2014.12.10 補正予算常任委員会

 12月10日 9:30より、藤沢市議会補正予算常任委員会が開催され、委員として出席しました。内容の抜粋は次の通りです。

 

議案第64号 平成26年度藤沢市一般会計補正予算(第6号)

 この議案は、国庫補助額等に変更のあったもの、その他緊急性があり、年度内に事業の執行が必要なもの等であり、補正額は、11億1,752万5千円で、補正後総額は1,368億2,221万6千円。内容は次の通りです。

【総務費 (補正額 3,638万3千円)】

1.基幹系システム関係費 211万4千円

 社会保障・税番号制度における情報提供ネットワークシステムを利用した自治体間の情報連携を実施するため、地方公共団体情報システム機構が行う、システム整備・運用管理に伴う利用料を負担するもの。

柳沢委員

 今後の利用料の財源はどうなっていくのか?⇒利用料は、平成27年度は1,408万円で国の10/10負担、28年度からは、運用経費は415万円となり、地方財政措置となる。

 東日本センターのサーバー利用について、すべての自治体が加入するのか?⇒全国ではほぼ利用すると聞いている。

 加入しないところもあるのか?⇒中間サーバーのプラットホームは東西2カ所。法制上は市独自で設置するが、共同利用用として東西につくったもので、参加するかは自治体の判断となる。

 負担金の算出の仕方は?⇒人口規模の按分。

2.普通徴収事務費 2,854万5千円

 地方税法等の一部改正に対応し、平成27年度からの適正な課税を行うため、市県民税課税システム等の改修を行うもの。

3.防災設備等整備事業費 572万4千円

 津波浸水想定区域内に立地している下藤が谷ポンプ場について、津波避難施設の設置についての調査・検討をするもの。

 

【民生費 (補正額 8億4,544万3千円)】

4.介護保険事業費特別会計繰出金 39万5千円

5.障がい者福祉手当 256万円

 対象者の増加により、予算に不足が生じるため。

6.介護給付等事業費 3億7,315万2千円

 障がい福祉サービスの利用者の増加、就労移行支援・就労継続支援B型・放課後デイサービスの事業所が、年度内に新たに開設されることなどによるもの。

7.法人立保育所施設整備助成事業費 4億4,773万2千円

 法人立の村岡保育園の再整備に伴い、その用地として未利用国有地を取得するとともに、再整備に対する補助金を交付するもの。

柳沢委員

 この用地を取得することとなった経緯は?⇒4月に関東財務局より、情報の照会があった。村岡保育園が老朽化しており、代替え地の相談を受けていたことから、取得することとなった。

 全国的には無償で借りているところがあるが?⇒認可保育所の利用ということで、無償や減免がないか質問したところ、条件を満たせば減免があるとのことだったが、条件を満たさなかったため取得とした。

 地域住民の理解の状況は?⇒9月に周辺自治会役員へ説明したところ、反対意見はなかった。

 定員が120人となっているが、増やせなかったのか?⇒調整をしてきたが、敷地内に駐車場を設置するため、定員増はできなかった。

 園庭を2階につくることとなっているが、1階にできなかったのか?⇒駐車場の確保をしたため、2階にしたもの。

 跡地の利用は?⇒藤が岡保育園の建替え時の仮設園舎として使用する予定。

8.特別支援保育等関係費 689万円

 対象児童及び、実施園が当初見込みを上回るため。

9.放課後児童健全育成事業費 1,171万4千円

 大庭小学校の学区において、学校法人運営する放課後児童クラブの新設に伴い、隣接する広場との境界に防球フェンス及び、入口スロープを設置するもの。

10.市立保育所整備費 (債務負担行為の設定 7億4,486万6千円)

 しぶやがはら保育園の新園舎建設の実施設計が9月に完了したため、園舎の建設工事を実施するもの。スケジュールは、平成27年2月議会に契約議案上程/3月着工/平成28年2月しゅん工/3月移転準備/4月1日 新園舎にて保育開始。

11.災害見舞金関係費 300万円

 広島土砂災害に伴う死亡者が弔慰金支給対象となったため。

 

【衛生費 (補正額 171万4千円)】

12.ごみ減量推進事業費 171万4千円

 スマートフォン用、ごみ検索アプリを開発するもの。

 

【農林水産費 (補正額 1億3,209万7円)】

13.水田保全事業費 1,500万円

 環境保全型水田保全奨励金について、申請件数が当初見込みを上回るため。

市川委員

 件数が3倍近くなった理由は?⇒今年度から制度を見直し、エコファーマーの認定としたため、一定のハードルがあると考え、当初45人としたが、認定を受けた人が大幅に増加したため。

