からの情報で修繕している状況。道路パトロールを工夫していく。

 平成24年度に、通学路の危険個所について合同点検したが、平成23年度まではどうなっていたのか?→各学校で下校時、PTAの点検、地域協議会などで点検して市民センターへ報告していた。

 市民センターへの改善要望の件数は?→改善要望322件、改善個所183件。

 平成24年度の点検結果は?→49か所の報告があった。関係者による合同点検を行い、46か所を改善必要とした。

 46か所の取組状況は?→改善完了は35か所、グリーンベルト、外側線、カラー舗装など。警察の規制が伴うものは、警察本部との調整を行っている。

 他にも危険個所あると聞いているが、46か所が改善されれば、完了という考えか?→緊急性の高いものであり、他にも危険個所あると考える。点検を継続していく。

 危険個所について、予算計上必要になると思うが?→通学路の安全対策は重要。昨年度の必要経費は補正予算で実施した。今年度の当初予算でも経費を増額したので、継続して安全確保していく。

 

通告6番 友田宗也議員

1.安心・安全なまちづくりについて

①夏の駅周辺の体感治安対策について

 今年に入ってから、駅前の客引きあり、逮捕者も出た。夏期の藤沢駅、湘南台駅、江の島駅の実態は?→藤沢駅は、ターミナル駅で多くの利用あり、428万人が利用、冬より57万人多い。商工集まる地域で飲食店も多い。迷惑客引きもある。湘南台駅は慶応大、多摩大、日大があり、学生12,000人多いまち。夏期は夏休みで人通りは減る。江の島は、夏期116万人利用で冬の約2倍。

 県の迷惑防止条例が、本市の夜間の状況に適用されるのか?→駅周辺の実態は、県条例に違反しているとし、警察が検挙している。夜間パトロール、防犯カメラの設置などを行っている。

 駅前の実態について、どう取り組んでいくのか?→警察の巡回で、厳しく取り組んでいる。国の補助による、LED防犯灯、防犯カメラ、看板、横断幕などの設置を検討している。

2.電縁都市ふじさわについて

①ICTを活用した行政と市民のつながりによる地域力の醸成について

 行政情報について、従来の発信方法ではだめ。市の考えは?→より多くの市民への発信として、広報、ホームページ、FM、フェイスブック、TVK放送、スマホ版広報などを活用し、効率的、効果的な発信をしている。

 広報スマホ版の市民の反応は?→アクセス数は、開設前の1月~3月は4,564件/月、開設後の4/25~6,329件、5月7,167件と6割増加している。

 スマホ版の今後の取り組みは?→ポスターを市内4大学、各駅に張り出していく。

 広聴について、市の受信施策の状況と今後の取り組みは?→市政情報コーナー、ネット受け付け、コールセンターなど、受信率を高める必要ある。新たな受信力を検討していく。

 パブリックコメントについて、数件の意見しかない。パブリックコメントの実績は?→平成17年度~24年度で、104件実施し、80件1,168人から、意見出されている。そのうち、325人はネット利用。

 パブリックコメントの今後の考え方は?→周知の機会を増やしていくことが重要。他の媒体も活用して周知していく。

 藤沢市の生データ(ローデータ)について、2次利用できるようにすべきだが?→現状では、標準フォーマットない。手続き、手法について、検討を始めたところ。課題の整理をし、データの公開をしていきたい。

 eコミふじさわ、地域のポータルサイトの状況は?→災害リスク情報として活用。登録者が簡単にホームページを作成できる。自治会・町内会が災害時の情報発信ができる。地域ポータルサイトは平成21年度からスタート9地区で開設している。

 eコミとオープンデータの活用を流山市が取り組んでいる。本市として、今後、どう推進していくか?→eコミ、ぐるっと藤沢マップは統合型GISで一方向。市民、民間との双方向の機能を持つ、相互利用について研究、検討をしていく。

 SNSについて、カラフルふじさわの利用状況は?→平成24年6/1に開設。1日に3本発信。投稿916件で102万人が閲覧。

 SNS、フェイスブックは一方向。参加型、相互利用できるSNSある。市民が行政に情報提供、可視化の取り組みについて市の考えは?→SNSにより、だれもが意見提案できるが、現状の中では、職員の発言に気を付けなければならない。公式発言の決裁課題などある。他市の取り組みを調査し、研究していく。

