先日、テレビなどで、大きな火球が報道された。僕は、子どものころから星が好きで、親に買ってもらった望遠鏡でよく星を観たものだ。その望遠鏡は10Cmの反射型望遠鏡で、特殊なレンズをつけると200倍になる。しかし、倍率を上げれば、逆に観にくくなるので、100倍ぐらいがちょうどよかった。月はくっきりとクレーターが観え、土星は小さいながらもはっきりと輪が観える。土星の輪は、観たことのある人にはわかるが、とても幻想的である。
そんな天体観測をしていた子どもの頃、好きだった星は「アルビレオ」という星で、この星は白鳥座にある。肉眼で見ると1つの星に観えるのだが、望遠鏡で見ると2つの星が観える。星と星の距離が近いので1つの星に観えるのだ。このような星のことを二重星と呼ぶ。ただ、望遠鏡で2つの星が観えるから好きというわけではなく、このアルビレオという星は、星の色が2つとも違うのだ。30年以上前の子どもの頃の記憶であるので、間違っているかもしれないが、他しか1つは赤く、1つは青かった気がする。また、いつか望遠鏡を買ってみてみたい。
最初に火球のことにふれたが、火球は流星群を見ていると、たまに遭遇する。しゅるしゅると音を立てて流れることが多い。望遠鏡でなくみられる天体ショーの代表的なものは、何と言っても流星群だ。今日は、おうし座の流星群の見られるゾーンと、しし座流星群の極大日が重なっている。昔なら、期待を込めて、それこそ軽井沢あたりまで流星群を見に行っていた。でも、今は家にいるので、あとで外に出て、観てみようと思う。活性が高くないので、流れ星がいくつ観られるかわからないが、1つも見られないということはないと思う。
流星群を軽井沢など、空気の澄んでいるところに見に行く、時間と気持ちの余裕が欲しいと思う、今日この頃である。