9月5日 10:10より、本会議(2日目)が開催されました。議案の説明は9月1日の初日に行われていますので、本日は、質疑・討論をして、採決などを行ないました。
議案第16号 市道の認定については、鵠沼880号線他、8路線を認定する物であり、建設経済常任委員会へ付託されました。
議案第17号 町及び字の区域の変更については、藤沢市菖蒲沢境土地区画整理事業の換地処分に伴い、藤沢市遠藤字広谷・東原、菖蒲沢字大平・大下の一部の公有地を遠藤字菖蒲沢境に変更するものであり、建設経済常任委員会へ付託されました。
議案第18号 損害賠償額の決定については、藤沢市民病院において発生した医療事故に伴う賠償額の決定をするものです。内容は、2010年10月に行った胸部食道切除術及び胃管再建術等を施行した際、術中に使用した滅菌シートを体内に置き忘れたため、胃管周辺に膿がたまり、開腹手術を行うなど、患者に対し、肉体的・精神的苦痛を与えたものです。賠償額は651,000円。
原因や再発防止策について質疑がされ、病院側からは、声を出して器具のカウントをしているが、今回は、カウントシートのチェックが不十分であった。早速、器具の点検シートを改善し対策を図った。などの答弁がありました。質疑後、採決し決定されました。
議案第19号 藤沢市スポーツ振興審議会条例及び藤沢市少年の森条例の一部改正については、スポーツ振興法の全部が改正されたこと、スポーツ基本法が制定されたことに伴い、必要な改正をするものであり、条例の内容に大きな変更はありません。質疑なしで可決されました。
議案第21号 藤沢市特定開発事業等に係る手続及び基準に関する条例の一部改正については、地方自治法の一部が改正され、条例中に引用していた市町村の基本構想に関する規定が削除されたことに伴い必要な改正をするものであり、条例の内容に大きな変更はありません。質疑なしで、可決されました。
議案第24号 藤沢市母子支援施設条例の一部改正については、児童福祉施設の最低基準の一部が改正され、母子生活支援施設に置かなければならない者の名称が改められたことに伴い、必要な改正をするものです。
母子指導員から母子支援員に改められたことによって、役割などに変更があるのか?藤沢市平和台住宅における配置状況と今後の施設のあり方について質疑があり、市側からは、生活指導から生活支援になったが、基本的な役割に変更はない。平和台住宅については、非常勤4名の配置。昭和47年に設置されてから39年が経過し老朽化している。入所状況も22世帯のキャパに対して5世帯の利用状況。善行地区地域経営会議での市民センター建替えの検討に合わせて、平和台住宅のあり方についても、地域の声を聞いて方向性を出していきたい。などの答弁がされました。採決の結果、可決されました。
議案第20号 藤沢市市税条例の一部改正については、地方税法の一部が改正され、申告を怠った場合の過料に関する規定が改められたことに伴い、必要な改正をするものであり、総務常任委員会へ付託されました。
議案第22号 藤沢市都市公園条例の一部改正については、秋葉台公園球技場を人工芝に改修することに伴う利用料金の見直し、及び、辻堂の神台公園の管理を指定管理者に行わせるため、必要な改正をするものです。
秋葉台公園球技場の利用状況、人工芝を使っている近隣施設の利用料金、利用料金見直しについて利用者への説明状況などについて質疑があり、市側からは、平成22年度の利用状況は延べで、大人が約32,000人、小中学生が約25,000人。人工芝の球技場は県内で10施設あるが、付帯施設の状況により利用料金はまちまち、高いところでは1時間当たり35,000円のところもある。利用者への説明は、サッカー、ラグビーフットボール協会などには説明済みであり、一般の利用者へは改めて周知していく。などの答弁がされました。この議案については、建設経済常任委員会へ付託されました。
議案第23号 藤沢市地区計画等の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正については、辻堂西海岸一丁目地区整備計画を都市計画決定したことに伴い、区域内における建築物の制限について定めるものであり、建設経済常任委員会へ付託されました。
議案第25号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正については、災害弔慰金の支給等に関する法律の一部が改正され、支給対象となる遺族の範囲の拡大、支給対象となる災害の範囲が見直されたため、必要な改正をするものです。この議案については、厚生環境常任委員会に付託されました。
議案第26号 平成23年度一般会計予算(第4号)については、議場マイクシステム費用、児童扶養手当受給世帯増加に伴う費用、未熟児の入院にかかる助成の見直しに伴うもの、江の島亀ヶ岡広場再整備にともなうもの、辻堂南口デッキへの上屋設置にともなうもの、各区画整理事業における国庫補助金の増額内示にともなうものなど、歳入歳出予算の総額にそれぞれ455,243,000円を追加するものです。この議案は、総務常任委員会へ付託されました。
議案第27号 平成23年度藤沢市北部第二(三地区)土地区画整理事業費特別会計補正予算(第1号)については、国庫補助金の増額に伴う補正であり、建設経済常任委員会へ付託されました。
議案第29号 平成23年度藤沢市柄沢特定土地区画整理事業費特別会計補正予算(第1号)については、国庫補助金の増額に伴う補正であり、建設経済常任委員会へ付託されました。
議案第30号 平成23年度藤沢市下水道事業費特別会計補正予算(第1号)については、東部処理区ポンプ場維持管理費などの補正であり、建設経済常任委員会へ付託されました。
議案第28号 平成23年度藤沢市国民健康保険事業費特別会計補正予算(第1号)については、厚生環境常任委員会へ付託されました。
議案第31号 平成23年度藤沢市民病院事業会計補正予算(第2号)については、市民病院再整備事業費として、平成23年度から29年度までの間で、100億円を限度額として債務負担行為をすることができるものであり、厚生環境常任委員会へ付託されました。
報告第16号・17号は、複数年にまたがる事業について、その事業が完了した事による精算報告であり、第16号は、善行小学校・本町小学校の改築事業、第17号は、藤沢西部貯留管築造工事であります。
本町小学校の改築については、学校側に一切報告や相談がないなかで、校舎の一部を福祉団体等が利用することが進められおり、手続きの不備、団体の選定についても不透明と、厳しい指摘がなされました。
請願23第2号 漁業用軽油にかかる軽油引取税の免税措置を継続するよう求める意見書を国に提出することについての請願が、藤沢市漁業協同組合と江の島片瀬漁業協同組合から提出され、紹介議員を代表して宮戸議員から趣旨説明がされました。燃料費の上昇などから、漁業経営は深刻な状況にあるため、現在行われている軽油取引税の減免措置を継続してほしいという内容であり、全会一致で採択されました。