 市のホームページについて、カラフルフジサワある。市の情報をシェアすれば拡散する。これがSNSの強み。本市のホームページは活かしきれていない。OGPの設定が重要なのだが、本市は設定していない。市の考えは?→OGPの設定は有効と考える。来年度のリニューアルに併せて検討する。

 ネットにつながる環境づくり。公共施設のWiFi設置状況は?→今後、民間通信事業者のサービスの活用について、セキュリティなどの課題を整理した上で、新庁舎建設時に導入に向けて検討していく。

 デジタルサイネージについて、他市では広告を入れているところある。本市の考えは?→公共施設におけるデジタルサイネージは、行政、市民だけではなく、地域をつなぐ重要なもの。屋外、交通機関で活用広がっている。今後、新庁舎建設の中で、活用を検討していく。

 

通告7番 土屋俊則議員

1.生活保護行政について

①生活保護基準の引き下げについて

 生活保護受給者の実態について、10年前との比較状況は?→平成15年度、高齢者676世帯で43.7%/母子家庭166世帯で10.7%/障がい傷病537世帯で34.7%/その他167世帯で10.8%。平成25年度は、高齢者1,530世帯で41.9%/母子家庭330世帯で9.0%/障がい傷病1,076世帯で29.5%/その他717世帯で19.6%。

 就労支援の対象者の状況は?→18才~64才、268人。18才~30才が43人、16%/31才~50才、133人、50%/51才~64才、92人、34%となっている。

 本市の生活保護受給世帯の推移は?→平成15年度、1,546世帯、2,304人/18年度、1,944世帯、2,842人/21年度、2,566世帯、3,721人/25年度、3,653世帯、5,283人。

~旧生活保護法と現生活保護法との違い、経過を含めた、生活保護に関する歴史的経過について、質疑・答弁(省略)~

 今、生活保護基準の見直しを行うとしている。なぜ、今行おうとしているのか?→一般低所得者との均衡が図られているか5年に1度調査されている。平成21年度の消費実態調査で比較し、見直された。増減幅は、10%を限度として、3年の激変緩和措置が設けられた。 

②諸課題について

 社会福祉法による、無料低額宿泊施設の状況は?→市内に6施設あり、運営団体は3団体。

 生活保護費をピンハネする貧困ビジネスある。居住は1人1部屋か?→個人のプライバシーは配慮されている。

 住居費と生活費はどのくらいか?→住居費が46,000円/月、生活費が、45,000円~50,000円/月。

 無料低額宿泊施設は、一時的入居施設と思えるが、状況は?→半年以内が13人/半年~1年、4人/1~2年、5人/2~3年、12人/3~4年、14人/4~5年、18人/5年以上19人。

 本市としてもシェルターを持つべきだが?→現状、一時的施設数、内容とも問題ない。少なくとも県レベルでの対応と考える。

 生活保護法の改正について参議院で審議されている。保護の申請について、口頭ではだめで、通帳など書類提出必要となった。口頭ではだめなのか?特別な事情とは?→改正法では、申請書及び必要な書類が必要。資産や収入の状況も求めているが、これまでと同様に、身体的に申請書作成できない場合は、口頭でよい部分も規定された。

 扶養義務の考え方は変わったのか?→生活保護における扶養義務については、保護の開始時に書面で通知を規定している。明らかに扶養可能なのにしていない場合、扶養が保護に優先されるもの。

 生活保護法第1条、憲法第25条に基づき、全ての国民に対し、最低限度の生活を保障するという考え方に変更ないか?→必要な人には確実に保護を実施する考えに変更ない。

 

通告8番 竹村雅夫議員

1.「共に生きる」藤沢をめざすための課題について

①「体罰」問題をどう克服するか

 そもそも体罰とは何か。文科省の体罰の定義とは?→学校教育法第11条のなかで、なぐる、ける、正座、直立での長時間など、身体的苦痛を体罰としている。

 それは、暴力ということ。今回の藤沢の調査結果は?→教員、児童生徒、保護者に調査した。教員から体罰行ったが、小学校で4件、中学校2件の計6件。児童生徒、保護者から体罰に関する件は、小学校91通、中学校67通あった。体罰の定義に基づき、児童生徒に聞き取り、小学校3件、中学校3件を報告した。

