11月16日 10:30より、明治市民センターにおいて、藤沢市議会主催の議会報告会を開催しました。今年度の議会報告会に向けては、これまで開催した報告会での課題を踏まえ、報告会の雰囲気を良くするために、日本大学の教授と学生に協力いただいて、司会進行をお願いしました。また、参加者が分かりやすいように、パワーポイントでの説明にするなど、工夫をする中で開催しました。報告した事項は次の通りです。
(1)市議会のしくみ
(2)政務活動費について
(3)新市庁舎建設について
(4)公共施設再整備基本方針・プランについて
(5)藤沢駅周辺地区再整備について
先週の湘南台市民センターに続いて、今日の明治市民センターでの議会報告会でも、そのような工夫は功を奏さず、議会や議員をつきあげるような報告会になってしまいました。私は、なんで、そんなに声を荒げたりするのだろう?もっと、普通に話せばいいのにと思いました。そして、やはり、議会主催の議会報告会には、そのような人が多く参加することも、今回、広報広聴委員会の委員長として、改めてよくわかりました。
このような状況を解消するには、もはやワークショップ形式しかないと思います。ワークショップ形式では、自分ばかり主張することはできませんし、そのグループで協力し合って、テーマについて議論するからです。そして、最後には報告があるわけで、自分勝手に場を乱すこともできません。今後は、ワークショップ形式での開催をめざしていくべきと、今年度の報告会で強く感じたところです。
しかし一方で、ワークショップ形式とした場合、テーマを設定するため、議会に対してフリーな意見や要望が言えなくなってしまいます。広聴機能をどうしていくかを検討しなければなりません。要望であれば、議会陳情・請願という手段をとればよいのですが、意見を聞く場をどうするべきか、課題が残ります。来年度の中で、どうしていくか検討することになると思います。
今日の議会報告会では、還付金詐欺などの対応はどうなっているのか?/駅の発車メロディを藤沢駅でもやってほしい/政務活動費のチェック体制について/旧藤沢高校跡地について、民間に渡らないように議会が対応するべき/藤沢南部の津波避難対策について/湘南台にある県の認定保育所の突然の撤退について、保育継続に向けた議会支援を求める/新庁舎建設のコスト縮減について/ など、多くの意見・要望が寄せられました。議会として、受け止めたうえで、各議員が、それぞれの立場で対応することになりますが、できれば、強い要望については、陳情や請願といった手続きを活用していただきたいと思います。そのほうが、議会の中で実質審議ができるからです。
今年度の議会報告会については、課題を残す形となりましたが、広報広聴委員会の委員長をしています私としては、県内他市への調査、専門家からのアドバイスを受けるなど、事前の調査・研究から始まり、日本大学から協力を得るなど、何とか、参加者との対立ではなく、参加者と協調できる議会報告会に向けて、努力をしてきたつもりです。結果としては、あまり上手く行きませんでしたが、今後は、広報広聴委員会のなかで、今年度の総括と来年度に向けた課題を整理していくこととなります。来年度は、統一地方選挙後になりますので、新しいメンバーで開催することとなります。次期委員会にしっかりと引き継ぐためにも、残された期間、委員長の役割を果たしていきたいと思います。