2011.11.18 第10回 百条委員会

 11月18日 9:30より、第10回「善行地区における地域コミュニティ活動事業用地取得に関する調査特別委員会」いわゆる百条委員会が開催されました。証人喚問の特徴点については次の通りです。

①奈良氏(当時の財政課課長補佐)

 善行市民センターの中山主幹より、電話で相談を受けてから、土地の鑑定を依頼。新井副市長から、7月の土地はどうなっているのか?と言われて、農業水産化に確認したところ、担当が市民自治部に移ったことを知るが、陳情が出されていることは認識なし。したがって、奈良氏は、陳情の存在を知らずに行動をしていたことが判明した。

 当該土地に隣接する地主には、建設総務課に異動してから5月下旬ぐらいに土木部長と計画建築部長の指示で4~5回会っている。内容は、当該土地の購入について、隣接する地主に話をしていなかったので、怒っている。市の考え方を市民自治と善行市民センターと建設総務課で説明しに行った。と隣接する地主と交渉していたことが明らかになった。

②新井副市長

 土地の購入を決めたことについて、矢島市議から話があったこと、金子の森などとの一体整備すれば将来的に有効な活用ができることから、陳情は別として購入したととれる証言がされた。

③長瀬氏(経営企画部長)

 当時の善行市民センターの中山主幹と農業水産課の板垣主査とのやりとりについて、この部分だけがつじつまが合わない。「会長は忙しくて、よく話が聞けなかった。矢島市議から名前を貸しただけというニュアンスに聞き取れた」ということにしようと長瀬証人が言ったとされているが事実か?との質問に対して、否定ではなく、記憶がまったくないとした。

④福島氏(経済部長)

 特徴的な点はありませんでした。

⑤鈴木氏(当時の善行市民センター長)

 自治連の板垣会長は、センター長に陳情の手直しをしてもらったと証言しているが?との問いに対して、会長から受け取った陳情書に手を加えていないと、全面否定した。

 12/16に舘野部長から1月に買うこととなったので、土地の活用について、自治連と話をするように指示された。翌日には、活用の仕方について板垣会長に話をした。との証言により、板垣会長が、土地の購入したことを新聞報道で知ったという証言が疑わしくなった。

 当該土地の隣接する地主の斉藤氏について、どのような対応をしたのか?に対して、斉藤氏は、隣接する土地のを購入について、何も話がなかったとひどく怒っていた。従って、通行権とかの話をしに行ったが、先に買っておいて、後から通行権はないでしょと断られた。そして、市で知恵を出さないのか?と言われたので、舘野部長から図面を渡され、提案した。その図面は、擁壁の設置と道路築造であり、概算は約3億円と聞いた。市は、水面下で、かなりのコストをかけて隣地の対策をしていたことになる。

 斉藤氏の土地との交換について知っているか?について、そういう話を聞いたことがある。ライフタウンのどこかの土地と聞いた。との証言で、当該土地の道路付の話のほかに、土地の交換の話もされていたことが判明した。

⑥舘野氏(当時の市民自治部長)

 できれば、市に買ってほしいと自治連の会長が言っていたと証言。会長は、百条委員会の証言で、買ってほしいとは言っていないと証言しており、対立している。

 9/19の土地の特定については、会長が1か所地図上で〇をしたと証言。会長は百条委員会の証言で、場所の特定はしていないと言っており、対立している。

 その他、土地の道路付についての質問については、想定していなかったとのことで、証言では、記憶にないを多く使っていた。

★次回の百条委員会は、11月28日の議会本会議終了後に開催。

 

 


おおや徹

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