 あれだけ報道されたにもかかわらず、体罰が続いていた。体罰の根絶に向けた今後の取り組みは?→体罰はいかなる場合でも許されるものではない。教育委員会と学校と連携を密にして、子ども一人ひとりを大切にしていく教育を行う。体罰、言葉の暴力の根絶に向けてリーフレットをつくり研修していく。教育委員会としての考え方を繰り返し発信して、児童生徒が通いたくなるように学校をめざしていく。

 体罰の根絶は社会的な問題。スポーツ界には、暴力を容認する風潮もある。社会全体への啓発が必要。市の考えは?→体罰は、子どもの人権、尊厳を侵害するもの。一人ひとりが、人として尊重されることが重要。人権教育に加え、出前授業など啓発している。体罰そのものが、人権侵害ということを認識させる取り組みをしていく。 

②教育改革としての「支援教育」について

 大きな声で叱ることも体罰となると、若い教員は委縮してしまう。何かを禁止するのでは、事なかれ主義となってしまうのでは。教育どうあるべきか?→平成15年度に、学校教育ふじさわビジョンを示し、平成24年11月に改定した。ともに学びともに育つ教育をめざしている。

 体罰の調査から見えてきたことについて、問題の子どもの中に、発達障がいの子どもがいるのでは。体罰を受けていたのは、そんな子どもではなかったのではないか。教員にとって手がかかる困った子なのか、困りごとを抱えた子なのか。考えは?→困りごとを抱えた子という視点にたって、一人ひとりの支援を考えるべき。

 特別支援教室について、県では支援教室となっている。藤沢市としても支援教育に転換すべきだが?→県の理念と同様。様々な課題を抱える児童生徒、全ての子どもたちに支援をしていく。今後、検討していく。

 性同一障がい、同性愛などのセクシャルマイノリティについて、文科省通知の内容は?→平成22年4月通知された。きめ細やかな対応必要。悩みを受け止めること。児童生徒、保護者の意向に配慮し、対応することが必要となっている。

 市内の学校に性同一障がいの児童生徒、在籍しているか?→在籍している。着替え、トイレ、など、きめ細やかな対応している。生徒、保護者の相談も受けている。

 若者サポート窓口の状況は?→ニート、ひきこもりを支援することとしている。若者を対象に、きめ細やかな支援をしている。労働会館での若者仕事応援塾では、5月末で73件の相談があり、医療、福祉に繋げたケースもある。

 ユースワークの概要と取組は?→無料職業紹介にかわり、ニート、ひきこもりが抱える15~39歳の人と保護者に対して、相談支援をしている。5/8オープンから、5月末までで、140件の相談があった。

 若者たちの雇用先を見つけるのは簡単ではない。今後の事業展開は?→社会的自立を図るには、雇用先の開拓必要。商工会議所、技能職団体、労働団体等と連携し、取り組む。

③障害者基本法の改訂等をふまえたインクルーシブな社会づくりについて

 障害者基本法改訂の概要は?→障がいの有無にかかわらず、尊重されるべき。人権、個性を尊重しながら、差別禁止、国民の責務も位置付けられている。

 第19条に雇用の促進とある。市役所が障がい者雇用の状況は?→障がい者雇用率は、平成25年4月に改定され、2.1%から2.3%となった。今年度は、6/1で、2.26%であり、今後も、採用試験を実施し、誰もが等しく働ける職場環境をつくっていく。

 共働きの家庭に障がい児が生まれたら、どうなるか。スクールバス停までの送り迎えあり、正規雇用につくことはできない。母は仕事をやめ見ている。児童クラブでも軽度の障がいしか受け入れられない。働き続けたいけど、母が仕事をやめることで解決されてきた。地域の児童クラブでの受け入れがベストだが、社会福祉法人で受け入れてもらう事出来ないか。市としてどう考えるか?→本市の児童クラブで、障がいの子どもを受け入れているのは10クラブ。介助必要な児童の受入れは困難。保護者が働き続けることについて、子どもの受入れについて、検討すべき課題と考える。

 以上、報告とします。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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