 今後、どう進めていくのか?⇒エコファーマーの増加に見られるように、環境保全を意識している農家が多く存在している。中間管理機構の活用などを進めていく。

 水路などの基盤整備の状況は?⇒水利組合の要望を聞きながら、農業用水の安定供給を図っている。

14.有機質資源再生センター運営事業費 1億1,221万円

 最後の1戸の畜産農家に対して、施設整備等に要する経費に対して助成するもの。

柳沢委員

 臭気が心配。海老名市の本郷地域との話し合いの状況は?⇒畜産業では、どうしても臭気が出る。施設の維持管理を適切に行ってもらうよう支援していく。本郷自治会との話し合いはスタートしたところ。

 市として、臭気調査をしていくのか?⇒今までは堆肥化施設があり、調査してきたが、畜産農家のみを対象に調査することは難しい。実態把握をどのようにしていくか検討していく。

15.畜産経営環境整備事業費 488万7千円

 近隣養豚農家へ待ちこみ、家畜ふんを処理していた畜産農家において、持ち込みが不可能となったため、処理施設の整備に要する経費に対して助成するもの。

 

【商工費 (補正額 1,103万1千円)】

16.商店街経営基盤支援事業費 1,103万1千円

 市内6商店街団体の、街路灯LED化、防犯カメラ設置及び、湘南台東口商店街協同組合が行う、商店街カードシステム設置に対して助成を行うもの。

 

【土木費 (補正額 7,999万2千円)】

17.道路維持管理業務費 3,130万円

 道路施設の電気代について、燃料費調整額等の上昇により、電気料金に不足が見込まれるため。

18.道路改修舗装費 4,239万2千円

 2月の大雪の影響もあり、修繕費に不足が見込まれるため。

吉田委員

 補正する理由は?⇒小規模修繕に対応するもので、現在執行率が93%であり、市民要望に対応するには、年度末までに予算の不足が見込まれるため。

19.公園管理業務費 630万円

 市内公園の電気代について、燃料費調整額等の上昇により、電気料金に不足が見込まれるため。

 

【消防費 (補正額 876万5千円)】

20.遠藤出張所新設事業費 876万5千円

 敷地状況調査により、設計及び建設工事にかかる工期を変更する必要が生じたため、基本・実施設計を前倒しするもの。

 

【教育費 (補正額 210万円)】

21.スポーツ施設整備費 210万円

 (仮称)天神スポーツ広場整備に伴う実施設計を行うもの。

22.総合市民図書館整備事業費 (債務負担行為の設定 1,722万千円)

 総合市民図書館2階視聴覚ホールの空調設備が老朽化により機能低下していることから、空調設備の改修工事を行うもの。 

 この議案は、全会一致で可決すべきものと決定しました。

 

議案第65号 平成26年度藤沢市国民健康保険事業費特別会計補正予算(第1号)

 この議案は、被保険者の健康の保持増進を図るため、国の「国民健康保険保健事業(助成事業)」を利用して、データヘルス計画を策定するもの。補正額は、648万円。

東木委員

 現在の国保の加入人数と、データヘルス計画の対象者数は?⇒平成26年3月末で、106,991人。特定健康診査の結果、平成25年度は、70,127人が対象となる。

 今までも、特定健康診査を受けて、健康指導してきたが、より質の高い内容としていくのか?⇒データヘルス計画は、健康診査データとレセプトデータを活用して、PDCAサイクルで効果的に指導するもの。 

柳沢委員

 生活習慣病はすぐには改善しない。長期にわたり事業を進めるべきだが?⇒国の補助金は、平成26年度~28年度までだが、それ以降も、手法は別として、健康事業を継続していきたい。

 特定健康診査の受診状況は?⇒平成25年度は41.9%で、県内19市中トップ。

 更なる受診率向上のため、自己負担を下げるべきだが?⇒能力に応じた負担をお願いしている。

 この議案は、柳沢委員が反対しましたが、賛成多数で、可決すべきものと決定しました。

 

議案第66号 平成26年度藤沢市介護保険事業費特別会計補正予算(第1号)

 この議案は、10月に開設した、地域支えあいセンターに「生活支援コーディネーター」を配置するもの。補正額は、200万円。

東木委員

 200万円の内訳は?⇒3か月分の人件費、賃借料、講演会など。

 人件費の詳細は?⇒常勤1人、月額20万円/非常勤3人、月額5万円の体制。

 生活支援コーディネーターの役割は?⇒利用者や地域から寄せられる相談に幅広く対応する。

 この議案は、全会一致で可決すべきものと決定しました。

 以上、報告とします。

 


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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